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『稲妻』言葉の由来を高校生が科学的に証明することに成功!

By - 土屋 夏彦  公開:  更新:

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昔から「雷の多い年は豊作になる」と言い伝えられているものの、それを証明しようとは誰も思わなかったのですが、島根県松江市の高校生が科学的に証明することに成功しました。

松江市の高校性・池田圭佑さんは、宮沢賢治が教員時代に『カミナリと農作物の出来具合について何らかの関係がある』と書いてあった書物を読み興味を持ったんだそうです。

そこで、学校にある実験用の放電装置を使い、落雷と同様の状態を作りだし、カイワレダイコンの成長の様子を調べたところ、種子に50秒間放電してから育てた種子は、放電しなかった種子に比べて成長が約2倍も速くなることを発見。

さらには育てるための水道水にも、放電させた水を使ったところ、芽の伸びが2倍にとなる結果が得られたんだそうです。

なぜそのような結果となるのか、放電した水を分析したところ、通常の水に比べて『窒素』の量が1.5倍になっていることを発見。

窒素は肥料の3要素の一つ。これが成長を促したことを突き止め、この結果を『科学シンポジウム』で発表し、なんと最優秀賞を受賞しました。

古くから伝わる「なぜ雷の多い年は豊作になるのか」という疑問に対し、「窒素の増加により豊作となる」という科学的な答えを導きだしたのでした。

産経新聞社に対し、京都大大学院エネルギー科学研究科の岸本泰明教授は以下のように話しています。

種に直接放電することで成長が促進される原因は不明としながらも、「放電によって空気中の窒素が水に溶け込み、カイワレ大根の成長が促進されたことを実験で突き止めた点は素晴らしい」

産経WEST ーより引用

昔と今ではゲリラ豪雨が起こったりと気象状況が大きく異なるため、一概に「雷が多い年は豊作になる」とは言い切れない面もあるかもしれませんが、疑問をそのままにせず、突き止めた探究心は素晴らしいのひと言です。

昔からの言い伝えには必ず何らかの根拠があるんですね。高校の時に物理の先生から「雷が多い年は豊作になる。だから、稲妻という。」と聞いたことを思い出しました。

『稲妻』は、稲の夫(つま)からできた言葉だそうです。昔の人は収穫の時期に雷が多かったため、稲の実りには雷が関係していると考えていたようですね。


[文・構成 土屋夏彦]

土屋夏彦

上智大学理工学部電気電子工学科卒業。 1980年ニッポン放送入社。「三宅裕司のヤングパラダイス」「タモリのオールナイトニッポン」などのディレクターを務める傍ら、「十回クイズ」「恐怖のやっちゃん」「究極の選択」などベストセラーも生み出す。2002年ソニーコミュニケーションネットワーク(現ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社)に転職。コンテンツ担当ジェネラルプロデューサーとして衛星放送 「ソネットチャンネル749」(現アジアドラマチックTV★So-net)で韓国ドラマブームを仕掛け、オンライン育成キャラ「Livly Island」では日本初の女性向けオンラインで100万人突破、2010年以降はエグゼクティブプロデューサー・リサーチャーとして新規事業調査を中心に活動。2015年早期退職を機にフリーランス。記事を寄稿する傍ら、BayFMでITコメンテーターとしても出演中、ラジオに22年、ネットに10年以上、ソーシャルメディア作りに携わるメディアクリエイター。

出典
第14回高校生シンポジウム「科学とプラズマ」実施報告産経WEST

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