蚊の対策間違えてない? 網戸の使い方で家の中にも… 庭や屋外でも役立つ方法
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夏になると出てくる不快な虫の代表格といえば、蚊。
刺されるとかゆくなるだけでなく、デング熱などの病気を媒介することもあるため注意が必要です。
そんな蚊に、屋外や部屋で刺されないようにするための対策や、庭や玄関など外の環境に有効な対策をご紹介します。
蚊の対策どうしてる? 虫よけスプレー以外にも気を付けたい屋外対策
知らない間に忍び寄ってきては、足や腕を刺していく蚊。外出時には虫よけスプレーで対策をしている人も多いでしょう。
しかし、虫よけスプレーの成分によっては小さな子供に使いにくいものもあります。
※写真はイメージ
どのような対策をしたら蚊に刺されるリスクを下げることができるのでしょうか。
まずは、刺されやすい人の条件を見ていきましょう。
蚊に刺されやすい人の条件
虫ケア商品を販売している『アース製薬』によると、以下のような人が蚊に刺されやすいそうです。
こういった条件から、体温の高い赤ちゃんや子供、妊娠中の女性、運動をして汗をたくさんかいている人、飲酒して二酸化炭素を多く吐き出す人などが蚊に刺されやすいことが分かります。
また、黒など暗い色の服を着ていると蚊が寄ってきやすくなるそうです。
そういったことを踏まえた蚊の対策方法がこちら!
蚊の対策・屋外①:長袖長ズボンを着る
まず、蚊に刺されやすい肌をできる限り出さないようにすることが大切です。
特に蚊は足元を狙ってくるので、サンダルや短いズボンをはいていると格好の的に…靴やズボン選びはしっかりとしましょう。
ただ、身体にピッタリとくっついている服や薄手の服だと、そのまま刺されてしまうこともあるので注意が必要です。
蚊の対策・屋外②:白など明るい服を着る
蚊は黒や紺など、暗い色を好みます。
※写真はイメージ
虫ケア商品を販売する『フマキラー』によると、白い服と黒い服では蚊の寄りかたが10倍も違うという報告があるそうです。
できる限り白っぽい明るい服を選ぶようにしましょう。
蚊の対策・屋外③:汗をこまめに拭く
蚊は、体臭などの成分が汗と一緒に蒸発することで引き寄せられます。
汗をかいたらすぐに拭きとるなどの対策を取ると、刺されにくくすることができるようです。
※写真はイメージ
また、体温を下げる冷却スプレーや制汗スプレーも有効だと『フマキラー』は紹介しています。
蚊の対策・屋外④:赤ちゃんには『イカリジン』配合のスプレーを使う
多くの虫よけスプレーには『ディート』という成分が入っています。
この『ディート』は日本でも50年以上使われており、多くの害虫に効果があるそうです。
一方で6か月未満の赤ちゃんには使えなかったり、2歳未満には1日1回しか使えなかったりなど、使用回数が決まっていて不便な一面も…。
そんな使用制限を気にせずに使える成分が『イカリジン』です。
日本では2015年に承認された成分で、蚊、ブユ、アブ、マダニにのみ有効。『ディート』と比べると、対応する害虫は減ってしまうようです。
金鳥でおなじみの『大日本除虫菊』は、『イカリジン』の使用制限について、このように記載しています。
ただ、子供に使う場合は、直接スプレーをかけると目に入ってしまったり、吸い込んだりしてしまうため、大人が手に取ってから塗り込んであげた方がいいでしょう。
蚊の対策が間違っているかも 家の中で網戸をしていても入ってくるのは…
蚊の脅威は家の中にいても消えません。
さらに昆虫や熱帯魚などを飼っていると薬剤を使えない場合もあるでしょう。
そんな時に気を付けるといい対策方法を紹介します。
蚊の対策・部屋①:網戸の使い方に気を付ける
網戸を閉めて窓を開けているのに、なぜか蚊が部屋に入ってきていることがあります。
もしかしたら、網戸の使い方に問題があるのかもしれません。
一般的な窓の場合、網戸を閉めて窓を全開にすると以下のようになります。
これなら蚊も部屋に入ってこれませんが…網戸と接する側の窓を中途半端に開けてしまうと隙間ができてしまい、そこから蚊が侵入!
せっかくの網戸がまったく意味をなしていません。
網戸と窓との間に隙間ができないように気を付けましょう。
蚊の対策・部屋②:靴下を履き替える
足はとても汗をかきやすい部分です。特に夏場は、靴の中で蒸れてしまうことも多いでしょう。
蚊は汗の成分に引き寄せられるため、汗を吸い込んだ靴下を家の中でもそのまま履いていると寄ってきてしまいます。
帰宅したら靴下を替えたり、足を洗ったりすると刺されにくくなるようです。
『フマキラー』では、こまめに靴下を履き替えることを推奨しています。
蚊の対策は日ごろから 庭や玄関など外の環境に気を付けて
蚊に刺されないようにするには、家の周りで発生させないことが大切です。蚊の産卵場所となる水たまりに気を付けましょう。
特に水たまりができやすいのが、庭などに放置されたバケツや子供のおもちゃ、玄関先に置かれた植木鉢の皿などです。
※写真はイメージ
やぶ蚊と呼ばれる『ヒトスジシマカ』は、空き缶などに溜まる少量の水でも発生。見かけたらすぐに捨てておきましょう。
厚生労働省は、蚊の発生を減らすために、定期的な水たまりの除去や清掃を呼び掛けています。
また、庭に生えている雑草などは、蚊が身を潜める場所にうってつけです。伸びた芝生や雑草などは定期的に刈るようにしましょう。
※写真はイメージ
日本脳炎やデング熱などの感染症を媒介することもある蚊。
刺されないように、さまざまな対策を心掛けたいものですね。
[文・構成/grape編集部]