「娘に君のようになってほしくない」ずっと拒食症だった女性を変えた、夫の愛情ある言葉
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10代の頃から拒食症を患っている、2歳になる女の子の母親マリサさん。
彼女は子どもの頃に体型のことを「クジラみたい」などとからかわれ、「自分に友達ができないのは体型のせい、もっと痩せなくては」と思い、徐々に拒食症へと陥ってしまいました。
そして痩せるほど周りからの目が変わっていくように感じ、年頃の女性に成長したあとはモデルになって不安を解消していたそう。
モデルになって男性が言いよってくるようになりましたが、マリサさんの外見に惹かれて近づいてきた人はマリサさんの心を見ることはなく、「もっと綺麗でいて。スタイルを良くして」と求めました。そして拒食症が更に進行してしまったのです。
そんなマリサさんに希望の光が。それは現在の夫であるブライアンさんとの出会いでした。
ブライアンさんはマリサさんを心から愛しており、健康を気遣って「もっと食べたほうが良いよ」とマリサさんに言っていたそう。しかし、マリサさんは太ることが怖く、なかなかその通りには出来ませんでした。
ブライアンさんは拒食症にも理解があったため、口うるさく言うことはなかったのですが、二人が結婚して子どもができたことである変化が起きます。
自分を否定しないで
娘が生まれ、その子が2歳になったある日のこと。
娘の前で、いつもの通り「太るから食べたくない」「私ってクジラのようかな」と言ってしまっていたマリサさん。
そんな妻の様子を見たブライアンさんは、心を鬼にしてマリサさんにこう言ったのです。
マリサ、君は自分を責めるようなことは止めたほうがいい。僕たちの娘はどんどん成長し、今もお母さんである君のマネをしているだろう。
君がご飯を食べないと、娘も同じように食べなくなってしまうかもしれない。娘には身体が細いことがベストだと思ってほしくないんだ。
そして、自分を責めることが当たり前だとも思ってほしくない。
自分を否定することが当たり前になっていたマリサさん。夫のその言葉に、娘が「自分の言動に影響されて育っている」という事実に気付かされ、思わず涙を流しながら謝ったそう。
マリサさんは自身のブログで「娘には、私のように体型のことで惨めな思いをしてほしくない。体型が全てではないと知ってほしいし、ブライアンのような人の心を見てくれる男性と巡りあってほしい」と語りました。
今まで目をそらしてきた拒食症との戦い。簡単ではないかもしれませんが、愛する子どもが自分のようになってほしくないと気づいたマリサさんは、この戦いに打ち勝つことができるのではないでしょうか。