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思いもよらない『コバエの侵入経路』 アース製薬が教える対策に「そうだったのか」

By - デジタル・コンテンツ・パブリッシング  公開:  更新:

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ゴミの写真

※写真はイメージ

暖かくなると動きが活発になる虫。特に気になるのは、コバエではないでしょうか。

いつの間にか部屋に入ってきては増えてしまい、さらに小さくて素早いので駆除するのもひと苦労ですよね。

そこで、うっとおしいコバエの侵入経路や対処法を、虫ケア用品などを取り扱うアース製薬株式会社(以下、アース製薬)に聞きました。

さまざまな種類があるコバエ

そもそもコバエとはどんな虫なのかを聞いたところ、このような回答がありました。

コバエはハエ類の中でも体長が1~5mmの小さなハエの総称です。コバエが成長して大きなハエになるものではありません。

一般家庭に発生するコバエはすべて同じ種類ではなく、ショウジョウバエ類やチョウバエ類、ノミバエ類、キノコバエ類などに分かれています。種類によって生態も発生場所も異なります。

以下に、アース製薬に聞いた各種類の特徴をまとめました。

ショウジョウバエ類

・体長:2~4mm

・色:黄赤色、黒色

・発生場所:キッチン回り、生ごみ

ショウジョウバエ類は気温25℃の環境であれば、卵から約10日で成虫になり、翌日には産卵します。

1匹のメスが一生で約500個以上の卵を産むため、あっという間に増殖。

キッチン回りに多く発生し、果物を好むため英名では「fruit fly(フルーツフライ)」と呼ばれています。

ほかにも、痛んだ野菜や飲み残しのアルコールなども発生源になるそうです。

ノミバエ類

・体長:1~5mm

・色:黒色

・発生場所:洗面所、バスルーム、トイレ

ノミバエ類も腐った食物やゴミを好み、キッチン回りやゴミ箱付近でよく見かけます。

足が発達し、飛ぶというよりは俊敏に動き回るのが特徴です。

チョウバエ類

・体長:1~5mm

・色:黒褐色、黒色

・発生場所:キッチン回り、生ごみ

バスルームや洗面所など、主に水回りで見かけるのがチョウバエ類です。

夜行性で日中はあまり活動せず、家の中のジメジメした薄暗い場所にいます。

クロバネキノコバエ類

・体長:2~4mm

・色:灰黒色

・発生場所:観賞植物、植木鉢

観葉植物の植木鉢近くで発生しやすいのが、クロバネキノコバエ類です。

腐った植物や植木鉢に生えるキノコ類などを食べて育ちます。

コバエの侵入経路と対策

いつの間にか部屋にいることが多いコバエですが、どこから入ってくるのでしょうか。

アース製薬によると、「コバエはサイズが小さいため、網戸をすり抜けたり、わずかな隙間から入ってきたりします」とのこと。

なんとかして侵入を防ぎたいものですが、残念なことに「コバエはとても小さいため、屋外からの侵入を完全に防ぐことはできない」のだそうです。

アース製薬では、コバエ対策としてコバエの好む環境を作らないことを挙げています。

例えば、キッチンのゴミ箱はふた付きのものを使用し、三角コーナーやシンクの生ごみはすぐに始末し、リビングも観葉植物の周囲はこまめに掃除することが大切です。

バスルームや洗面所、トイレなどの水回りは、こまめな掃除と換気を心掛けましょう。特に排水溝は、ヌメリやヘドロが残さないことで発生予防につながります。

虫ケア用品も効果的

ほかには、虫ケア用品の使用がおすすめとのこと。

見掛けたコバエを素早く駆除したいなら、1プッシュするだけで部屋中のコバエを駆除できる『ワンプッシュ式スプレー剤』がいいそうです。

キッチンで使用する際は、薬剤が食品などにかかる心配がない『誘因捕獲タイプの駆除剤』がおすすめとのことでした。

殺虫スプレーの写真

※写真はイメージ

気温が上がるこれからの季節は、ちょっとした油断がコバエの増殖につながります。

外からの侵入は完全に防げないため、ゴミ箱や水回りを清潔にするなどして、部屋に入ってきても数が増えない工夫をしましょう。


[文/デジタル・コンテンツ・パブリッシング・構成/grape編集部]

取材協力
アース製薬株式会社

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