歯の磨き方やタイミングなど、今更人に聞けない歯磨き基礎知識を見直し!
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自分の歯の磨き方について、正しく行えているか考えたことはありますか。大人になると流れ作業になり、つい正しく磨けているか確認を忘れてしまうもの。今回は歯の正しい磨き方やデンタルケアなどについてご紹介します。
歯ブラシの選び方
※写真はイメージ
ドラッグストアに行くと、さまざまな歯ブラシが並んでいるので、どの歯ブラシにしたらいいのか、とても悩みますよね。どの歯ブラシも磨きやすいつくりになっていますが、自分の口元や悩みにあったものを選ぶようにしましょう。
ブラシの硬さ
ブラシが硬いものは歯垢などの汚れを落としやすく、やわらかいものは歯を傷つけずにブラッシングすることができます。
ブラッシング圧も含めて選ぶ必要があるので、普段使用している歯ブラシが1か月も経たずにすぐに広がってしまう場合は、ブラシの硬さを一段階下げてやわらかいものにしてみましょう。
ヘッドの大きさ
ヘッドの大きさは口元にあったサイズを選びましょう。目安としては上の前歯2本くらいの大きさですが、奥の歯を磨きやすそうか、ブラシを斜めにして磨いても苦しくなさそうかを基準に選ぶのがお勧めです。
歯ブラシの交換時期
歯ブラシの交換時期は1か月に1回がよいといわれています。新しい歯ブラシのほうが歯垢を落としやすいためです。交換時期を守るとブラッシング効率も上がるので、試してみてくださいね。
歯を磨くタイミングと磨き方
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歯を磨くタイミングは、これまでの習慣でなんとなく決めてしまうもの。実は推奨されているタイミングがあるのです。
歯を磨くタイミングは毎食後、最低でも1日2回
起床時や、食後の口内には細菌や細菌の餌になるものがたくさんあるため、毎食後の歯磨きをお勧めします。歯を磨く時間がない人でも、起床時と就寝前で最低2回は歯を磨くようにしましょう。
ブラッシング方法
歯ブラシを歯に直角にあてて、歯ブラシの毛先が広がらない程度に細かく動かしましょう。歯茎は歯ブラシを歯茎に向かって斜めにあてて細かく動かします。1~2本ずつ細かく動かしていくのがポイントです。ブラッシングは、最低でも3分間かけて行いましょう。
「自分でやってみたけど分からない」という場合は歯科医院に行き、歯科衛生士に直接レクチャーをしてもらいましょう。
歯ブラシ以外のツールも使いこなそう
デンタルフロスと歯間ブラシは、歯磨きの前に使用することで歯垢除去率が上がるので、積極的に使いましょう。
歯間ブラシ
歯間ブラシは歯と歯の間に入れて、ブラシを前後に動かして汚れを掻き出します。歯間ブラシには2つの形がありますが、自分の使いやすい形を選んで使用しましょう。
奥歯の歯垢除去に適した形です。
前歯の歯垢除去に適した形です。
デンタルフロス
デンタルフロスは歯と歯の間、歯肉の少し中まで入れます。2~3回上下にこすって歯垢を絡めとりましょう。デンタルフロスにも種類があるため、使用しやすいもの、または用途ごとに分けてデンタルフロスを数本使用します。
F字型やY字形の柄にフロスがついているものです。ホルダー部分を持ち、歯間に挿入して使用します。F字型、Y字型があり、F字型は前歯の歯垢除去に、Y字型は奥歯の歯垢除去に適しています。初心者向けのフロスです。
必要な長さを自分の人差し指に巻きつけて使用します。両手の人差し指に巻きつけて糸を真っ直ぐ伸ばした状態で歯間に挿入するため、上級者向けのフロスです。
そのあとは通常通り歯磨きを行います。歯間の歯垢を取り除くことで、口臭の予防にもなるでしょう。
ゆすぎ方
歯磨き後、少量の水で1~2回程度で口をゆすぎます。特にフッ素が入った歯磨き粉を使用している場合は口内にフッ素が残るように、口をゆすぎ過ぎないようにするのがポイントです。
歯磨き以外の歯のケア
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マウスウォッシュ(洗口液)を使おう
マウスウォッシュは口腔内を浄化する効果が期待できます。そのため、歯磨きで口腔内の細菌を除去した後に使用するのがおすすめです。
水分を摂ろう
水分を摂ることは関係がないように思えますが、水分をこまめに摂ることで唾液の生成をうながし、細菌の増殖を防ぐことにつながります。口腔内が乾燥しないよう、こまめに水分を摂取しましょう。
100%キシリトールを摂ろう
キシリトールは虫歯の要因となるミュータンス菌の働きを抑えるといわれています。特に甘味料にキシリトールのみを使用しているものを選び、食後などに食べるとよいそうです。
保湿剤を活用しよう
口腔内の乾燥は細菌が増殖する要因になりますが、唾液の分泌量が少ないと感じている人は、保湿剤を利用するのもいいでしょう。保湿剤はスプレータイプとジェルタイプがあります。
手軽に口腔内を潤したい場合はスプレータイプが、乾燥が要因で口腔内がしみるようであればジェルタイプがお勧めです。
歯に負荷のかかる食べ物
歯のケアの一環として、食べ物にも気を付けるといいでしょう。糖分が多い食事が虫歯の要因になることは明らかですが、そのほかにも歯に負担をかける食べ物があります。
酸性の飲み物や食べ物
ソーダやジュース、柑橘類は歯のエナメル質を溶かす要因となる酸が多く含まれています。
硬い食べ物
硬い食べ物は顎の筋肉を強くする効果もありますが、まれに歯が欠ける、ひびが入るなどの要因になります。歯への負荷をなくすために頻繁に食べるのは控えましょう。
お酒
一部のお酒に含まれる糖分が虫歯の要因になることがあります。また、口腔内が乾燥しやすくなるので、細菌が増えやすいといった観点でも歯にとっては負荷になるでしょう。
自分の歯となるべく長く付き合えるようにしよう
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最新医学によってさまざまな歯の治療法も出てきていますが、なるべく自分の歯で一生を過ごしたいもの。今ある歯を大切にし、1本でも多く未来に残せるようにしましょう。
また、また、口腔内の細菌が体に運ばれ、体にも悪い影響を及ぼします。歯を磨くことはエチケットの観点だけではなく、健康法の1つともいえるのです。今からできることを始めましょう。
[文・構成/grape編集部]