「公然わいせつ罪で逮捕します」 授乳中のママにそう言い放った警察官…
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アメリカのジョージア州コロンバスにある食料品店の中で、1人の女性が赤ちゃんに授乳をしていました。
彼女の名前はサバン・シュクラさん。
突然やって来た警察官にこう声をかけられました。
そして、続けられた言葉に、サバンさんは唖然とします…
授乳が認められた州なのに公然わいせつ罪!?
警察官はサバンさんに対し、こう警告してきました。
赤ちゃんに授乳することが公然わいせつ罪で、さらには攻撃的な態度とみなすとは、ずいぶん乱暴な物言いです。
そもそもジョージア州では、基本的に「母親は赤ちゃんに好きな場所で、好きなだけ授乳をする権利を有している」とされています。
半年ほど前にパラリーガル(法律事務職員)の資格を取得していたサバンさんは、当然、この法律を知っていました。そこで、警察官にそのことを伝えますが…
警察官はこう言い放ち、サバンさんの胸を指さしたのです。
「泣き寝入りはしない」という強い意志
「車に戻っても、怒りで震えるほどだった」と語るサバンさん。
そして、今回の一件をFacebookで公にすることを決意します。
サバンさんの投稿に多くの反響が寄せられました。
また、今回の問題に関して、サバンさんに「逮捕する」と言った警察官が所属する警察署のFacebookには「この対応はおかしい。正式に謝罪すべきだ」というコメントが、警察官の手によって投稿されました。
しかし、問題の警察官は今回の一件に関して、謝罪の言葉は述べず、心境をこう綴るにとどまっています。
「ほかのお客さんからの通報で駆け付けて、注意したことは事実です。
法律に関する言い合いにもなりました」
「しかし、彼女の主張がすべて事実だとは限りません。
事情を知らない人が騒いでいるだけなのです」
「逮捕する」といった警告は行っていないともとれるコメントですが、授乳中の母親に注意をしたことは認めるコメント。授乳が認められている州で授乳中の母親に注意すること自体が問題のような気もしますが…
授乳中の母親に「不快感を示す」という問題は多くの場所で起こっています。
しかし、そもそも授乳は恥ずかしいことなのでしょうか?
赤ちゃんにとっては単なる食事でしかない授乳を「恥ずかしいもの」と捉えること自体に無理があるような気がしてなりません。
母親にとって授乳は「したい・したくない」の問題ではなく、「必要か・否か」という問題ではないでしょうか。