キノコの傘に白いふわふわ これって食べても大丈夫?
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- 出典
- らでぃっしゅぼーや
食品に付く主なカビは『白カビ』『青カビ』『黒カビ』の3つで、白カビはほかの2つと違い『ふわふわしている』のが特徴です。
そのため、キノコ類にこの『白いふわふわ』が付いていたら「カビが生えた」と思うのではないでしょうか。
一般的に見れば破棄の対象となる白いふわふわも、キノコに関しては異なるようです。
その理由について、『オイシックス・ラ・大地株式会社』が運営する『らでぃっしゅぼーや』がウェブサイトで紹介しています。
キノコに付く白いふわふわはカビではない
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白カビを見たことがある人であれば、キノコに付く白いふわふわは「カビ以外何でもない」と思うかもしれません。
ほかの食品に付く白カビ、キノコに付く白いふわふわは見分けが付かないくらいよく似ていますが、実は『まったくの別物』なのです。
白いふわふわは『気中菌糸』といい、キノコの表面に菌糸が伸びている状態を指します。
キノコは『菌糸』からできているので、白いふわふわはカビではなく、キノコそのものが成長している証になるのです。
キノコもカビも『菌類』ですが、キノコには実子体がある、カビには実子体がないという違いがあります。
実子体は成熟した菌糸が胞子を作り繁殖した状態で、簡単にいうと『傘や柄』です。カビは菌糸細胞のまま活動するので、キノコのように実子体ができません。
キノコにもカビは生える
とはいえ、キノコにもカビは生えます。キノコには『青カビ』『緑カビ』『黒カビ』が生えるので、これらが付いていた場合は破棄しましょう。
また、悪臭がする、ぬめりがある、ブヨブヨしている場合も傷んでいる証拠です。キノコに限らず、腐敗した物を食べるとお腹を壊してしまいます。
「少しなら大丈夫だろう」と思わず、カビが生えている、腐敗している場合は速やかに破棄しましょう。
気中菌糸はキノコそのものなので、食べても問題はありません。どうしても気になる場合は、湿らせたキッチンペーパーで拭き取ってから使いましょう。
[文・構成/grape編集部]