浴室換気扇の24時間点けっぱなし 電気代は? 企業の解説によると…
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- 出典
- サンフィールド
住宅に設置された換気扇は、室内の空気を効率よく入れ替えてくれる重要な設備です。特に浴室の換気扇は、湿気を逃がしカラリと乾かすために重要な役割を果たしています。
「カビ予防のためには、24時間点けっぱなしにしたほうがいい」という話を耳にした人も多いのではないでしょうか。
とはいえ、実際に点けっぱなしにしようと思うと、あれこれと気になる点があるのも事実です。
再生可能エネルギー関連事業や住宅リフォーム事業を営む株式会社サンフィールド(以下、サンフィールド)の公式サイトをもとに、不安を解消していきましょう。
お風呂の換気扇による電気代負担は意外と少ない
換気扇は、立派な家電製品の1つ。24時間点けっぱなしにする場合、やはり気になるのが電気代の負担についてです。
サンフィールドの公式サイトによると、お風呂の換気扇の消費電力は15w程度が一般的で、24時間点けっぱなしにしたとしても、1日の電気代は10円程度。1か月間点けっぱなしにした場合でも、電気代の負担は300円程度です。
換気扇を点けずにカビが生えてしまうと、カビ取りスプレーの購入代金や、除去作業を行う手間がかかります。それと比較すると、点けっぱなしによる電気代の負担は極めて少ないといえるでしょう。
ただし、浴室換気乾燥機の乾燥機能を使うと、電気代は跳ね上がってしまいます。1回当たり約100円の電気代がかかるといわれているので、節電を意識するなら、使用は限られた場面のみにとどめたほうがよいでしょう。
点けっぱなしで劣化は進むのか?
※写真はイメージ
換気扇を24時間点けっぱなしにする場合、もう1点気になるのが劣化具合についてです。長時間使用により、なんらかの不具合が生じることはあるのか、不安を感じている人もいるでしょう。
換気扇はもともと、長時間使用を前提に作られている家電製品です。清掃や点検など、定期的なメンテナンスさえ行われていれば、長時間使用が原因で不具合が生じる可能性は低いでしょう。
一方で、家電製品である以上、換気扇にも寿命はあります。長時間使用していれば、そのぶん部品が摩耗し、劣化する恐れもあるでしょう。通常よりも短く、8年~13年程度で寿命を迎えてしまうケースもあるようです。
それでも、換気扇を点けっぱなしにすることで得られるメリットは決して少なくありません。
室内にこもる臭いやウイルスを外へと逃がし、乾燥によってカビ対策もできるでしょう。常にファンを回すことで、ゴキブリなど害虫の侵入経路をふさげるというメリットもあります。
メリットとデメリットの両方を踏まえて、自身にとってよりよい使い方を探ってみてください。
湿気がこもりやすい浴室は、換気扇の使い方によって、カビの発生しやすさも変わってくるでしょう。サンフィールド公式サイト情報も参考にして、うまく活用できるとよいですね。
[文・構成/grape編集部]