「人身事故が起こると、なんであんなに時間かかるの?」事故発生から運転再開まで

By - grape編集部  公開:  更新:

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※画像はイメージです

長野県にある『しなの鉄道』の公認アカウント、しなの鉄道(非公式)さん(@shinanorailway_)がTwitterに投稿した、人身事故が発生した時から運転再開にいたるまでの経緯が話題になっています。

不幸な事故である人身事故が発生したときにはどのようなことが行われているのかをご紹介します。

事故が確認されたら

まず、事故が起こると運転士は電車の非常ブレーキをかけ、近くを走っている電車に危険を知らせる防護無線を送り、二次的な事故が起こらないようにします。

他の電車が停止し、安全が確保された後に運転士は車外の点検を開始。人身事故が発生したことが確認されると、電車や駅の動きを統括する指令所へ救急と警察の手配を依頼します。

その後、運転士は非常ブレーキを使用した際、乗客にけが人などが出ていないか確認してまわります。

人身事故に遭った方への対応

運転士は人身事故に遭った方に声かけを行うこともあるそうです。

人身事故に遭った方が搬出されると、警察による現場検証が行われます。夜間だと遺留品が見つかりにくいため、非常に時間がかかるようです。

現場の清掃業務

運行再開のために、指令所は技術センターの社員に出動を要請します。夜間や休日の場合は社員を家から呼び出すこともあるそう。

警察の現場検証が終わったあとは現場の清掃、消臭剤の散布、周辺設備への被害確認、鳴りっぱなしの踏切の対応などさまざまなことが行われるようです。

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※画像はイメージです

運転再開へ

鉄道会社、消防、警察など、多くの人の作業が完了したのちに、ようやく運転が再開されます。

投稿者さんは最後に「命を大事に」と締めくくっています。

人身事故が多い日本。

鉄道会社が国土交通省に提出したデータによると、2005年度から2014年度までの10年間で、首都圏15路線の人身事故は3145件にものぼるのだそう。

これだけ多いと、事故の先に人の命があったことを忘れがちになってしまいます。しかしこの投稿を見ると、そこには人の命があり、人の尽力によって私たちが利用している電車が運行されているのだということが再確認できますね。

新濃さんの漫画の画像

「誰か降りないかな…」電車で座れない時に使いたくなる”究極の裏ワザ”に「その手があったか」電車内が混雑していると、席に座れない時もあるでしょう。つり革を掴み電車に揺られながら、「次の駅で誰か降りないかな…」なんて念じることもあるかもしれません。新濃(@NiinoNiio)さんがXで公開した漫画では、そんな電車内のワンシーンが描かれていました。

撮影:grape編集部

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出典
@shinanorailway_

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