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生クリームの代用方法10選! 活用時の2つのポイントも紹介

By - grape編集部  公開:  更新:

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※写真はイメージ

「料理に生クリームが少し必要だけど、新しく買うのはもったいない」「生クリームをほかのもので代用できるかが知りたい」と思ったことがある人もいるのではないでしょうか。

生クリームはお菓子の材料やトッピングだけでなく、ビーフシチューなどの洋食にもよく用いられ、コクをプラスする効果があります。

しかし、ほんの少し使用するためだけに、生クリームをわざわざ買いに行くことをためらう人もいるでしょう。

そこで本記事では、生クリームの代用方法について解説します。用途別の代用方法や、生クリームを使わなくてもおいしく作ることができるレシピについても紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

生クリームをホイップしない場合の代用方法4選

生クリームの写真

お菓子作りや料理の材料に生クリームを使用する際は、牛乳やバターなどで代用できます。

生クリームを代用するには、コクのある味と白い見た目の再現が重要。また、生クリームを入れるレシピによって、適した代用品は異なります。

この項では、4つの代用方法とそれぞれの特徴を紹介するので、自分の目的に合ったものを選ぶようにしましょう。

牛乳+バター

牛乳にバターを溶かすと、生クリームの代わりに使えます。牛乳にバターを加えるとコクが深まり、味や風味を再現可能です。

牛乳40gに対してバターを10gの割合で耐熱容器に入れ、600Wの電子レンジで1分程加熱したら完成。グラタンやシチューなど、さまざまな用途で活用できますよ。

料理に使う場合は有塩バター、お菓子に使う場合は無塩バターを使うのがおすすめ。また、お菓子作りで使う場合はバターが温かいうちに牛乳と混ぜましょう。

豆乳+バター

豆乳も、バターを組み合わせることで生クリームの代用品にできます。水分量が多くなるため、パスタやシチューを作る際に代用するのがおすすめです。

先にバターを電子レンジで溶かしてから、豆乳に混ぜましょう。豆乳40gに対してバター10gが目安ですが、バターを追加すると生クリームのコクを再現することができます。

なお、豆乳を加熱しすぎると分離する可能性があるため注意しましょう。バターは豆乳と分けて温め、人肌ほどの温度まで冷ましてから混ぜるのがポイントです。

牛乳とバターで代用する時よりも、あっさりとした仕上がりになるのが特徴。バターを入れるほど生クリームの感触に近付くため、好みで調整してみてください。

バニラアイス

バニラアイスは生クリームと同じく、乳脂肪が原料のため代用できます。砂糖が入っており、バニラの香りが加わるためお菓子作りの際に代用するのがおすすめです。

使用する際は、電子レンジで加熱し、溶かしてから使いましょう。お菓子のレシピによっては、生クリームを使うよりもおいしく仕上がることもありますよ。

バニラアイスは甘味があるため、料理に使う際はほかの調味料で味を調整しましょう。また、種類によって乳脂肪の割合が異なります。

生クリームに代用する際は、乳脂肪が多く含まれているアイスクリームか、食品表示に『アイスミルク』と記載されているものを選びましょう。

コーヒーフレッシュ

コーヒーフレッシュは生クリームと見た目や味が似ているため、代用品として使えます。植物性脂肪が原料で、コクが少なくあっさりとしているのが特徴です。

生クリームを少量だけ使いたい時や、ビーフシチューなどの飾りとして使いたい時などにおすすめ。個包装になっているため、少しだけ使いたい時の代用品にも向いています。

よく自宅でコーヒーを飲むという人は、一度試してみてはいかがでしょうか。

生クリームをホイップにする場合の代用方法6選

ホイップクリームの写真

ケーキのトッピングなど、生クリームをホイップにして使いたい場合は、食感や風味が似ている食品で代用しましょう。

生クリームをホイップにするには、一定の粘度が必要です。代用するものによってクリームの硬さが異なるため、自分の目的にあった方法を選んでみてください。

ここからは、生クリームをホイップにして使う場合の代用法を6つ紹介します。

牛乳+ゼラチン

牛乳をゼラチンで固めると粘度が出てくるため、泡立てた生クリームの代わりに使えます。

生クリームよりも脂肪分が少ないので、あっさりとした仕上がりになります。牛乳とゼラチンで代用する際に必要な材料と作り方は、以下の通りです。

【材料(150㎖ぶん)】

  • 牛乳:200㎖
  • 水:50㎖
  • 粉ゼラチン:5g
  • 砂糖:20g

【作り方】

  1. 耐熱容器に粉ゼラチンと水を入れて混ぜる。
  2. 600Wの電子レンジで20秒ほど加熱し、砂糖を入れてさらに混ぜる。
  3. 牛乳と合わせて、ハンドミキサーなどで泡立てる。
  4. 冷蔵庫で30分ほど冷やして、再度泡立てたら完成。

牛乳とゼラチンで代用すると、生クリームをホイップにした時よりもやや緩めの仕上がりになります。

ケーキのトッピングなどで使う際は、たれないように注意しましょう。

牛乳+マシュマロ

牛乳とマシュマロも、ホイップにした生クリームの代用品として使用可能です。

ほかの代用方法よりも硬めの仕上がりになるのが特徴で、トッピングなどで使う際にたれる心配がありません。材料と手順はこちら。

【材料】

  • マシュマロ:5個
  • 牛乳:50㎖
  • 砂糖:25g

【作り方】

  1. 耐熱容器に材料をすべて入れ、600Wの電子レンジで40秒ほど温める。
  2. マシュマロが溶けるまで温まったら、ハンドミキサーで泡立てる。

クリームの硬さはマシュマロの数で調整可能です。硬めのクリームにしたい場合は、マシュマロの量を多めにしましょう。

反対に、マシュマロが少なすぎるとうまく泡立たなくなります。好みの硬さにするために、少しずつ入れて調節するとよさそうです。

豆乳+レモン汁

豆乳にレモン汁を加えると脂肪分が凝固するため、泡立てることができます。

生クリームと比べて味があっさりしているので、シフォンケーキなどにつけるのがおすすめです。

【材料】

  • 豆乳:200㎖
  • レモン汁:大さじ2分の1杯
  • 砂糖:大さじ2杯

【作り方】

  1. 豆乳に砂糖を入れて、よくかき混ぜる。
  2. レモン汁を加えて素早く泡立てたら完成。

レモン汁を加えると、豆乳特有の匂いは気になりにくくなります。また、豆乳が一気に固まり始めるため、ダマにならないように素早く泡立ててください。

お好みでバニラエッセンスなどを加えると、生クリームに近い風味になります。牛乳を使用していないので、乳製品のアレルギーがある人にもおすすめの方法といえるでしょう。

ココナッツミルク

ココナッツミルクはサラサラしていますが、脂肪分だけを取り出すと泡立てることが可能なほか、コクも再現できるため、生クリームの代用品になります。

ココナッツ独特の風味があるものの、お菓子やトッピングに使う際は気にならない程度です。ココナッツミルクで代用する手順は以下の通り。

【作り方】

  1. ココナッツミルクを缶のまま、ひと晩冷蔵庫で冷やす。
  2. 冷やして分離した液体をよけて、固形の部分を取り出す。
  3. 固形の部分をボウルに出して、氷水で冷やしながらハンドミキサーで泡立てる。

豆乳と同様に、ココナッツミルクも乳脂肪が含まれていないため、アレルギーがある人にとっても嬉しいレシピでしょう。

ちなみに、砂糖やバニラエッセンスを使うと甘さや風味の調節が可能です。ホイップクリームの用途に応じて、分量を調整してみてください。

水切りヨーグルト

ヨーグルトを水切りすると、粘度が増してクリームのようになるため、代用品として使えます。チーズケーキのような焼き菓子や、ババロアなどのトッピングに活用できます。

見た目はホイップクリームに近いですが、味はあっさりとしたヨーグルトのまま。代用する際は、味わいへの影響を考慮しましょう。

デコレーションに使うなど、見た目をホイップクリームに近付けたい時にぴったり。また、ホイップクリーム特有のコクがないため、生クリームの味が苦手な人にもおすすめです。

豆腐

豆腐の水を切ってミキサーなどで滑らかにすると、ホイップした生クリームと似た食感になります。生クリームのような濃厚さはなく、大豆の風味が加わります。

豆腐は水分量が多いため、でき上がったクリームは緩めになりがちです。また、豆腐の水をしっかり切らないとクリーム状にならないため要注意。

甘みを加えたい場合は、砂糖などを入れて調整してみてください。ティラミスやお菓子などのトッピングに合うでしょう。

生クリームを代用する際の2つのポイント

生クリームの入った生地を混ぜる写真

生クリームを代用する際は、用途に適したものを選ぶことが重要です。

また、乳製品を扱うため、衛生上気を付けなければいけないこともあります。

生クリームを代用する際のポイントを理解して、適切な代用方法を選びましょう。

レシピに適した代用品を選ぶ

生クリームはさまざまなもので代用できますが、作りたいお菓子や料理に合わせて選ぶことが重要です。

料理ごとに適した代用品は異なります。例えば、パスタに入れる生クリームを代用する際は、牛乳とバターを入れる方法がおすすめ。

一方、パスタのレシピにバニラアイスを使用すると甘味が強くなってしまいます。仕上がりの味わいにどのような影響がおよぶかを考えた上で選びましょう。

すぐに使い切る

生クリームの代用ができるものは、牛乳や豆腐など、開封してからの保存期間が短い食品が主です。

特に、食品同士を混ぜ合わせるため、雑菌が繁殖しやすくなったり、泡立てることで空気にたくさん触れ、酸化が早まったりする場合があります。

衛生上の問題が生じる可能性を考慮して、代用品は作ったその日のうちに使いきりましょう。

生クリームをほかの食品で代用して作るレシピ2選

カルボナーラの写真

ここからは、生クリームの代用品を使ったレシピを紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

カルボナーラ

カルボナーラを作る際は、生クリームの代わりに牛乳とバターを使うことができます。

生クリームで作る場合と比べて、あっさりとした味になるのが特徴です。必要な材料と作り方は以下の通り。

【材料】

  • パスタ:200g
  • ベーコン:適量
  • 卵:2個
  • 牛乳:200㎖
  • バター:10g
  • 粉チーズ:大さじ2杯
  • クレイジーソルト:適量

【作り方】

  1. パスタ以外の材料をフライパンに入れてかき混ぜる。
  2. よく混ざったら火を点けて、まとまりが出るまで混ぜる。
  3. 2にゆでたパスタを入れる。

クレイジーソルトは、コンソメやニンニクチューブでも代用できます。また、牛乳を豆乳に置き換えると、さらにさっぱりとした味に仕上がります。

牛乳とバターは家に置いてあることが多い食材なため、手軽に用意できるのが嬉しいポイントですね。

フルーツサンド

生クリームを豆腐で代用したフルーツサンドのレシピは、ヘルシーに仕上げられるのが特徴です。

乳製品を使わないため、アレルギーがあっても安心でしょう。必要な材料はこちらです。

【材料】

  • 食パン(8枚切り):4枚
  • いちご:6粒
  • 木綿豆腐:半丁
  • 砂糖:大さじ2杯
  • バニラエッセンス:適量

【作り方】

  1. 木綿豆腐をキッチンペーパーに包んで水切りする。
  2. 水切りした木綿豆腐に砂糖とバニラエッセンスを入れ、ハンドミキサーでなめらかにする。
  3. 手順2で作ったクリームを食パンに塗って、イチゴを挟んだら完成。

バニラエッセンスを加えることで大豆のニオイが和らぎ、豆腐で作ったとは思えないような仕上がりになります。

見た目と食感についても、生クリームに近付けることが可能です。甘味を強くしたい場合は砂糖を追加してみましょう。

生クリームをほかの食品で代用して料理を楽しもう

ケーキに生クリームを絞る写真

生クリームは、牛乳や豆腐などで代用可能です。生クリームの代用品は、泡立てられるものとそうではないものがあります。

また、代用品によって味や風味が異なるため、特徴を理解した上で適した方法を選択してください。

代用するために調合したものは、傷みやすいのでその日のうちに使いきるのがポイント。目的別に適した代用方法と注意点を理解して、生クリームの代用品を活用しましょう。


[文・構成/grape編集部]

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