自動解凍は万能じゃない? ムラが出る人に試してほしい工夫とは
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冷凍した食材をすぐに使いたい時には、電子レンジの『解凍機能』がとても便利です。冷蔵庫で解凍すると6時間以上かかってしまう食材も、あっという間に解凍できます。
しかしなかには、食材の一部が煮えてしまったりムラができたりと、うまく解凍できずに悩んでいる人もいるでしょう。
日本の電気機器メーカーが加盟する業界団体である、一般社団法人日本電機工業会のウェブサイトでは、電子レンジで上手に解凍するコツや注意点、冷凍方法を紹介しています。
自動解凍機能でムラなく解凍するコツ
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電子レンジの自動解凍機能を使う場合は、以下の点に注意しましょう。
ラップをかけない
ラップをかけると、スチームやセンサーが正しく働かず、解凍ムラの原因になります。自動解凍機能を使う時は、ラップを外しましょう。
食材に合わせて操作する
解凍する食材に合わせて、適した自動メニューを選んだり、出力を変えたりすることも大切です。例えば、刺し身などの火が通りやすい食材を、肉と同じように解凍してしまうと、煮えてしまう場合があります。
それぞれの食材に合った操作をすることで、適切に解凍できるでしょう。
手動で解凍する時のコツ
手動で解凍する場合は、以下の方法を試してみてください。
低出力で様子を見ながら解凍する
食材によって適した出力や時間が異なるため、電子レンジの取扱説明書を確認しながら調整することが大切です。
冷凍庫から出したらすぐに解凍する
電子レンジは、マイクロ波で水分を振動させて熱を発生させる仕組み。表面が溶けていると、水になっている部分から加熱が進むため、解凍ムラが起きやすくなります。
表面と中心部の温度差をできるだけ小さくすることで、全体を均一に解凍しやすくなるでしょう。加熱途中で一度取り出して様子を確認すると、仕上がりのムラを防げます。
解凍ムラを防ぐポイント
フラットタイプの電子レンジの場合、食材を端に置くと解凍ムラが起きる場合があるので、『庫内の中央に置く』こともポイントです。
逆に、ターンテーブルタイプの電子レンジの場合はテーブルの端に置くようにしましょう。
また、『適切な分量で解凍』するのもポイントです。分量が多すぎたり少なすぎたりすると、うまく解凍できない原因になります。
そのほかにも、以下の3つの注意点に気を付けてください。
・庫内が温かい状態では適切に解凍できないため、十分に冷ましてから使用する。
・アルミホイルが庫内の壁やドアに触れると、火花が出たりガラスが割れたりする恐れがあるため、接触を避ける。
・密閉容器をそのまま解凍すると、内部の蒸気で破裂する可能性があるため、必ず開封してから加熱する。
解凍がラクになる冷凍保存のコツ
ムラを防ぐためには、食材の大きさや厚みを均一にして冷凍することが大切です。
また、冷凍する食材をラップでしっかり包むことで、酸化や乾燥を防げます。肉や魚のパックに付いている飾りや敷紙は、冷凍する前に取り除いておきましょう。
食材のおいしさをより引き出すためにも、解凍と冷凍の方法を見直してみてくださいね。
[文・構成/grape編集部]