秋季高校野球 ケガを負うも戦い続けた…「僕が諦めたら試合が終わってしまう」
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※写真はイメージです

夏の甲子園で初優勝した沖縄尚学 比嘉監督の言葉に「名将ですな」「一層有名になっていく」夏の『阪神甲子園球場』で行われた、『第107回全国高等学校野球選手権大会(通称:甲子園)』。2025年8月23日に行われた決勝戦では、沖縄県の沖縄尚学高等学校と東京都の日本大学第三高等学校が対戦しました。激闘の末に栄光を勝ち取ったのは、沖縄尚学。3対1で日大三高に勝利し、念願の初優勝を果たしました。

【2025甲子園決勝】 沖縄尚学が優勝! 夏制覇に「初優勝、おめでとう!」「感動をありがとう」107回目となる甲子園で、沖縄尚学が日大三との激闘を制し、優勝をつかみました。
- 出典
- スポーツ報知
2016年9月14日に行われた第69回秋季北海道高校野球大会 旭川地区予選の2回戦「旭川高専×上富良野」の試合が注目されています。
試合は旭川高専が12対2で上富良野に6回コールドで勝利していますが、話題になっているのは上富良野の1人の選手のようです。
一時呼吸困難になるも、「早く試合がしたい」
その選手というのが捕手として試合に出場した土田朋輝選手(2年)。
土田選手は初回の守りで相手三塁走者と交錯。左胸を強く打った土田選手は担架で運ばれ、試合は約7分間中断となりました。
一時は呼吸困難にも陥っていたようですが、土田選手は「大丈夫です。早く試合がしたい」と話し、一塁手に守備位置を変え、気迫でグラウンドに戻りました。
しかし、その直後に今度は一塁ベース上で一塁走者と再び接触。今度は左足首を痛めてしまったようです。
土田選手は険しい表情を見せ、左足を引きずりながらもコールドが成立する6回までプレイし続けました。
一体なぜ、そこまでして土田選手はグラウンドに立ち続けたのでしょうか?
僕が諦めたら試合が終わってしまう
実は上富良野の登録選手は10人しかおらず、当日は1人が体調不良で欠席していたため、9人で試合に臨んでいたのです。
9人といえば、野球ができるギリギリの人数。つまり、土田選手がプレー不可能となるとその時点で没収試合となってしまいます。
また、正規の部員は4人しかおらず、残りの6人はバドミントン部などからの助っ人。秋の大会に単独出場したのは2年ぶりのことだったため、選手たちにとっては相当気合いが入った一戦だったようです。
土田選手は4人しかいない正規部員のうちの1人。
そのため、こういった想いが土田選手にあったようです。
野球部の単独出場を叶えるため、力を貸してくれた助っ人選手たちも試合に向けて、それなりの練習もしてきたはず。
自分たちのために一緒に戦ってくれている助っ人、そして土田選手同様に単独出場を夢見ていた正規部員たちのため、何としても最後まで試合がしたかった本当にその一心のようです。
無理を押してということもあって、世間からは賛否両論が見られた
ケガをしてまでのプレイということもあって、更なる大ケガに繋がっていた可能性もある訳ですから、世間からは賛否両論様々な意見が見られました。
来年は試合に勝ちたい
初回のアクシデントの後も、3回に左前安打を放つなどプレイでもチームを引っ張った土田選手。
今回の試合を振り返り、単独チームで戦うことができて良かった。来年は試合に勝ちたいと、すでに気持ちは前を向いているようです。
とりあえずは痛めた部分の治療に専念してから、大好きな野球に打ち込んでほしいものですね。