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何と読む? 投稿された字に「全然読めない」の声

By - grape編集部  公開:  更新:

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封筒の文字の画像

麪包(パン)、如雨露(じょうろ)、湯湯婆(湯たんぽ)など、外国語を由来とする言葉はたくさんあります。

これらの単語は、日常生活に密接なことも相まって、ふりがなを見ればすぐに何か分かりますよね。

しかし、いざ漢字だけで見せられると「なんと読むのか分からない」という人もいるのではないでしょうか。

封筒の中身を当てられる?

愛犬や家族を中心とした、日々の出来事をTikTokに投稿している、まさ(@userbnfonned3u)さんは、封筒の文字に翻弄された1人。

新年の挨拶として、客から受け取ったのし袋の文字が「全く読めない」と、困惑気味に動画を載せました。

まず、達筆すぎて読めません…。

文字を崩さない『楷書(かいしょ)』にしてみると、のし袋には『御多越る』と書かれています。

一見しただけでは小首を傾げてしまいそうですが、声に出して1文字ずつ読んでみると、合点がいくのではないでしょうか。

そう、『御多越る』と書いて『おタオル』!

水気を拭き取る際に使われる、あの布です。

タオルの写真

※写真はイメージ

明治期に広がったとされる外来語で、由来は英語、スペイン語、フランス語と諸説あります。

手ぬぐいからタオルへと移行していった際に、現在とは異なるひらがなを用いた変体仮名を使い、『御多越る』という表記が使われるようになりました。

現代ではあまり見かけない表記。コメント欄も「読める」「読めない」で盛り上がりました。

・全然読めない…。

・初めて見た!「御」と「る」しか分からない。

・読めます!うちも年賀で、同じような表記でタオルを配っています。

外来語以外も!意外な日本語の当て字に感心

また、まささんは以前にも、別ののし袋に記された当て字を取り上げています。

まささんが「こんな漢字を書くんだ」と感心のコメントをしているように、実は『御手冨貴』とは「おてふき」の当て字表記です。

タオルとは異なり、おてふきは昔からある日本の言葉。

漢字で書くのであれば、通常は『お手拭き』ですが、贈答する時は『御手冨貴』とも表記するようです。

『御手』は「手」の丁寧な表現で、『冨貴』は「金持ちで身分や地位が高い」ことを意味します。

縁起がよい字面で、年賀などで使用されてきました。

外来語だけではなく、日本語に対しても使われる当て字には、音を表現する以外にさまざまな意味が込められているようですね。

贈答品などの表記を少し気にしてみると、ほかにも発見があるかもしれません。


[文・構成/grape編集部]

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出典
userbnfonned3u

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