天皇陛下が、本日65歳のお誕生日 会見で語られた『平和への思い』
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2025年2月23日、天皇陛下が65歳の誕生日を迎えられました。
誕生日を前の同月20日、皇居・宮殿『石橋の間』にて、記者会見に臨まれた天皇陛下。
戦後80年の節目を前に、ご自身の想いを紡がれました。
天皇陛下、65歳の誕生日 戦後80年に想い
天皇陛下は、戦争の歴史との向き合い方と『象徴としての役割』についての質問に対し、このように話を切り出されます。
今回の誕生日で私は65歳になりますが、戦後80年という年月を考えると、私が生まれる15年前までは戦争の時代であったということになります。
両親である上皇上皇后両陛下は、幼少時を戦争とともに過ごされたわけで、日本において80年間、平和の時代が続いていることをありがたいことと思います。
そして、亡くなられた人や、苦しく悲しい思いをした人たちのことを忘れずに「過去の歴史に対する理解を深め、平和を愛する心を育んでいくことが大切ではないか」と話されました。
また、戦争を知らない世代が多数になった現代において、歴史を伝えることの重要性についても言及されています。
戦争の記憶が薄れようとしている今日、戦争を体験した世代から、戦争を知らない世代に、悲惨な体験や歴史が伝えられていくことが大切であると考えております。
天皇陛下は、上皇上皇后両陛下から戦時中のご経験や平和を思われるお気持ちについて、直接お話を聞く機会があったとのこと。
最後に改めて、ご自身の決意をこのように述べられました。
日本国および日本国民統合の象徴として、上皇陛下のお気持ちをしっかりと受け継ぎ、常に国民を思い、国民に寄り添いながら、象徴としての責務を果たすべく、なおいっそう努めてまいりたいと思っております。
戦後80年を迎える本年が、日本の発展の礎を築いた人々の苦難に深く思いをいたし、平和の尊さを心に刻み、平和への思いを新たにする機会になればと思っております。
戦後80年となる、2025年。
戦争を体験した世代が高齢となり、当時のことを直接語り継ぐことが難しくなっています。
天皇陛下が語られた通り、直接話を聞く機会に恵まれた人々が次の世代につないでいく意識を持ち、また若い世代の人たちも戦争への理解を深めようとしていくことが大切といえるでしょう。
平和を思われる天皇陛下のお気持ちは、多くの国民に届いているはずです。
[文・構成/grape編集部]