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中越地震で飼い主を救った犬 マリ 大好きなおじいさんと一緒に天国へ旅立つ

By - grape編集部  公開:  更新:

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地震発生時、家で寝ていた高繁さん。体の上にはタンスが倒れてきて下敷きに。体が不自由な高繁さんは、その下から抜け出すことが出来ませんでした。

そのまま夜になり、周囲は停電のため真っ暗に。不安な夜を過ごす中、高繁さんの元に近づいている足音が。それは、鎖で繋がれていたはずのマリでした。

幸い大きな怪我をすることがなかったマリですが、家の中で割れたガラスや食器を踏み、足からは血が出ていたそうです。

暗闇の中、心配そうに高繁さんの顔を舐めつづけて励ますマリ。高繁さんもマリと子犬たちのことが心配でたまらず、2時間以上かけてなんとかタンスの下から抜け出し子犬たちの元へ。

そこには三匹の可愛い子犬の姿がありました。子犬たちも無事だったのです!

翌朝、土砂崩れにより孤立した山古志村へ、自衛隊のヘリコプターがやってきます。なんとか脱出した高繁さんはヘリコプターに乗り込むのですが、残念ながらペットのマリはヘリに乗せて一緒に避難する事が出来ませんでした。

自分を励まし続けてくれたマリを、置いて行かなくてはいけない。悩んだ高繁さんですが、鎖をはずしありったけの餌を置いてくることくらいしか出来ませんでした。避難中も考えるのはマリのことばかりだったそうです。

そして地震から2週間、ついに山古志村再びヘリコプターが飛ぶ日がやってきました! 高繁さんは体の調子が悪いため、豊さんがかわりに現地へ飛ぶことに。

被災地で必死にマリの姿を探す、豊さん。そしてついに発見!マリは瓦礫の中を2週間生き延びていたのです。

顔立ちが変わるほどやせ細ったマリ。そして痩せたマリとは対照的にふっくらした三匹の子犬の姿がそこには有りました。

マリは子犬たちを瓦礫の中で一生懸命、育てていたのでした。

マリと再会した高繁さんはマリを撫でながら「助けてくれてありがとうね」と声をかけ、涙をこぼしたそうです。

病院から退院した高繁さんは、再びマリと一緒の生活を始めました。

このお話は感動を呼び『山古志村のマリと三匹の子犬』という名前で書籍化、そして『マリと子犬の物語』として映画化され日本中に感動を呼びました。

地震から7年がたった2011年の映像が残っていました。ちょっとおばあちゃんになったマリと大きくなった子ども達の姿です。

そして2016年6月10日、マリは五十嵐さんの自宅で15歳という高齢で天国へ旅立ちました。

一昨年には高繁さんも80歳で亡くなっており、その後元気がなくなっていたというマリ。

、今頃は天国で一番大好きだった高繁さんと一緒に仲良く、散歩していることでしょう。

出典
山古志村のマリと中越地震がんばれ 山古志村のマリと三匹の子犬たち

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