生クリームの代用方法10選! 活用時の2つのポイントやレシピも紹介 By - grape編集部 公開:2024-06-03 更新:2024-06-24 代用 Share Post LINE はてな コメント ※写真はイメージ 「料理に生クリームが必要だけど、少量しか使わないから買うのはもったいない」「生クリームをほかのもので代用できるか知りたい」と思ったことがある人もいるのではないでしょうか。 生クリームはビーフシチューなどの洋食にもよく用いられ、コクをプラスする効果があります。また、お菓子作りの材料やトッピングに使うことも。しかし、頻繁に使う食品でないと、切らしていても買いに行くのをためらうこともあるでしょう。 そこで本記事では、生クリームの代用方法について解説します。用途別の代用方法や、生クリームを使わなくてもおいしく作れるレシピを紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。 目次 1. 生クリームをホイップしない場合の代用方法4選1.1. 牛乳+バター1.2. 豆乳+バター1.3. バニラアイス1.4. コーヒーフレッシュ2. 生クリームをホイップする場合の代用方法6選2.1. 牛乳+ゼラチン2.2. 牛乳+マシュマロ2.3. 豆乳+レモン汁2.4. ココナッツミルク2.5. 水切りヨーグルト2.6. 豆腐3. 生クリームを代用する際の2つのポイント3.1. レシピに適した代用品を選ぶ3.2. すぐに使い切る4. 生クリームをほかの食品で代用して作るレシピ2選4.1. カルボナーラ4.2. フルーツサンド5. 生クリームをほかの食品で代用して料理を楽しもう 生クリームをホイップしない場合の代用方法4選 生クリームをお菓子作りや料理の材料にする際は、牛乳やバターなどで代用できます。生クリームを代用するには、コクのある味と白い見た目の再現が重要です。また、生クリームを入れるレシピによって、適した代用品は異なります。 ここでは、代用方法それぞれの特徴を解説するので、自分の目的に合ったものを選べるようにしましょう。 牛乳+バター 牛乳にバターを溶かすと、生クリームの代わりに使えます。牛乳にバターを加えると、コクが深まるので、味や風味を再現可能です。 牛乳とバターで代用する際は、4:1の割合で耐熱容器に入れ、600Wの電子レンジで1分程加熱します。グラタンやシチューなど、さまざまな用途で活用可能です。 料理に使う場合は有塩バター、お菓子に使う場合は無塩バターを使うのがおすすめ。バターは、冷めると固まってしまいます。お菓子作りで使う場合は、温かいうちにバターを牛乳に混ぜましょう。 豆乳+バター 豆乳もバターを組み合わせることで、生クリームの代わりに使えます。牛乳とバターで代用する時よりも、あっさりとした仕上がりになるのが特徴です。 豆乳とバターの割合は4:1が目安。さらにバターを追加すると、生クリームのコクを再現可能です。作り方は牛乳の代用方法と異なり、バターを電子レンジで溶かしてから豆乳に混ぜます。 豆乳は加熱しすぎると分離する可能性があるため、バターと分けて温めましょう。バターを入れる際は、豆乳の分離を避けるために、触れる温度まで冷ましてから混ぜるのがポイント。 豆乳とバターを使った方法は、水分量が多くなるため、パスタやシチューを作る際に代用するのがおすすめです。料理の仕上がりは、バターを入れるほど生クリームに近くなるため、好みで調整してください。 バニラアイス バニラアイスは生クリームと同じく、乳脂肪が原料のため代用できます。砂糖が入っているので、主にお菓子作りで生クリームが必要な時の代用におすすめです。バニラの香りが加わるため、お菓子のレシピによっては生クリームを使うよりもおいしく仕上がります。 バニラアイスで生クリームの代用をする際は、電子レンジで加熱し、溶かしてから使いましょう。バニラアイスは甘味があるため、料理に使う際はほかの調味料で調整が必要です。 また、バニラアイスの種類ごとに乳脂肪の割合が異なります。生クリームの代用をする際は、乳脂肪が多く含まれている『アイスクリーム』か『アイスミルク』と食品表示に記載されているものを選びましょう。 コーヒーフレッシュ コーヒーフレッシュは生クリームと見た目や味が似ているため、代用品として使えます。コーヒーフレッシュは生クリームとは異なり、植物性脂肪が原料のため、コクが少なくあっさりとしているのが特徴。 生クリームを少量だけ使いたい時や、ビーフシチューなどの飾りとして使いたい時におすすめです。個包装になっているため、少しだけ使いたい時の代用品に向いています。 生クリームをホイップする場合の代用方法6選 ケーキのトッピングなど、泡立てた生クリームを使いたい場合は、食感や風味が似ている食品で代用します。ホイップするには、一定の粘度が必要です。代用するものによってクリームの硬さが異なるため、自分の目的にあった方法を選びましょう。 牛乳+ゼラチン 牛乳とゼラチンを組み合わせると、泡立てた生クリームの代わりに使えます。牛乳をゼラチンで固めると粘度が出てくるため、泡立てるとホイップクリームのような食感に。 生クリームよりも脂肪分が少ないので、あっさりとした仕上がりになります。牛乳とゼラチンで代用する際に必要な材料は、以下のとおりです。 【材料(150㎖ぶん)】 牛乳:200㎖ 水:50㎖ 粉ゼラチン:5g 砂糖:20g ゼラチンを使って生クリームの代用をする方法は以下のとおりです。 【作り方】 耐熱容器に粉ゼラチンと水を入れて混ぜる。 600Wの電子レンジで20秒加熱し、砂糖を入れてさらに混ぜる。 3を牛乳と合わせて、ハンドミキサーなどで泡立てる。 冷蔵庫で30分ほど冷やして、再度泡立てる。 牛乳とゼラチンで代用すると、生クリームをホイップ状にした時よりもやや緩めの仕上がりになります。トッピングなどで使う際は、垂れてくる可能性があるため要注意です。 牛乳+マシュマロ 牛乳とマシュマロは、泡立てた生クリームの代用品として活用可能です。牛乳にマシュマロを溶かして入れると、泡立てられます。 ほかの代用方法よりも硬めの仕上がりになるため、トッピングなどで使う際に垂れてこないのが特徴。牛乳とマシュマロで代用する際に必要な材料は以下のとおりです。 【材料】 マシュマロ:5個 牛乳:50㎖ 砂糖:25g 具体的な代用方法は以下のとおりです。 【作り方】 耐熱容器に材料をすべて入れ、600Wの電子レンジで40秒温める。 マシュマロが溶けるまで温まったら、ハンドミキサーで泡立てる。 クリームの硬さはマシュマロの数で調整可能です。硬めのクリームにしたい場合は、マシュマロの量を多めにしましょう。逆に、マシュマロが少なすぎると上手く泡立たないため注意してください。 豆乳+レモン汁 豆乳とレモン汁の組み合わせも、泡立てた生クリームの代わりに使えます。豆乳にレモン汁を加えると、脂肪分が凝固して泡立てが可能に。生クリームと比較してあっさりしているので、シフォンケーキなどにつけるのがおすすめです。 レモン汁を加えているため、豆乳特有の大豆の匂いは気にならなくなります。豆乳とレモン汁で代用する際に必要な材料は以下のとおりです。 【材料】 豆乳:200㎖ レモン汁:大さじ2分の1杯 砂糖:大さじ2杯 具体的な作り方は以下のとおりです。 【作り方】 豆乳に砂糖を入れてよくかき混ぜる。 レモン汁を加えて素早く泡立てる。 レモン汁を加えると、豆乳が一気に固まり始めます。ダマにならないように素早く泡立てるのがポイントです。 また、お好みでバニラエッセンスなどを加えると、生クリームに近い風味になります。牛乳を使用していないので、乳製品のアレルギーがある人にもおすすめの代用方法です。 ココナッツミルク ココナッツミルクはサラサラした液体ですが、脂肪分だけを取り出すと泡立てられます。また、生クリームのコクを再現できるため、代用品として使用可能です。 ココナッツ独特の風味がありますが、お菓子やトッピングに使う際は気にならない程度。乳脂肪が含まれていないため、アレルギーがある人でも使えます。ココナッツミルクで代用する手順は以下のとおりです。 【作り方】 ココナッツミルクを缶のまま、ひと晩冷蔵庫で冷やす。 冷やして分離した液体をよけて、固形の部分を取り出す。 固形の部分をボウルに出して、氷水で冷やしながらハンドミキサーで泡立てる。 砂糖やバニラエッセンスを使うと、甘味や風味付けが可能です。ホイップクリームを使う用途によって甘さは調整しましょう。 水切りヨーグルト ヨーグルトを水切りすると、粘度が増してクリームのようになるため、代用品として使えます。見た目はホイップクリームに近いですが、味はあっさりとしたヨーグルトのまま。代用する際は、味わいへの影響を考慮しましょう。 デコレーションなど、見た目をホイップクリームに近付けたい時におすすめの方法です。チーズケーキのような焼き菓子や、ババロアなどのトッピングに活用できます。 ホイップクリーム特有のコクがないため、生クリームが苦手な人におすすめの代用方法です。 豆腐 水を切った豆腐でも生クリームの代用が可能です。豆腐の水を切ってミキサーなどで滑らかにすると、ホイップした生クリームと同じような食感に。生クリームのような濃厚さはなく、大豆の風味が加わります。 豆腐は水分量が多いため、でき上がったクリームは緩めになりやすいです。豆腐の水をしっかり切らないと、クリーム状にならないため注意しましょう。 甘さを加えたい場合は、砂糖などを入れて調整してみてください。ティラミスやお菓子のトッピングなどに使う際におすすめの方法です。 生クリームを代用する際の2つのポイント 生クリームを代用する際は、用途別に適したものを選ぶのが重要です。また、乳製品を扱うこともあるため、衛生上気を付けなければいけないこともあります。生クリームを代用する際のポイントを理解して、適した方法を選べるようにしてください。 レシピに適した代用品を選ぶ 生クリームはさまざまなもので代用できますが、作りたいレシピに合わせて使う食材や食品を変えるのが重要です。料理ごとに適した方法は異なります。 例えば、パスタに入れる生クリームを代用する際は、牛乳とバターを入れる方法がおすすめです。一方で、パスタのレシピにバニラアイスを入れると、甘味が強くなってしまいます。 食品によって向いている料理が異なるので、仕上がりの味わいへの影響を考えた上で選びましょう。 すぐに使い切る 生クリームの代用ができるものは、牛乳や豆腐など、開封してからの保存期間が短い食品が多いです。特に生クリームの代用をする際は、食品同士を混ぜ合わせるので、雑菌が湧きやすくなります。 また、泡立てる時は空気にたくさん触れるため、通常より酸化が早く進むことも。衛生上の問題が生じる可能性があるため、調合した代用品はその日のうちに使い切りましょう。 生クリームをほかの食品で代用して作るレシピ2選 生クリームの代用品を使ったレシピを、泡立てる場合とそうではない場合に分けて紹介します。自分の目的に必要な代用方法を見て、料理を作る際の参考にしてください。 カルボナーラ 牛乳とバターで生クリームの代用をしたカルボナーラのレシピを紹介します。生クリームを使った時よりも、あっさりとした味を楽しめるのが特徴です。必要な材料は以下のとおり。 【材料】 パスタ:200g ベーコン:適量 卵:2個 牛乳:200㎖ バター:10g 粉チーズ:大さじ2杯 クレイジーソルト:適量 クレイジーソルトはコンソメや、ニンニクチューブでも代用できます。作り方は以下のとおりです。 【作り方】 パスタ以外の材料をフライパンに入れてかき混ぜる。 よく混ざったら火を点けて、まとまりが出るまで混ぜる。 2にゆでたパスタを入れる。 牛乳を豆乳に置き換えると、さらにさっぱりとした味に仕上がります。牛乳とバターは家に置いてあることが多い食材なので、手軽に生クリームの代用が可能です。 フルーツサンド 生クリームを豆腐で代用したフルーツサンドのレシピを紹介します。豆腐を使うのでヘルシーに仕上げられるのが特徴。乳製品を使わないのでアレルギーがあっても安心です。必要な材料は以下のとおり。 【材料】 食パン(8枚切り):4枚 いちご:6粒 木綿豆腐:2分の1丁 砂糖:大さじ2杯 バニラエッセンス:適量 甘味を強くしたい時は砂糖を追加しましょう。作り方は以下のとおりです。 【作り方】 木綿豆腐をキッチンペーパーに包んで水切りする。 水切りした木綿豆腐に砂糖とバニラエッセンスを入れてハンドミキサーで滑らかにする。 食パンに2のクリームを塗って、イチゴを挟む。 豆腐で代用すると、生クリームに近い見た目と食感を再現可能です。バニラエッセンスを加えているため大豆臭さも和らぎ、豆腐を使ったことが分からない仕上がりになります。 生クリームをほかの食品で代用して料理を楽しもう 生クリームは、牛乳や豆腐などで代用可能です。生クリームの代用品は、泡立てられるものとそうではないものがあります。また、代用品ごとに味や風味が異なるため、特徴を理解した上で適した方法を選択しましょう。 代用するために調合したものは、傷みやすいのでその日のうちに消費するのがポイント。目的別に適した代用方法と注意点を理解して、生クリームがなくても料理ができるようにしてください。 [文・構成/grape編集部] Share Post LINE はてな コメント
「料理に生クリームが必要だけど、少量しか使わないから買うのはもったいない」「生クリームをほかのもので代用できるか知りたい」と思ったことがある人もいるのではないでしょうか。
生クリームはビーフシチューなどの洋食にもよく用いられ、コクをプラスする効果があります。また、お菓子作りの材料やトッピングに使うことも。しかし、頻繁に使う食品でないと、切らしていても買いに行くのをためらうこともあるでしょう。
そこで本記事では、生クリームの代用方法について解説します。用途別の代用方法や、生クリームを使わなくてもおいしく作れるレシピを紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
生クリームをホイップしない場合の代用方法4選
生クリームをお菓子作りや料理の材料にする際は、牛乳やバターなどで代用できます。生クリームを代用するには、コクのある味と白い見た目の再現が重要です。また、生クリームを入れるレシピによって、適した代用品は異なります。
ここでは、代用方法それぞれの特徴を解説するので、自分の目的に合ったものを選べるようにしましょう。
牛乳+バター
牛乳にバターを溶かすと、生クリームの代わりに使えます。牛乳にバターを加えると、コクが深まるので、味や風味を再現可能です。
牛乳とバターで代用する際は、4:1の割合で耐熱容器に入れ、600Wの電子レンジで1分程加熱します。グラタンやシチューなど、さまざまな用途で活用可能です。
料理に使う場合は有塩バター、お菓子に使う場合は無塩バターを使うのがおすすめ。バターは、冷めると固まってしまいます。お菓子作りで使う場合は、温かいうちにバターを牛乳に混ぜましょう。
豆乳+バター
豆乳もバターを組み合わせることで、生クリームの代わりに使えます。牛乳とバターで代用する時よりも、あっさりとした仕上がりになるのが特徴です。
豆乳とバターの割合は4:1が目安。さらにバターを追加すると、生クリームのコクを再現可能です。作り方は牛乳の代用方法と異なり、バターを電子レンジで溶かしてから豆乳に混ぜます。
豆乳は加熱しすぎると分離する可能性があるため、バターと分けて温めましょう。バターを入れる際は、豆乳の分離を避けるために、触れる温度まで冷ましてから混ぜるのがポイント。
豆乳とバターを使った方法は、水分量が多くなるため、パスタやシチューを作る際に代用するのがおすすめです。料理の仕上がりは、バターを入れるほど生クリームに近くなるため、好みで調整してください。
バニラアイス
バニラアイスは生クリームと同じく、乳脂肪が原料のため代用できます。砂糖が入っているので、主にお菓子作りで生クリームが必要な時の代用におすすめです。バニラの香りが加わるため、お菓子のレシピによっては生クリームを使うよりもおいしく仕上がります。
バニラアイスで生クリームの代用をする際は、電子レンジで加熱し、溶かしてから使いましょう。バニラアイスは甘味があるため、料理に使う際はほかの調味料で調整が必要です。
また、バニラアイスの種類ごとに乳脂肪の割合が異なります。生クリームの代用をする際は、乳脂肪が多く含まれている『アイスクリーム』か『アイスミルク』と食品表示に記載されているものを選びましょう。
コーヒーフレッシュ
コーヒーフレッシュは生クリームと見た目や味が似ているため、代用品として使えます。コーヒーフレッシュは生クリームとは異なり、植物性脂肪が原料のため、コクが少なくあっさりとしているのが特徴。
生クリームを少量だけ使いたい時や、ビーフシチューなどの飾りとして使いたい時におすすめです。個包装になっているため、少しだけ使いたい時の代用品に向いています。
生クリームをホイップする場合の代用方法6選
ケーキのトッピングなど、泡立てた生クリームを使いたい場合は、食感や風味が似ている食品で代用します。ホイップするには、一定の粘度が必要です。代用するものによってクリームの硬さが異なるため、自分の目的にあった方法を選びましょう。
牛乳+ゼラチン
牛乳とゼラチンを組み合わせると、泡立てた生クリームの代わりに使えます。牛乳をゼラチンで固めると粘度が出てくるため、泡立てるとホイップクリームのような食感に。
生クリームよりも脂肪分が少ないので、あっさりとした仕上がりになります。牛乳とゼラチンで代用する際に必要な材料は、以下のとおりです。
【材料(150㎖ぶん)】
ゼラチンを使って生クリームの代用をする方法は以下のとおりです。
【作り方】
牛乳とゼラチンで代用すると、生クリームをホイップ状にした時よりもやや緩めの仕上がりになります。トッピングなどで使う際は、垂れてくる可能性があるため要注意です。
牛乳+マシュマロ
牛乳とマシュマロは、泡立てた生クリームの代用品として活用可能です。牛乳にマシュマロを溶かして入れると、泡立てられます。
ほかの代用方法よりも硬めの仕上がりになるため、トッピングなどで使う際に垂れてこないのが特徴。牛乳とマシュマロで代用する際に必要な材料は以下のとおりです。
【材料】
具体的な代用方法は以下のとおりです。
【作り方】
クリームの硬さはマシュマロの数で調整可能です。硬めのクリームにしたい場合は、マシュマロの量を多めにしましょう。逆に、マシュマロが少なすぎると上手く泡立たないため注意してください。
豆乳+レモン汁
豆乳とレモン汁の組み合わせも、泡立てた生クリームの代わりに使えます。豆乳にレモン汁を加えると、脂肪分が凝固して泡立てが可能に。生クリームと比較してあっさりしているので、シフォンケーキなどにつけるのがおすすめです。
レモン汁を加えているため、豆乳特有の大豆の匂いは気にならなくなります。豆乳とレモン汁で代用する際に必要な材料は以下のとおりです。
【材料】
具体的な作り方は以下のとおりです。
【作り方】
レモン汁を加えると、豆乳が一気に固まり始めます。ダマにならないように素早く泡立てるのがポイントです。
また、お好みでバニラエッセンスなどを加えると、生クリームに近い風味になります。牛乳を使用していないので、乳製品のアレルギーがある人にもおすすめの代用方法です。
ココナッツミルク
ココナッツミルクはサラサラした液体ですが、脂肪分だけを取り出すと泡立てられます。また、生クリームのコクを再現できるため、代用品として使用可能です。
ココナッツ独特の風味がありますが、お菓子やトッピングに使う際は気にならない程度。乳脂肪が含まれていないため、アレルギーがある人でも使えます。ココナッツミルクで代用する手順は以下のとおりです。
【作り方】
砂糖やバニラエッセンスを使うと、甘味や風味付けが可能です。ホイップクリームを使う用途によって甘さは調整しましょう。
水切りヨーグルト
ヨーグルトを水切りすると、粘度が増してクリームのようになるため、代用品として使えます。見た目はホイップクリームに近いですが、味はあっさりとしたヨーグルトのまま。代用する際は、味わいへの影響を考慮しましょう。
デコレーションなど、見た目をホイップクリームに近付けたい時におすすめの方法です。チーズケーキのような焼き菓子や、ババロアなどのトッピングに活用できます。
ホイップクリーム特有のコクがないため、生クリームが苦手な人におすすめの代用方法です。
豆腐
水を切った豆腐でも生クリームの代用が可能です。豆腐の水を切ってミキサーなどで滑らかにすると、ホイップした生クリームと同じような食感に。生クリームのような濃厚さはなく、大豆の風味が加わります。
豆腐は水分量が多いため、でき上がったクリームは緩めになりやすいです。豆腐の水をしっかり切らないと、クリーム状にならないため注意しましょう。
甘さを加えたい場合は、砂糖などを入れて調整してみてください。ティラミスやお菓子のトッピングなどに使う際におすすめの方法です。
生クリームを代用する際の2つのポイント
生クリームを代用する際は、用途別に適したものを選ぶのが重要です。また、乳製品を扱うこともあるため、衛生上気を付けなければいけないこともあります。生クリームを代用する際のポイントを理解して、適した方法を選べるようにしてください。
レシピに適した代用品を選ぶ
生クリームはさまざまなもので代用できますが、作りたいレシピに合わせて使う食材や食品を変えるのが重要です。料理ごとに適した方法は異なります。
例えば、パスタに入れる生クリームを代用する際は、牛乳とバターを入れる方法がおすすめです。一方で、パスタのレシピにバニラアイスを入れると、甘味が強くなってしまいます。
食品によって向いている料理が異なるので、仕上がりの味わいへの影響を考えた上で選びましょう。
すぐに使い切る
生クリームの代用ができるものは、牛乳や豆腐など、開封してからの保存期間が短い食品が多いです。特に生クリームの代用をする際は、食品同士を混ぜ合わせるので、雑菌が湧きやすくなります。
また、泡立てる時は空気にたくさん触れるため、通常より酸化が早く進むことも。衛生上の問題が生じる可能性があるため、調合した代用品はその日のうちに使い切りましょう。
生クリームをほかの食品で代用して作るレシピ2選
生クリームの代用品を使ったレシピを、泡立てる場合とそうではない場合に分けて紹介します。自分の目的に必要な代用方法を見て、料理を作る際の参考にしてください。
カルボナーラ
牛乳とバターで生クリームの代用をしたカルボナーラのレシピを紹介します。生クリームを使った時よりも、あっさりとした味を楽しめるのが特徴です。必要な材料は以下のとおり。
【材料】
クレイジーソルトはコンソメや、ニンニクチューブでも代用できます。作り方は以下のとおりです。
【作り方】
牛乳を豆乳に置き換えると、さらにさっぱりとした味に仕上がります。牛乳とバターは家に置いてあることが多い食材なので、手軽に生クリームの代用が可能です。
フルーツサンド
生クリームを豆腐で代用したフルーツサンドのレシピを紹介します。豆腐を使うのでヘルシーに仕上げられるのが特徴。乳製品を使わないのでアレルギーがあっても安心です。必要な材料は以下のとおり。
【材料】
甘味を強くしたい時は砂糖を追加しましょう。作り方は以下のとおりです。
【作り方】
豆腐で代用すると、生クリームに近い見た目と食感を再現可能です。バニラエッセンスを加えているため大豆臭さも和らぎ、豆腐を使ったことが分からない仕上がりになります。
生クリームをほかの食品で代用して料理を楽しもう
生クリームは、牛乳や豆腐などで代用可能です。生クリームの代用品は、泡立てられるものとそうではないものがあります。また、代用品ごとに味や風味が異なるため、特徴を理解した上で適した方法を選択しましょう。
代用するために調合したものは、傷みやすいのでその日のうちに消費するのがポイント。目的別に適した代用方法と注意点を理解して、生クリームがなくても料理ができるようにしてください。
[文・構成/grape編集部]