是正勧告を受けたエイベックス 松浦社長「法律が現状と合ってない」と持論
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提供:産経新聞社

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2016年12月9日付けで「エイベックス・グループ・ホールディングス」が、東京・三田労働基準監督署から是正勧告を受けていた件について、社長の松浦勝人氏がブログで持論を展開しました。
「労働基準法 是正勧告とは」というタイトルで12月22日に公開したブログの中で、是正勧告について一定の理解を示した松浦社長。
しかし、一方で「法律が現状と合ってないのではないか」と、労働基準法という法律に疑問を感じていることを明らかにしました。
松浦社長は「業界によって仕事の内容に違いがあるにも関わらず、同じ労働時間という基準に縛られるのはどうなのか」とも語っています。
この持論に対し、多くの意見やコメントが寄せられています。
ロックバンドGLAYのボーカルTERUさんも、松浦社長の意見に同意するツイートをしています。
反対に「社長としての責任を果たしていない」「反省が足りない」といった厳しい意見も…
松浦社長も賛否の意見が寄せられるのは承知の上で、こういった発言をしているのでしょう。
Twitterなどでは「働き方」に関する、さまざまな意見交換が行われています。
また、中には賛同でも批判でもない、エールとも言うべきこんなコメントも寄せられていました。
現状追認するのが法律なら何でもありになります。
作品の品質と労働者の権利を両立させる、日本で最初のエンタメ企業をエイベックスが目指してはいかがでしょうか。
簡単ではないと思いますが、挑む姿勢こそが御社らしさなのでは?
どの業界のどんな企業でも起こり得る、「労働環境が労基法などの法律と矛盾してしまう」という問題。
会社側の努力や改革が必要であることは当然ですが、「現代の多様性に富んだ働き方をどこまで許容できるのか」といった労基法の柔軟性も必要なのかもしれません。
[文/grape編集部]