母親「生まれとるがな」 男子中学生が孵化させたのは…「すごい」「めっちゃ面白いな」
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春休みは、自由に過ごせる時間が多いため、家族と旅行に出かけるなど、普段はあまりできない経験を楽しめます。
子供によっては、興味があることを題材に、自由研究に取り組むでしょう。
スーパーマーケットで買った鳥の卵
2025年の春休みのこと。母親である@JQAwQqv3kgMrHQBさんは、中学生の息子さんから欲しい物をリクエストされました。
中学生が欲しがるものといえば、ゲーム機などの遊び道具が定番。しかし、息子さんが欲しがったのは、予想の斜め上を行くものでした!
息子さんから切望された物が、こちら。
卵を適温に保ちつつ、自動で引っ繰り返してくれる自動孵化器です。
スーパーマーケットで購入したウズラの卵にライトを照射し、有精卵か無精卵かを確認。透けて見えるか、影が見えるかで、卵の細胞のあり方が分かるそうです。
1個だけ有精卵らしき影があったため、「これ多分、有精卵やわ」といった息子さんが、期待して待っていると…。
ついに、ウズラの雛が誕生!
卵を購入したスーパーマーケット(以下、スーパー)から命名して呼んでいるといいます。
ただ、孵化した雛の第一発見者は、息子さんではなく小学生の娘さん。「なんかヒヨコがおんねんけど」とウズラの顔を覗き込んだ拍子に、『刷り込み』が起こっていたのです。
ピーピーと騒いでいたウズラも、娘さんが帰宅すると、ピタリと鳴くのをやめて安心するとか。
状況を理解した娘さんは「え…ちょっと…それは…困るかな」と困惑気味だったようです。
一方の息子さんは、学校が終わると山や川へ向かうところ、寄り道せずに走って帰宅。雛のお世話が楽しみだからこそ…ですが、ウズラが娘さんにすっかり懐き、『親認定』をしている事実に衝撃を受けます。
息子さんは、ウズラと娘さんの関係に「…お母さんやん」と切なげにコメント。
それでも、ウズラのためを想って、せっせと保温装置付きの飼育ケースを作り上げていました。小学生時代、図工の授業が大嫌いだった息子さんも、ウズラのためなら苦ではないようです。
ダンボールで、専用の滑り台まで制作していました。
愛情のすれ違いがあっても、孵化したウズラの愛しさは減らないようですね。
春休み中のエピソードはネット上で注目を集め、17万件以上の『いいね』が寄せられる反響となっています。
・ウズラの卵って、本当に雛が生まれるんだ!元気に育つといいな。
・すごい息子さんだ。昆虫とかにも興味を持っているようなので、将来は生物学者か?今後の展開も気になる。
・子供がやりたいことを尊重するお母様も素敵!
・娘ちゃんが『お母さん』になる展開、めっちゃ面白いな。
・私の家にいるウズラも、スーパーの卵から誕生。めっちゃかわいい。
コメントの中には「鳴き声が大きく、お世話が大変なので、この投稿を見て気軽に飼育を始めないで」という声も。
ウズラの卵は、身近で入手しやすいものの、孵化させた後は飼育の責任がともないます。途中で放り出すような、無責任な行動はできないため、慎重な判断が不可欠でしょう。
また、ウズラは家畜伝染病予防法の対象動物のため、管轄している『家畜保健衛生所』に、飼育状況などを報告する必要があります。
同年4月現在、届出が必要なことは、本人も把握済みとのこと。
近日中に、きちんと手続きを踏んで、家族として迎え入れることでしょう。
[文・構成/grape編集部]