『週休3日制』になったら何が変わる? 5つの職種で想像できる未来とは
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※写真はイメージ
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消防局「絶対に離れないで」 呼びかけに「知らなかった」「気を付けます」兵庫県尼崎市にある、尼崎市消防局(以下、消防局)のInstagramアカウントによると、肉まんや焼き芋の加熱方法に、注意が必要だといいます。
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【訃報】『ちびまる子ちゃん』お姉ちゃん、ミニーマウスの声優、乳がんで死去『ちびまる子ちゃん』のお姉ちゃん役や、ミニーマウス役で知られる声優の水谷優子さんが2016年5月17日、51歳でその生涯を終えました。
育児や介護など個々の事情に応じて、多様で柔軟な働き方を選択できる社会を目指す『働き方改革』。
中でも、注目が集まっている制度の1つが『週休3日制』です。
2025年4月から新たに、国家公務員や東京都の職員に導入されることが決まっています。
『週休3日制』って嬉しい?
週休3日制とは、1か月に1回以上、週に3日間の休日を設ける制度です。
ワークライフバランスの改善を目的として、大企業を中心に導入が進められています。
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現在、1か月に1回以上、週に2日間の休日を設ける『週休2日制』が一般的。週休3日制は、さらに1日休む日が増えるということで、世間的に高い注目が集まっているようです。
そんな週休3日制には、次の3つのパターンが考えられます。
・給与維持型…所定労働時間が減るが、給与と仕事量は変わらない。
・労働時間維持型…休日が増える代わりに、1日の労働時間も増える。
・給与減額型…休日が増えるぶん、給与が減る。
世間の人々は、週休3日制について、どのように感じているのでしょうか。ネット上ではこのような声が上がっています。
・休みが2日間だけだと、体力を温存するため家にいるけど、3日間もあれば1日は思いきり遊べそう。週休3日制にしてほしいです!
・土、日曜日は、銀行も病院も予約が真っ先に埋まる。平日に休めたら、行きやすくなるのにな…。
週に3日間の休みができたら、休日をより一層のびのびと過ごせたり、平日の休みを有効的に使えたりと、メリットを挙げる人が多くいました。
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一方で、週休3日制になることに懸念点がある人や、必要性を感じていない人もいるようです。
・週休3日制はうらやましいけど、1日10時間労働になったらつらいな…。
・水、土、日曜日が休みになってほしい。でも、連休にしたい時は、有給休暇で十分かなとも思う。
・フレックスタイム制の導入や、残業の削減が可能かは、職種や会社によって違う。週休3日制を取り入れるのが難しい人もいるだろう…。
「休日が増えること自体は望ましい」と思う一方で、出勤した時の1日の負担が増えるなどのデメリットもある模様。
また、自分の職種や休日スタイルを考えると「週休3日制が適しているのか」と疑問をもつ人もいるようです。
自分に合った働き方を考えてみよう!
職種や休日スタイルによって、週休3日制に対する考え方がさまざまだと感じた、筆者。
東京都内で働く20代の男女5人に、週休3日制で働くことになった場合を思い浮かべてもらい、意見を聞いてみました。
旅行に行きやすくなったり、子どもの送り迎えができたりするメリットがある!
窓口業務でなければ、週休3日制になっても、影響は限定的かも。ただ、公務員としては、社会の理解を得た上で実施したほうが、気持ちの面で働きやすいかな…。
週休3日制になったら、精神的に負担なく仕事ができそう!
でも、プロジェクトの進捗によっては、スケジュールの余裕がなくなって、カツカツの状態で進める事態になるかもしれない…。一人ひとりのタスクを分配して、常に少人数のチームで回せる体制を作ってほしい。
週休3日制になったら嬉しい!でも、シフト制なのであまり変わらない気がしている。実施されたら『給与維持型』で、現在の残業時間が所定労働時間になると思う。
人手不足という問題があるから、希望の日に休日を取ることは、今よりも難しくなってしまうかも。
現在、仕事が忙しくて睡眠時間が削られている…。週休3日制がスタンダードになったら、1日は思いきり寝て、疲労を回復させたい。
給与は、金銭的に厳しい面があるので減額されそう。『給与維持型』になるためには、人手不足を解消するために、採用人数を増やしてほしい!また、社内の申請フローが古いので、デジタル化して手間を減らせるといいかも。
週休3日制になっても、休日出勤が増えそうなのであまり嬉しくないかな。
人手不足、かつ仕事量は変わらないのであれば、残業時間が増えたり、お客さんや協力業者さんとのやり取りが滞ってしまったりして、今よりも、1日の負担が増えそう。
「週休3日制になったらどうする」という質問から見えてきたのは、『人手不足』や『社内体制』という、週5日間働いている現状で起こっている問題点でした。
休日が増えることは魅力的かもしれませんが、週休3日制を導入するにあたって解決すべき問題を見落とせば、かえって業務が混乱してしまいます。
週休3日制を採用することを考える時に、「画期的なシステムや機材を導入しなければならない」と思う人や職場は多いでしょう。
しかし、職場の課題やリスクを1つずつ解消していけば、負担を増やさずに、週休3日制を導入する環境を整えられるかもしれません。
理想の働き方を考えるきっかけに
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あなたも一度、自分が週休3日制で働く姿を想像してみませんか。
会社全体で取り組むべき課題と改善策、理想的な自分の働き方が、明確になるきっかけになるかもしれませんよ!
[文・構成/grape編集部]