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日向土の代用におすすめの土5選!特徴や使い方、用途を解説

By - grape編集部  公開:  更新:

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※写真はイメージ

日向土(ひゅうがつち)は宮崎県南部で採取される軽石です。

採れる地域や量が限られるため、なかには「ホームセンターに日向土を買いに行ったら売っていなかった」「近くで日向土を購入できる店舗がほとんどない」という人もいるのではないでしょうか。

しかし、日向土と似た特徴を持つ園芸用の土は複数あり、植物ごとに使い分ければよりきれいに生育する可能性もあります。

そこで本記事では、日向土の代用品を5つご紹介します。さらに、日向土の特徴や、適した植物などもご紹介。

代用品を探している人や、より気軽に購入できる園芸土を探している人はぜひ参考にしてください。

日向土とは

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日向土とは、宮城県南部で産出される軽石の一種です。園芸用の土として、幅広い用途で使用されています。

日向土の特徴は以下の通りです。

水はけ、通気性 植物の根腐れを防げる
無菌 清潔な状態を保ちやすい
植物に適したpH 弱酸性で植物が育ちやすい環境を整える
粒が硬い 鉢に入れても崩れにくい

上記のような特徴から、観葉植物や花木、サボテン、盆栽など多様な植物の生育に使用されています。

また、土壌改善や改良に使用されるケースも少なくありません。

ただし水はけがよいぶん、保水性が低下します。そのため、水分を多く必要とする植物の生育には不向きです。

日向土の代用品5選!注意点も解説

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日向土のように、通気性に優れていたり多様な植物の生育に適していたりする土は、ほかにも複数あります。

それぞれ特徴が少しずつ異なるため、植物によって使い分けることで、ご自宅の植物もよりきれいに育てられるでしょう。

この章では、日向土の代用品になる培養土を5つご紹介します。

赤玉土

赤玉土は、火山灰から採れる赤土を粒状にした土です。日向土と似ている点は、4つあります。

  • 水はけ、通気性に優れている。
  • さまざまな植物の生育に使用できる。
  • pHが弱酸性である。
  • 肥料成分をほとんど持っていない。

赤玉土は日向土と似ている点が多々あるため、代用品に適しています。ただし日向土とは異なり、保水性もある土です。

そのため、根腐れしやすい植物は赤玉土より日向土が向いているケースもあります。

また、日向土よりも柔らかい粒のため、崩れやすい傾向があります。耐久性が低く交換頻度がやや高くなる可能性も。

通気性、排水性、保水性と全体的なバランスは優れているため、幅広い植物に使用できるでしょう。

鹿沼土

鹿沼土は、栃木県の鹿沼市を中心に採取できる土です。火山灰が風化して粒状になっており、日向土と同じく軽石に該当します。

また、鹿沼土は多孔質であるため、通気性や水はけがよい点も日向土と似ている部分です。

ただし、鹿沼土は日向土よりも酸度が高く、育てる植物によっては生育がうまくいかない場合があります。

例えば、ガーベラやダリアなどは酸性土壌を苦手とする植物です。一方でツツジやブルーベリー、ハナミズキなどは酸性土壌を好むといわれています。

家で育てている植物によっては鹿沼土を使用すると、生育不良を引き起こすリスクがあるため、鹿沼土を日向土の代用品として使えるかは事前に確認するとよいでしょう。

さらに、日向土よりも崩れやすく保水性があることから、根腐れしやすい植物などの育成にも注意が必要です。

パミス(軽石)

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パミスは、多孔質の火成岩を粉砕、乾燥、選別して整粒した軽石です。細かい穴がたくさんあるため、通気性や水はけがよい特徴があります。

また日向土と同様、もしくは日向土以上に保水性をほとんど持たないため、根腐れしやすい植物におすすめの代用品です。

例えば、多肉植物は植物自体に水分が多く含まれており、パミスなどの水はけのよい土がぴったりです。

一方で保水性がないぶん、水分を必要とする植物に使用する場合は、保水性や保湿性の高い土をしっかり混ぜて使用する必要があります。

パミスは中性の土であるため、肥料などで植物の生育に必要な養分を補うと育ちやすくなるでしょう。

桐生砂

桐生砂(きりゅうずな)とは、群馬県桐生市付近で採取される火山礫(かざんれき)です。

今までご紹介した日向土や代用品に比べると細かい砂になっている点が特徴で、一つひとつの粒がしっかりしています。

日向土と似ている点は以下の通りです。

  • 通気性、水はけがよい。
  • pHが弱酸性である。
  • 肥料成分をほとんど持っていない。
  • 崩れにくい。
  • 保水性が低い。

多くの特徴が日向土と似ているため、多肉植物や盆栽、山野草など幅広い用途で使用できます。

また植物の生育に必要な鉄分も多く含んでおり、肥料成分はありませんが、植物が育ちやすい土です。

鉄分の多い土は植物をはじめ、野菜などの栽培にも適しているでしょう。

真砂土(まさ土)

真砂土は園芸で使用する機会の多い、代表的な用土です。花こう岩が風化して砂状になったもので、粘り気があります。

真砂土と日向土の共通点は、ほかの土と混ぜて使用する頻度が多い点。というのも、真砂土は保水性に優れていますが、通気性があまりよくないためです。

水を多く含むとより粘土質になるため、バーミキュライトやバーク堆肥などと混ぜて土壌改良を行います。

なお、バーミキュライトは鉱物を原料とした通気性に優れた土、バーク堆肥は植物の樹皮(バーク)を粉砕、発酵した肥料です。

日向土は多様な植物に対応できますが、真砂土は水はけがよくないため、観葉植物や多肉植物を生育するための代用品には向いていません。

日向土や代用品を使用する場面と使い方

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日向土が必要とされる主な場面は以下の通りです。

水はけや通気性をよくしたい 根腐れを防ぎ、植物を健康的に育てる
新しい植物を育てたい 肥料成分を含まないため、発根時などに適している
植物に適した土壌をつくりたい 土壌改善を行い、特定の植物に合わせた環境にできる

特に、日向土はもともと水分を多く含む多肉植物や盆栽などにおすすめです。

基本的に日向土は、混合用土として使用します。日向土のみでは肥料成分がなかったり、水はけがよすぎたりするためです。

例えば多肉植物の場合は、日向土を7割程度入れ、残りの3割は保水性などがある土を使用するとよいとされています。

日向土の割合を少なくすれば、野菜や草花などにも使用できるでしょう。

今回ご紹介した代用品も、ほかの土と混ぜて使用できるものばかりです。

ただし日向土と若干特徴が異なるため、水はけを重視したいかや肥料成分の有無などを確認しながら、植物に合わせた土を使用しましょう。

日向土は別の砂や土でも代用できる

日向土は、水はけや通気性、崩れにくさなど多くの特徴を持った園芸用の土です。

肥料成分や保水性はないものの、弱酸性の軽石であることから、ほかの土と混ぜて使用すると植物に適した環境を整えてくれます。

しかし、このような特徴を持った土は日向土のみではありません。特に赤玉土や桐生砂は似たような特徴を多く持っており、多様な植物に使用できます。

植物の特徴によっても土の合う合わないがあるため、自宅で育てている植物の特徴に合わせて、日向土の代用品を探してみてください。


[文・構成/grape編集部]

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