切るなら『換気扇』を回して! 専門団体の助言に「知らなかった」
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- 出典
- 野菜科学研究会
サラダやスープ、カレー、煮物など、幅広い料理に活躍する『タマネギ』。
シャキシャキとした食感や優しい甘みなど魅力がある一方で、調理中に涙や鼻水が出ることに悩まされる人も多いでしょう。
そこでタマネギを切る時に涙や鼻水が出る原因や効果的な対処法を、『野菜科学研究会』の担当者に聞きました。
タマネギを切ると涙や鼻水が出るメカニズムとは
※写真はイメージ
タマネギを切ると酵素反応によって、もともと含まれている硫黄化合物から硫化アリル、正確にはプロパンチオールS-オキシドが生成されます。この物質には催涙作用があり、揮発して目や鼻の粘膜を刺激するため、粘膜を守ろうと涙や鼻水が出るのだそうです。
「最近では品種改良により、催涙成分の少ないタマネギも開発されて市場に回っています」
もしかすると、涙や鼻水に悩まされなくなる日も近いかもしれません。野菜売り場で見かけた時には、ぜひ手に取ってみたいものです。
なお「刺激に慣れた人や疾病によって涙が出にくい人は、催涙作用による症状があまり出ない場合がある」とのことでした。
涙や鼻水を防ぐ方法
タマネギを快適に調理する方法はないのでしょうか。
「タマネギの催涙作用は避けられません。しかし完全に防げなくとも対策方法がいくつかあります」
タマネギを調理する際は、以下の方法を試してみてください。
1.冷やしてから切る
※低温だと催涙成分が揮発しにくいため
2.水に漬けながら切る
※催涙成分が水に溶けて揮発しにくくなるため
3.切れ味のいい包丁を使用する
4.タマネギの繊維に沿って切る
※3・4は、細胞の破壊を抑えて催涙成分を出しにくくするため
5.換気扇を回しながら切る
※催涙成分の滞留を防ぐため
6.ゴーグルをつける
ひと工夫した上でタマネギを調理すれば、涙や鼻水が出るストレスが軽減されるかもしれません。料理の際に試してみてください。
[文・構成/grape編集部]