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『週休3日制』になったら何が変わる? 5つの職種で想像できる未来とは

By - ダミ  公開:  更新:

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育児や介護など個々の事情に応じて、多様で柔軟な働き方を選択できる社会を目指す『働き方改革』。

中でも、注目が集まっている制度の1つが『週休3日制』です。

2025年4月から新たに、国家公務員や東京都の職員に導入されることが決まっています。

『週休3日制』って嬉しい?

週休3日制とは、1か月に1回以上、週に3日間の休日を設ける制度です。

ワークライフバランスの改善を目的として、大企業を中心に導入が進められています。

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現在、1か月に1回以上、週に2日間の休日を設ける『週休2日制』が一般的。週休3日制は、さらに1日休む日が増えるということで、世間的に高い注目が集まっているようです。

そんな週休3日制には、次の3つのパターンが考えられます。

・給与維持型…所定労働時間が減るが、給与と仕事量は変わらない。

・労働時間維持型…休日が増える代わりに、1日の労働時間も増える。

・給与減額型…休日が増えるぶん、給与が減る。

世間の人々は、週休3日制について、どのように感じているのでしょうか。ネット上ではこのような声が上がっています。

・休みが2日間だけだと、体力を温存するため家にいるけど、3日間もあれば1日は思いきり遊べそう。週休3日制にしてほしいです!

・土、日曜日は、銀行も病院も予約が真っ先に埋まる。平日に休めたら、行きやすくなるのにな…。

週に3日間の休みができたら、休日をより一層のびのびと過ごせたり、平日の休みを有効的に使えたりと、メリットを挙げる人が多くいました。

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一方で、週休3日制になることに懸念点がある人や、必要性を感じていない人もいるようです。

・週休3日制はうらやましいけど、1日10時間労働になったらつらいな…。

・水、土、日曜日が休みになってほしい。でも、連休にしたい時は、有給休暇で十分かなとも思う。

・フレックスタイム制の導入や、残業の削減が可能かは、職種や会社によって違う。週休3日制を取り入れるのが難しい人もいるだろう…。

「休日が増えること自体は望ましい」と思う一方で、出勤した時の1日の負担が増えるなどのデメリットもある模様。

また、自分の職種や休日スタイルを考えると「週休3日制が適しているのか」と疑問をもつ人もいるようです。

自分に合った働き方を考えてみよう!

職種や休日スタイルによって、週休3日制に対する考え方がさまざまだと感じた、筆者。

東京都内で働く20代の男女5人に、週休3日制で働くことになった場合を思い浮かべてもらい、意見を聞いてみました。

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公務員Aさん

旅行に行きやすくなったり、子どもの送り迎えができたりするメリットがある!

窓口業務でなければ、週休3日制になっても、影響は限定的かも。ただ、公務員としては、社会の理解を得た上で実施したほうが、気持ちの面で働きやすいかな…。

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システムエンジニアBさん

週休3日制になったら、精神的に負担なく仕事ができそう!

でも、プロジェクトの進捗によっては、スケジュールの余裕がなくなって、カツカツの状態で進める事態になるかもしれない…。一人ひとりのタスクを分配して、常に少人数のチームで回せる体制を作ってほしい。

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看護師Cさん

週休3日制になったら嬉しい!でも、シフト制なのであまり変わらない気がしている。実施されたら『給与維持型』で、現在の残業時間が所定労働時間になると思う。

人手不足という問題があるから、希望の日に休日を取ることは、今よりも難しくなってしまうかも。

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営業職Dさん

現在、仕事が忙しくて睡眠時間が削られている…。週休3日制がスタンダードになったら、1日は思いきり寝て、疲労を回復させたい。

給与は、金銭的に厳しい面があるので減額されそう。『給与維持型』になるためには、人手不足を解消するために、採用人数を増やしてほしい!また、社内の申請フローが古いので、デジタル化して手間を減らせるといいかも。

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建設業Eさん

週休3日制になっても、休日出勤が増えそうなのであまり嬉しくないかな。

人手不足、かつ仕事量は変わらないのであれば、残業時間が増えたり、お客さんや協力業者さんとのやり取りが滞ってしまったりして、今よりも、1日の負担が増えそう。

「週休3日制になったらどうする」という質問から見えてきたのは、『人手不足』や『社内体制』という、週5日間働いている現状で起こっている問題点でした。

休日が増えることは魅力的かもしれませんが、週休3日制を導入するにあたって解決すべき問題を見落とせば、かえって業務が混乱してしまいます。

週休3日制を採用することを考える時に、「画期的なシステムや機材を導入しなければならない」と思う人や職場は多いでしょう。

しかし、職場の課題やリスクを1つずつ解消していけば、負担を増やさずに、週休3日制を導入する環境を整えられるかもしれません。

理想の働き方を考えるきっかけに

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あなたも一度、自分が週休3日制で働く姿を想像してみませんか。

会社全体で取り組むべき課題と改善策、理想的な自分の働き方が、明確になるきっかけになるかもしれませんよ!


[文・構成/grape編集部]

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