「全日本まくら投げ大会」 大人が本気でまくらを投げ合う!!
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ちょっと昭和な匂いすら感じるコトバ「まくら投げ」。昭和生まれの方なら一度ぐらいは、平成生まれの方でも名前ぐらいは聞いたことありますよね!?
実は、いま、この「まくら投げ」が競技として、ジワジワきています。その名も「全日本まくら投げ大会」。関東近辺の温泉地として知られる伊東温泉が、決戦の舞台です。
そもそも「まくら投げ」が競技として成立するのか?という疑問を持つのは当然でしょう。ところが、ちょっとシュールで、でも綿密なルールがしっかりと整備されています。
ルールを知るともっと楽しめる
まず、いきなり引っかかるのがスタート位置。競技者は全員、布団に寝た状態からスタートします。もちろん、実際に寝ている人などおらず、寝たフリ。本当はいまかいまかとスタートの合図を待ちわびています。
出典:YouTube
スタートの合図と共に、一斉に飛び起き、まくらを投げ合います。ちなみに、投げたまくらが2人に当たった場合。1人目がアウトで2人目はセーフなど、細かいルールも整備済み。きっと過去の大会で、アツくなった大人たちがモメたこともあったのでしょう。
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リベロと呼ばれる守備専門の競技者が布団を広げて、味方を守る姿は頼もしいような、そうでもないような…。ただし、このリベロの働きが勝敗を分ける大切な要素になる模様。
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そして、最大の突っ込みところは、「先生がきたぞォ」コールというルール。実はこれがなかなか複雑なルールなのですが、簡単に言うと、みんな慌てて寝たフリをしなければいけません。しかし、ルール上はコールをした側の大将は10秒間の行動が許されています。
「大将も先生に見つかっちゃマズいよな」という思いは一旦、飲み込んでください。よくよく考えてみると、一発逆転を誘発する秀逸なルールだなと感心してしまいます。
担当者に話を聞いてみました
せっかくなので「全日本まくら投げ大会」を運営する伊東市観光協会の広報・河西さんにお話しをお伺いしてみました。
「そもそものスタートは高校生のアイデアでした。面白そうな企画だし、イベント化できないかと2013年2月に第一回大会を開催しました」
意外と安易な理由で始まっています。
「当初、一般の部は6チームだけの参加でしたが、2016年2月に開催した第4回大会では8倍ものチームにご参加いただきました。北は北海道から南は鹿児島まで、全国から参加者が集まったのには驚きましたね。毎年2月に開催する予定なので、腕に覚えのある方は、ぜひ参加してみてください」
気付いたら、かなり大きな大会になってしまったようですね。
ストレス発散になるのはもちろん、やってみると意外にも大人がアツくなってしまうケースも。1チーム8名で男女混合でもOKとのことなので、参加してみるのも面白いかもしれないですね。
伊東市観光課は、アツい思いが伝わってくる公式ルールの動画をアップしています。なんと15分弱の大作です!