【奇跡】日本代表の岡崎が偉業! 地方クラブのレスターを創設132年初のプレミア制覇に導く By - grape編集部 公開:2016-05-03 更新:2018-05-12 サッカー Share Post LINE はてな コメント 日本時間の2016年5月3日早朝、サッカー日本代表の岡崎慎司選手が所属するレスターFCが、プレミアリーグを初制覇しました。 岡崎選手は自身のTwitterを通じて、その喜びを表現しています。 久しぶりに我を失うくらい嬉しくて信じられない気持ちです。 https://t.co/PXjmb8mRlf— Shinji Okazaki (@okazakiofficial) 2016年5月2日 歓喜の瞬間、岡崎選手は同じくレスターFCに所属するヴァーディー選手の自宅で、チームメイトたちと共にトッテナムvsチェルシーの試合を観戦していました。既に前日、試合を終えていたレスターFCは現在2位のトッテナムが負け、もしくは引き分けで優勝が決まるというシチュエーション。 試合はトッテナムが先制するも、チェルシーが意地を見せて追いつき、2-2のドロー。この瞬間、2015-2016シーズンのプレミアリーグ優勝はレスターFCに決定しました。 CHAMPIONS!!!! pic.twitter.com/pFtvo5XUNx— Christian Fuchs (@FuchsOfficial) 2016年5月2日 優勝が決まった瞬間の選手たちは、この興奮。まさに「我を忘れる程の歓喜」です。 なぜこれほどまでに注目されるのか? もちろん、所属チームが優勝すれば、選手は喜びます。しかし、今回、レスターの選手たちが見せた歓喜はちょっと異常な程でした。 CHAMPIONS: Jamie Vardy had a party and here's all the images… http://leic.it/1NiHjDV #havingapartyPosted by Leicester City Football Club on Monday, May 2, 2016 その理由を知るにはプレミアリーグについて、少し知っておく必要があります。そもそも、プレミアリーグとはイングランド国内のサッカーリーグのことで、世界一裕福なリーグとも呼ばれています。 巨額の放映権料による収入はもちろん、中東やロシアからオイルマネーが流入し、Jリーグなどとは比べものにならない予算規模でチーム、そしてリーグが運営されています。 そんなリーグの中で、レスターFCが選手年棒や選手獲得のために費やした金額は、同じプレミアリーグに所属するビッグクラブの1/3以下に過ぎません。 昨季はリーグ戦終盤になっても最下位付近をうろうろしており、かろうじて残留を果たした弱小クラブでした。当然、今シーズンの目標もまずは残留すること。 そんなレスターFCがプレミアリーグで優勝したということは、文字通り奇跡とも言うべき偉業なのです。どれほどかと言うと… これ見ればレスターが優勝するのがどんだけ凄いか分かる笑やばいよ、どれくらいやばいかっていうとマジやばい 笑 pic.twitter.com/ZpT0KbrEHE— 緑川拓志 (@Takushi_0614) 2016年5月1日 #レスター優勝の凄さを例えるならヤムチャが「ここは俺が食い止めておく。いいから先に行け!!」と言って本当に食い止める。— リベロの河童 (@55ft) 2016年5月3日 レスターのプレミア制覇がどれほど奇跡的かを例えるツイートが次々に投稿されています。 ついには、こんな人からのツイートも。 Many congratulations to Leicester. An extraordinary, thoroughly deserved, Premier League title.— David Cameron (@David_Cameron) 2016年5月2日 そうイギリスのキャメロン首相です。 「プレミアリーグ優勝に値する素晴らしいチーム、レスターFCにおめでとうと伝えたい」 もちろん、同じプレミアリーグで戦う日本代表のDF吉田選手も最大級の賛辞を送ります。 Congrats @okazakiofficial and Leicester FC! 岡ちゃんおめでとう! pic.twitter.com/TXGhRDE5Fu— MAYA YOSHIDA (@MayaYoshida3) 2016年5月2日 自分も同じリーグに所属するからこそ、どれほどの偉業なのかを理解しているのかもしれませんね。 レスター躍進の立役者 今シーズンのレスターFCが躍進した理由は、さまざまあるとは思いますが、最も大きな要因は選手の活躍にあります。 昨シーズンまでは「良い選手」だったプレイヤーたちが勝利を重ね、自信を付けていくことで「素晴らしい選手」へと成長し、チームを勝利に導きました。 イングランド代表のFWヴァーディー選手、アルジェリア代表のFWマフレズ選手、フランス代表のDFカンテ選手らには、予算規模の大きいビッグクラブが興味を示しており、来シーズンはレスターFCにいない可能性が高いとすら言われています。 そんなチームの中で、岡崎選手はプレミアリーグ36試合中34試合に出場。印象的なオーバーヘッドキックでのゴールもありました。 とは言え、総ゴール数が5というのはFWとして少し物足りない印象を受けます。しかし、チームを率いるイタリアの名将ラニエリ監督は別の見方をしていました。岡崎を称して「替えの利かない選手」と語ったのです。 特にFWとしてコンビを組むヴァーディー選手のために相手DFを引き付け、スペースを作り、時にはパスを送り、エースを、そしてチームを支え続けました。 岡崎にとっての途中交代は勲章? また、今シーズンの岡崎はプレミアリーグで最も途中交代が多い選手ということでも話題になりました。 一般的にサッカーでは「途中交代が多い=良いプレーができなかった」と判断されてしまうことも多いのですが、岡崎の途中交代には別の意味があるようです。 同じプレミアリーグ、ワトフォードに所属するFWトロイ・ディーニーはイギリスBBCの取材に対して次のように語ったと言われます。 「(前略)岡崎がこのリーグで最も多く途中交代しているというデータも僕にはなんの驚きでもないよ。だって彼はずっとピッチ上を走り回っているからね」 つまり、あまりにも全力で走り過ぎている岡崎の体力が試合終了まで持つはずがないと言うのです。 別のチームに所属する選手も認めるほど献身的に働く岡崎を、監督やチームメイトが認めないワケがありません。レスターFCに所属する選手のTwitterからもチームメイトと良い関係を築けていることが垣間見えます。 Cool down yesterday after a hard game… ⚽️&🚲 #NoFuchsGiven pic.twitter.com/um8hhC9Nkc— Christian Fuchs (@FuchsOfficial) 2016年3月16日 だからこそ、奇跡とも呼ばれる偉業を成し遂げたチームの主力選手として活躍することができたのでしょう。 レスターFCの優勝は決定しましたが、今シーズンのプレミアリーグはあと2試合残っています。岡崎選手にはいつもと変わらぬ献身的なプレーと、チームを勝利に導く素晴らしいゴールを期待したいですね。 出典 YouTube/@okazakiofficial/@FuchsOfficial/Leicester City Football Club/@55ft/@Takushi_0614/@David_Cameron/@MayaYoshida3/YouTube Share Post LINE はてな コメント
日本時間の2016年5月3日早朝、サッカー日本代表の岡崎慎司選手が所属するレスターFCが、プレミアリーグを初制覇しました。
岡崎選手は自身のTwitterを通じて、その喜びを表現しています。
歓喜の瞬間、岡崎選手は同じくレスターFCに所属するヴァーディー選手の自宅で、チームメイトたちと共にトッテナムvsチェルシーの試合を観戦していました。既に前日、試合を終えていたレスターFCは現在2位のトッテナムが負け、もしくは引き分けで優勝が決まるというシチュエーション。
試合はトッテナムが先制するも、チェルシーが意地を見せて追いつき、2-2のドロー。この瞬間、2015-2016シーズンのプレミアリーグ優勝はレスターFCに決定しました。
優勝が決まった瞬間の選手たちは、この興奮。まさに「我を忘れる程の歓喜」です。
なぜこれほどまでに注目されるのか?
もちろん、所属チームが優勝すれば、選手は喜びます。しかし、今回、レスターの選手たちが見せた歓喜はちょっと異常な程でした。
その理由を知るにはプレミアリーグについて、少し知っておく必要があります。そもそも、プレミアリーグとはイングランド国内のサッカーリーグのことで、世界一裕福なリーグとも呼ばれています。
巨額の放映権料による収入はもちろん、中東やロシアからオイルマネーが流入し、Jリーグなどとは比べものにならない予算規模でチーム、そしてリーグが運営されています。
そんなリーグの中で、レスターFCが選手年棒や選手獲得のために費やした金額は、同じプレミアリーグに所属するビッグクラブの1/3以下に過ぎません。
昨季はリーグ戦終盤になっても最下位付近をうろうろしており、かろうじて残留を果たした弱小クラブでした。当然、今シーズンの目標もまずは残留すること。
そんなレスターFCがプレミアリーグで優勝したということは、文字通り奇跡とも言うべき偉業なのです。どれほどかと言うと…
レスターのプレミア制覇がどれほど奇跡的かを例えるツイートが次々に投稿されています。
ついには、こんな人からのツイートも。
そうイギリスのキャメロン首相です。
「プレミアリーグ優勝に値する素晴らしいチーム、レスターFCにおめでとうと伝えたい」
もちろん、同じプレミアリーグで戦う日本代表のDF吉田選手も最大級の賛辞を送ります。
自分も同じリーグに所属するからこそ、どれほどの偉業なのかを理解しているのかもしれませんね。
レスター躍進の立役者
今シーズンのレスターFCが躍進した理由は、さまざまあるとは思いますが、最も大きな要因は選手の活躍にあります。
昨シーズンまでは「良い選手」だったプレイヤーたちが勝利を重ね、自信を付けていくことで「素晴らしい選手」へと成長し、チームを勝利に導きました。
イングランド代表のFWヴァーディー選手、アルジェリア代表のFWマフレズ選手、フランス代表のDFカンテ選手らには、予算規模の大きいビッグクラブが興味を示しており、来シーズンはレスターFCにいない可能性が高いとすら言われています。
そんなチームの中で、岡崎選手はプレミアリーグ36試合中34試合に出場。印象的なオーバーヘッドキックでのゴールもありました。
とは言え、総ゴール数が5というのはFWとして少し物足りない印象を受けます。しかし、チームを率いるイタリアの名将ラニエリ監督は別の見方をしていました。岡崎を称して「替えの利かない選手」と語ったのです。
特にFWとしてコンビを組むヴァーディー選手のために相手DFを引き付け、スペースを作り、時にはパスを送り、エースを、そしてチームを支え続けました。
岡崎にとっての途中交代は勲章?
また、今シーズンの岡崎はプレミアリーグで最も途中交代が多い選手ということでも話題になりました。
一般的にサッカーでは「途中交代が多い=良いプレーができなかった」と判断されてしまうことも多いのですが、岡崎の途中交代には別の意味があるようです。
同じプレミアリーグ、ワトフォードに所属するFWトロイ・ディーニーはイギリスBBCの取材に対して次のように語ったと言われます。
「(前略)岡崎がこのリーグで最も多く途中交代しているというデータも僕にはなんの驚きでもないよ。だって彼はずっとピッチ上を走り回っているからね」
つまり、あまりにも全力で走り過ぎている岡崎の体力が試合終了まで持つはずがないと言うのです。
別のチームに所属する選手も認めるほど献身的に働く岡崎を、監督やチームメイトが認めないワケがありません。レスターFCに所属する選手のTwitterからもチームメイトと良い関係を築けていることが垣間見えます。
だからこそ、奇跡とも呼ばれる偉業を成し遂げたチームの主力選手として活躍することができたのでしょう。
レスターFCの優勝は決定しましたが、今シーズンのプレミアリーグはあと2試合残っています。岡崎選手にはいつもと変わらぬ献身的なプレーと、チームを勝利に導く素晴らしいゴールを期待したいですね。