キュウリに強い苦みを感じたら食べないで 各自治体が注意呼びかけ
公開: 更新:

※写真はイメージ

スーパーの客「これって汚れ?」 サツマイモについた黒いベタベタの正体を青果部に聞いてみた【買うならここを見て】スーパー『サミット』の青果部が教える、美味しいサツマイモの見分け方!ひげ根が太いのはNG?『黒いベタベタ』の正体や、保存の裏ワザを聞いてみました。

スーパーの焼き芋、そのまま食べずに…? 青果部が教える食べ方に「その発想はなかった!」サミットストアの青果部・バイヤーが、焼き芋を料理に使うべき理由を解説!甘みと塩味が引き立つ『味噌汁』や、超時短の『天ぷら』など、目からウロコのアレンジ術。
- 出典
 - 和歌山県
 






キュウリやカボチャ、ズッキーニ、メロンといった、身近なウリ科の野菜や果物。
スーパーマーケットなどで気軽に購入できるため、よく食べる人は多いでしょう。
そんなウリ科の野菜に、ある危険が潜んでいることをご存知でしょうか。
キュウリやカボチャ、強い苦味があったら食べないで
ウリ科の植物…特に『観賞用』として出回っているものには、苦味成分の『ククルビタシン類』が含まれています。
これを多量に摂取すると、腹痛や下痢などの症状が出る、食中毒を起こす可能性があるそうです。
食用のウリ科野菜や果物などについては、品種改良によって苦味成分はほとんど含まれなくなっているとのこと。
しかし、ごくまれにククルビタシン類を含む株が発生することがあるため、各自治体が注意喚起をしています。
和歌山県のウェブサイトでは、ウリ科の植物を食べる際、以下のポイントに注意するよう呼びかけていました。
ウリ科の野菜や果物を食べる時には、調理前に必ず味見をし、強すぎるほどの苦みを感じたら、食べないようにしましょう。
ちなみに、ウリ科であるゴーヤの苦味成分は、ククルビタシン類ではなくモモルジシン(モモルデシン)であるため、食中毒を起こす力はないとのことです。
もしキュウリなどを食べて強い苦みを感じても、身近な野菜だからこそ「大丈夫だろう」と食べてしまうことがあるかもしれません。
出会う機会はあまりないかもしれませんが「苦みの強いウリ科の植物には注意が必要」と、頭の片隅に置いておきましょう。
[文・構成/grape編集部]