重曹で洗濯をするメリットは?効果的な方法や注意点も解説
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重曹は洗濯、掃除、料理など、さまざまな場面で役立つ便利アイテムです。特に、重曹は洗濯物のニオイやシミが取れることでよく知られています。
ただ、誤った使い方をすると洗濯物を汚したり、痛めたりする可能性もあります。「洗濯で効果的に重曹を使いたい」と思って使用したのに、逆効果になったら困ってしまいますよね。
そこで、本記事では洗濯における重曹の使い方、重曹を使用するメリット、洗濯で使用する際の注意点などを解説します。重曹のメリットや使い方が分かる記事になっているため、ぜひ最後まで読んでください。
そもそも重曹とは
テレビやネットなどでよく目にする重曹ですが、そもそも重曹とは一体何なのでしょうか。
重曹とは炭酸水素ナトリウムのことで、重炭酸ソーダとも呼ばれます。身体に無害な物質で、ベーキングパウダーの原料や医薬品として使われてきました。
近年は掃除の万能アイテムとしてテレビで取り上げられることもあり、ドラッグストアやスーパーマーケットなどで手に入ります。働きは以下のようなものです。
重曹は掃除、洗濯、料理など、さまざまな用途があります。うまく活用できれば日々の暮らしが便利になるので、ぜひ重曹を取り入れてみてください。
ちなみに、洗濯に使用する重曹は一般的に工業用のものです。肌荒れが不安な人は、食品用の重曹を使用しましょう。
洗濯で重曹を使用するメリット
洗濯で重曹を使用すると、消臭効果や高い洗浄力など、さまざまな効果が期待できます。
この項では、洗濯で重曹を使用するメリットを4つ紹介しましょう。
洗濯物の消臭効果が得られる
洗濯で重曹を使用すると、消臭効果が得られます。重曹は弱アルカリ性で、酸性物質のニオイを中和して分解する働きがあるためです。
重曹は部屋干し特有の生乾き臭にも効果的。部屋干しは乾燥するまでの時間が長く、汚れから雑菌が繁殖してニオイを発する場合があります。
重曹を使用すればニオイや雑菌の繁殖を防止できるため、梅雨時や時間に余裕がない時などでも、気兼ねなく部屋干しをすることができるでしょう。
頑固な油汚れや皮脂汚れを落とせる
重曹は、頑固な油汚れや皮脂汚れにおすすめです。重曹自体は弱アルカリ性の物質ですが、熱を加えるとアルカリ性濃度が高まるという特徴があります。
ワイシャツの襟や袖口周りなど、肌に直接触れる部分は黄ばみやすく、頑固な汚れになりがちです。重曹を加熱すればアルカリ成分が強くなり、汚れを落としやすくなります。
加熱した重曹を直接触ると肌荒れの原因になるため、取り扱いには注意が必要です。衣服の黄ばみが気になり始めたら、重曹を使用してみてはいかがでしょうか。
柔軟剤の代わりになる
重曹には衣類を柔らかくする効果や静電気を抑える効果があるため、柔軟剤の代用品になります。液体洗剤に重曹を混ぜれば、衣服がふんわり仕上がるでしょう。
重曹は基本的に無臭なので、柔軟剤の強い香りや界面活性剤が苦手な人でも使用可能です。ぜひ試してみてください。
肌や環境に優しい
重曹は自然由来の成分なので、肌荒れが気になる人も安心して使用できます。特に、肌が敏感な人や赤ちゃんの衣服を洗濯する際におすすめです。
自然由来の成分で環境にも優しいため、川や海に洗剤が流れても水が汚れる心配はありません。
肌荒れが気になる人や、環境に配慮した洗剤を使用したい人は、ぜひ重曹を手に取ってみてください。
洗濯で重曹を使う方法
前の項で触れた通り、重曹には消臭効果があったり、柔軟剤の代わりを果たせたりと、さまざまなメリットがあります。
ここからは、洗濯で重曹を使う方法について見ていきましょう。洗剤と合わせたり、細かい部分を洗ったり、消臭剤や柔軟剤の代わりに使えたりと、さまざまな使い方がありますよ。
洗剤と合わせて使う
重曹だけでは取れない強い汚れが衣服に付着している場合は、液体洗剤と合わせて使うと効果抜群です。重曹には油汚れをとる効果があり、頑固な汚れに効果的です。
ポイントは、お湯に溶かした重曹を洗剤よりも先に入れること。重曹の後に洗剤を入れると水が柔らかくなり、泡立ちもよくなります。普段使用している洗剤の量のうち、半分を重曹にしてみましょう。
重曹が溶ける前に洗濯物を入れると、洗濯物に重曹が付着してダマになってしまいます。洗濯物を入れるのは、重曹がしっかり溶けたことを確認してからがベストです。
重曹を部分洗いやシミ抜きで使う
シャツの襟や食べこぼしなど、部分洗いやシミ抜きでも重曹が活躍します。特に、重曹ペーストで部分洗いするのがおすすめです。
容器に重曹を入れ、ぬるま湯を少しづつ加えながらペースト状にしたら、気になる汚れ部分に塗り込みましょう。
汚れが強い場合は、さらにその上から洗剤をたらして染み込ませ、30分以上放置してから洗濯機で洗うと汚れが落ちやすくなります。使い勝手がいいので、ぜひ覚えておきましょう。
重曹で気になるニオイを消臭する
重曹を溶かして衣類をつけ置き洗いすれば、気になる衣類のニオイを消臭できます。
容器にぬるま湯と重曹大さじ1杯を入れて混ぜたら、衣類を入れて30分程度つけ置きしましょう。その後衣類を取り出し、通常通り洗濯すれば完了です。
重曹は雑菌の繁殖を抑制する効果があるため、洗濯物が生乾きになりやすい部屋干しの際に使うと、大きな効果が見込めます。
重曹を柔軟剤として使う
重曹は柔軟剤の代わりとして活用できます。普段使用している柔軟剤と同じ量のぬるま湯に、重曹を大さじ1杯入れて混ぜるだけです。
衣類を洗う際、ぬるま湯と混ぜ合わせた重曹を柔軟剤の投入口に入れ、通常通り洗濯しましょう。すすぎの際にも重曹を3分の2カップほど入れると、さらにふわふわな仕上がりになりますよ。
重曹で洗濯する際の注意点
重曹を使って洗濯する際には、何点か注意するポイントがあります。ここからは、重曹を使用する際の注意点を紹介しましょう。
注意点を守らず使用すると、大事な衣類が色落ちしたり、洗濯機を壊したりする可能性があります。4つのポイントを参考に、重曹を洗濯に役立ててみてください。
重曹が使えない洗濯機もある
重曹は肌にやさしく、強い汚れを落としてくれる万能アイテムですが、重曹が使えない洗濯機もあります。
重曹が使えない洗濯機で使用すると、溶けきっていない重曹がホースに詰まって故障してしまうかもしれません。特に、ドラム式洗濯機は重曹を使用できない機種が多いので、必ず確認してください。
重曹を洗濯で使用する際は、洗濯機の取扱説明書を読んでから使用しましょう。
色落ちや変色に気をつける
重曹を洗濯で使用する際には、色落ちや変色に気をつけてください。色柄ものの衣類に重曹を使用すると、色落ちや色移りが生じる場合があります。
麻などの天然素材やデニム、またはシルクやウールのようなデリケートな衣類の洗濯に重曹を使うと、生地が痛む場合もあるので要注意。
重曹を洗濯で使用する前に、まずは目立たない場所で試してみてくださいね。
必ずぬるま湯で使う
重曹は、必ずぬるま湯で溶かしてから洗濯機に入れましょう。洗濯機が故障したり、汚れの原因になったりする場合があります。
重曹は水に溶けにくいため、冷たい水で洗濯するとしっかりと溶けずにダマになってしまうことがあります。その結果、ホースを詰まらせてしまうこともあるのです。
また、溶け残りが衣服に付着すると、汚れの原因になることも。重曹を洗濯で使用する際は、40℃前後のぬるま湯で溶かしましょう。
重曹を入れすぎない
「洗浄力を上げたいから」「よりニオイを取りたいから」といって、重曹を入れすぎないでください。重曹を多く入れれば効果が上がるわけではありません。
先ほども触れた通り、重曹は水に溶けにくく、入れすぎると溶け残りがダマになって、洗濯物に汚れが付着する原因になります。
重曹を洗濯に使用する際は、パッケージなどに記載されている使用量を守るようにしましょう。
重曹+αの組み合わせ
重曹を液体洗剤と組み合わせると、皮脂汚れを落としたり、消臭効果を得られたりします。実はもう1つアイテムを組み合わせると、さらなる効果が期待できるのをご存じでしたか。
この項では、重曹と洗剤にもう1つ組み合わせるためのアイテムを3つ紹介します。
重曹+クエン酸
重曹とクエン酸を組み合わせると化学反応が起き、二酸化炭素の泡が発生します。この泡が衣服の繊維の奥まで浸透することで、頑固な汚れを取り除いてくれます。
液体洗剤と重曹の組み合わせでは取れなかった汚れには、クエン酸も合わせて使用してみましょう。
重曹+酸素系漂白剤
重曹にはもともと皮脂汚れや色素を分解する効果があり、漂白にも有効です。
しかし、重曹単体ではアルカリ性が低いため、強い汚れを完璧に漂白するには酸素系漂白剤のパワーを借りましょう。
注意点として、塩素系漂白剤は絶対に使用しないでください。有害ガスが発生する可能性があるためです。
重曹と一緒に漂白剤を使用する際は必ずパッケージの注意表記を見て、念のため換気をしなから使用しましょう。
重曹+酢
料理に使う酢と重曹を組み合わせると、クエン酸と同様に中和反応により泡が発生し、油汚れを浮かせて分解できます。酢には生地をふっくら仕上げる効果があり、タオルのゴワゴワを軽減する効果があります。
全自動洗濯機の場合、水45ℓに対して酢50ccが使用量の目安です。ドラム式の洗濯機の場合、酢の量は、水45ℓに対して小さじ1程度に控えましょう。
注意点として、洗濯で使用する酢は、酸素無添加の穀物酢を使用してください。砂糖が添加されている場合、洗浄力や殺菌力が弱まるためです。
酢のニオイが気になるという人もいるかもしれませんが、重曹と化学反応を起こすと特有のニオイは軽減されるので安心してください。
まとめ
重曹は洗濯において、シミ抜きやニオイ取りなどさまざまな場面で役立ちます。
ただし、正しい方法で使用しないと効果が発揮できません。それだけではなく、逆に衣服を汚したり洗濯機を壊したりする可能性もあります。
使い方や注意点を理解し、正しく重曹を活用して、快適な洗濯ライフを送りましょう。
[文・構成/grape編集部]