カブトムシの餌は代用できる?家にあるもので使える餌と注意点を紹介
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夏の風物詩ともいえる『カブトムシ』。子供の影響で飼い始めたものの、「昆虫ゼリーがない!」と慌てた経験はありませんか。
実は、カブトムシの餌は身近な食べ物で代用が可能です。本記事では、カブトムシの餌として与えられる食べ物や、逆に与えてはいけないもの、そして代用する際の注意点まで詳しく解説します。
カブトムシの飼育に困らないよう、ぜひ参考にしてくださいね。
※この記事には虫の写真が含まれます。苦手な人はご注意ください。
野生のカブトムシは何を食べている?
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野生のカブトムシは『樹液』を好み、特に甘みのある樹液を栄養源にしています。
なかでも『クヌギ』や『コナラ』の樹液には、カブトムシのエネルギー源となる糖質やタンパク質が豊富に含まれており、彼らの大好物のようです。
飼育時に使われる『昆虫ゼリー』は、カブトムシの好む風味や栄養バランスを考慮して作られているため、健康的に育てるのに適しているでしょう。
カブトムシの餌として代用できる代表的な食材
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本章では、カブトムシの餌として代用できる代表的な食材を紹介します。
カブトムシの餌は専用の昆虫ゼリーが基本とされているものの、手元にない場合は果物や野菜などで一時的な代用が可能のようです。
バナナ
カブトムシの餌の代用として特におすすめされているのが『バナナ』です。
バナナには、カブトムシに必要な栄養素であるタンパク質や糖質が含まれており、手軽に入手できることも魅力でしょう。
また、適度に水分が含まれている一方で、汁が飛び散る心配が少ないため、飼育カゴが汚れにくいという利点もあるようです。
リンゴ
カブトムシの餌の代用には『リンゴ』もおすすめとされています。
手軽に入手しやすく甘みがあり、水分量も程よく果汁が飛び散りにくいなど、バナナと同様にカブトムシの餌として優れているでしょう。
ただし、リンゴはバナナに比べてタンパク質の含有量が少ないとされているため、タンパク質をしっかり摂取させたい場合には、バナナのほうが適しているかもしれません。
トウモロコシ
野菜では『トウモロコシ』を代用餌として挙げることが多いようです。
トウモロコシには、カブトムシの成長に役立つタンパク質や糖質が含まれていると考えられており、キュウリやトマトといったほかの野菜に比べて水分量も少なめなのだとか。
バナナやリンゴのようにいつでも手軽に購入できるわけではありませんが、カブトムシが活発になる夏にスーパーなどで出回ることが多く、価格も比較的手頃でしょう。
新鮮で安く手に入る場合は、代用餌として活用するといいかもしれません。
緊急時に利用できる代用餌
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昆虫ゼリーの代用にできる果物や野菜がない場合でも、一時的に代用できる餌はほかにもあります。
この章では、緊急時に利用できる代用餌を2つ紹介します。与え方を間違えないよう、それぞれの特徴をよく理解しておきましょう。
薄めたハチミツ
水で薄めた『ハチミツ』は、一時的な代用餌として使えるとされています。
方法はとても簡単で、水で薄めたハチミツを脱脂綿に染み込ませ、カブトムシに与えるだけのようです。
ただし、ハチミツを原液のまま与えるのは避けましょう。
カブトムシは甘い樹液や果物、野菜を好むようですが、ハチミツは糖分が非常に高いとされ、体に負担をかける可能性があるようです。
また、粘り気も強いため、原液のままだと口の周りで固まる恐れもあるでしょう。
あくまで緊急時の代用として、水で薄めたものを少量与えることが大切です。
薄めた砂糖水
薄めた砂糖水も、一時的にカブトムシの餌の代用になるとされています。
ただし、代用できる餌がないなどの緊急時に限った措置であり、一般的には「砂糖水は与えないほうがいい」とする意見が多いようです。
砂糖水を控えるべき理由の1つに、水分量の多さがあるといいます。
カブトムシに水分の多いものを与えすぎると、排泄量が増えたり、水っぽくなったりするようです。結果、排泄量が増えて飼育ケースが汚れやすくなるでしょう。
特に砂糖水は、糖分しか含まないため栄養バランスが偏ってしまいます。人間と同様、カブトムシにとっても糖分の摂りすぎは体に負担をかけるため、常用する餌としてはおすすめできません。
砂糖水は、どうしてもほかに代用できるものがない時だけ与えるようにしましょう。
カブトムシの餌として代用しないほうがいい食べ物
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安全に見えても、カブトムシの健康を害する恐れがある食べ物も存在するようです。
本章で紹介する食べ物は、カブトムシの餌としての代用は控えたほうがいいとされているため、誤って与えないよう注意しましょう。
キュウリなど水分が多く含まれる食材
砂糖水の項目でも解説しましたが、水分を多く含む食材は、カブトムシの餌には適さないとされています。
例えば『キュウリ』『スイカ』『メロン』は、水分量が非常に多いとされる食物です。与えすぎるとお腹をこわす原因となり、排尿が多くなる、排泄物が水っぽくなるなどの影響があるでしょう。
ただし「健康に大きな害をおよぼすわけではない」という意見もあり、薄めたハチミツや砂糖水のように一時的な代用として与えることもあるようです。
代用餌とする場合は、与える頻度や量を控えめにし、主食の補助的な位置付けにとどめましょう。
人間が口にするゼリー
人が口にするゼリーを、カブトムシの餌の代用にすることはできないとされています。
その理由は、人間用と昆虫用ではゼリーに含まれている成分が大きく異なるためです。
人間用のゼリーは糖分や水分が多く、カブトムシには不向きとされる保存料などが含まれており、健康を害する恐れがあります。
カブトムシの体によくない成分が多く含まれているため、「同じゼリーだから」と安易に人間用のゼリーを与えないよう注意しましょう。
カブトムシの餌を代用する際によくある疑問
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本章では、カブトムシの餌を代用する際によくある疑問を2つ紹介します。
餌を手作りすることはできる?
昆虫ゼリーの代わりに、カブトムシの餌を自作することもできるようです。
材料は『水』『黒砂糖』『焼酎』などで、水と黒砂糖を煮立たせてから焼酎を加えることで、簡易的な蜜を作れるとされています。
完成した液体は、脱脂綿に染み込ませる、ゼラチンを入れてゼリー状に固めるなどして与えるといいでしょう。
ただし、手作りした餌は栄養バランスが偏りがちです。市販の昆虫ゼリーや、果物、野菜のようなほかの餌が用意できない時の代用品として考えましょう。
代用餌の適切な交換頻度は?
野菜や果物などを代用餌とする場合は、食べ物が腐る前に交換しなければなりません。
「見た目で傷み始めていることが分かる」「コバエが湧いている」などの異変を感じたら、すぐに交換することをおすすめします。
特に、夏場は食品が傷みやすい時期であり、注意して確認することが大切です。
カブトムシの代用餌は『つなぎ』として活用しよう
カブトムシの代用餌にはバナナ、リンゴ、トウモロコシ などが挙げられます。これらはタンパク質が摂れ、水分が少なめで、手軽に用意できるためおすすめです。
そのほかにも、薄めたハチミツや砂糖水、自作の餌なども一時的な代用品として利用できるでしょう。
ただし、カブトムシの餌としては市販の昆虫ゼリーが最も適しています。代用餌はあくまで緊急用と考え、できるだけ早く昆虫ゼリーに切り替えてあげましょう。
[文・構成/grape編集部]