寺の宿泊におびえる女性 1枚の紙を読むと…「目からウロコ」「膝を打った」
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- 出典
- @TA_KE_BE
知らない場所で一夜を明かすのは、誰でも少し緊張してしまうもの。それが1人であれば、なおさらです。
建物が歴史あるものであったり、自分以外に人が少なかったりすると、つい『人ならざるもの』の存在を警戒してしまいますよね。
「幽霊なんて非科学的」…そう分かっていても、ちょっとした物音にすらビクッとしてしまうのです…。
1人で寺に泊まることになり、ビビっていたら…!?
ある日、京都府を訪れた、たけべともこ(@TA_KE_BE)さん。
寺の境内に設けられた宿泊施設である、宿坊に1人で泊まることになりました。
歴史ある寺の宿坊ということもあり、施設内は落ち着きのある印象。しかし静かすぎるあまり、たけべさんは屋根がきしむ音などの、あらゆる現象に身構えてしまったといいます。
そんな状況で、たけべさんの手元には頼りになるアイテムがありました。利用者のこういった心境を想定し、寺が事前に準備をしてくれていたのですから…!
どうやら、寺の宿坊に泊まることで、たけべさんのように緊張してしまう人は少なくない模様。
寺側は、『ついビックリしてしまう音の正体一覧』を事前に用意し、部屋に設置してくれていたのです…!
人間の叫び声に聞こえる謎の声や、日常生活であまり耳にしない不可解な音などの『正体』を記載し、優しく呼びかけるかのように「怖くないよ」とつづった、同施設のリスト。
境内にある墓地についても『各々の家族にとって大切な人が眠る場所』と説明しており、あらゆる人たちへの優しさが伝わってきます。
温かさにあふれる寺の対応に、多くの人から絶賛する声が上がりました。
・目からウロコ。そうか、地方に住んでいない人には、こういう説明をするのが大事なんだなあ。
・この投稿のおかげで、自宅周辺でよく耳にする『謎の声』の正体が判明してスッキリした。ありがとう!
・「なるほど!」とヒザを打った。ちゃんと正体を理解したら、怖くないもんね。
たけべさんによると、宿泊したのは京都府与謝郡にある海蔵寺の『宿坊 櫻海』。
同施設で過ごした時間を振り返り、たけべさんは「建物は清潔感があり、ホスピタリティも素晴らしく、居心地のいい滞在時間でした!」とコメントしています。
『怖い』という感情は、理解できないからこそ生じるもの。寺の工夫は、生きている人間と動物、そして眠る先人たちの心の距離を縮めてくれました!
[文・構成/grape編集部]