浅田真央、引退会見 「もう一度、人生があるなら」
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提供:産経新聞社

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2017年4月10日、引退を発表したフィギュアスケートの浅田真央選手。
4月12日に引退会見を行い、にこやかに、そして時に涙を浮かべながら、その気持ちを語りました。
浅田真央、引退会見
選手生活を終える決断をしました
みなさん、こんにちは浅田真央です。本日はお忙しい中、お集まりいただき本当にありがとうございます。2日前にホームページで発表しましたが、あらためてご報告いたします。
私、浅田真央は選手生活を終える決断をしました。長い選手生活でしたが、たくさん山がありました。でも、たくさんの山を乗り越えられたのも支えてくださった方々や、たくさんのファンの方の応援があったからだと思っています。
今日は感謝の気持ちを皆さんにお伝えできればと思い、このような場を設けさせていただきました。本日はよろしくお願いいたします。
「もういいんじゃないかな」と思った
今日この場に立った時に、たくさんの方がいらしてびっくりしたのですが、今は落ち着いています。
(引退を)発表してからはたくさんの方が連絡をくださったのですが、みなさんお疲れ様と声をかけてくれたので、「ああ、選手生活が終わるんだな」という気持ちになりました。
少し前ですが、家族だったり友達に報告しました。みんなお疲れさまって、よくがんばったねって言ってくれました。
私は復帰してからいい形でスタートできたんですけど、そこから練習をするにつれて、試合に出るにつれて、いまのスケート界の時代はすごいので、私自身ついていけるのかなと思いが強くなったり、気持ちや身体の部分で復帰前よりつらいことが多くなりました。
なんとか1シーズンは乗りきれたんですが、2シーズン目からはなんとかがんばろうとやってきました。最後の全日本選手権で、「あ、もういいんじゃないかな」という風に思いました。
自分で臨んだ道、つらいと思ったことはない
自分が復帰してからずっと掲げてきた平昌オリンピックに出るという目標があったので、それを言ってしまったこととの葛藤はありました。
本当に全日本が終わって、すべて結果が出た時に「もう終わったんだな」と思いました。でも日が経つにつれて自分が言ったことは今まで最後までやり通してきたので、ここまで(引退発表が)延びてしまいました。
ソチオリンピックが最高の形で終わったのですが、自分の体も、気持ちとしてもまだまだやれると思ったので復帰しました。でも実際に挑戦してみて、気持ちも体も自分の気力ももう全部出し切ったので、今は挑戦して何も悔いはないです。
最後になるのかなと言う気持ちは、ソチオリンピック程ではなかったですが、最後トリプルアクセルを挑戦して終えられたことは自分らしかったかなと思います。
つらかったことはそんなになくて、この道を選んだのも自分ですし、自分で臨んだ道なので、つらいと思ったことはありません。
ソチオリンピックのシーズンで世界選手権を終えて、自分が選手を終えていたら今もできていたんじゃないかなと思っていたと思います。
でも自分でチャレンジして出した結果なので、今は何もやり残したことはないので、そういった意味でもう一度チャレンジすることができて良かったなと思います。
具体的なことはこれから
まずもうすぐ夏にあるのがアイスショーなので、そこでまた選手生活を終えて初めて皆さんの前で滑るので、いい演技を目指してがんばりたいなと思っています。
5歳からスケートを初めて、今までスケートにはお世話になりました。どんな形でもフィギュアに恩返しができる活動はしたいなと思います。
具体的なことはこれからです。
引退された大先輩の方をはじめ、私も引退をすることになったのですが、スケート界を引っ張ってこれたかなと思います。これから若い選手がどんどん出てきているので、若いパワーでフィギュア界を引っ張っていってほしいなと思います。
フィギュアスケートは、人生
浅田真央にとってフィギュアはどんな存在か…難しいですけど、一言でいうと、人生かなと思います。
私すぐに飽きてしまう性格で、スケートは5歳から続けて来られたので、長い間すごいね、続けてきたねと自分に言いたいです。
私の全てがスケート中心の生活だったので、本当に私の人生です。
生まれ変われるなら、もうスケートはやらない
いまこうして何も悔いがないので、もう一度人生があるならスケートへは行かないと思います。本当にいろいろありますね。食べることが大好きなのでケーキ屋さんとかカフェとかそういうレストランだったり、そういうのをやっていたのかなと思ったりします。
ファンの言葉がパワーになった
本当に、たくさんのファンの方が応援してくださって、長い間よいときも悪い時も諦めずに応援してくださったので、それがすごく励みになりましたしパワーになりました。ありがとうございました。
今は晴れやかな気持ちです。
最後の挨拶
みなさん、今日は本当にどうもありがとうございました。発表してから2日間、温かい言葉をいただいて、本当に晴れやかな気持ちで引退を迎えることができました。
スケート人生で経験したことを忘れずに、これから新たな目標を見つけて笑顔で…前に進んでいきたいと思っています。
みなさん、応援どうもありがとうございました。
提供:産経新聞社
最後は涙ながらに、一言一言、気持ちを込めて語った姿が印象的でした。この記者会見を観た多くの人が、「お疲れ様でした」の声をあげています。
長く日本のフィギュアスケートを引っ張ってくれた浅田選手。その演技は、多くの人の心に残り続けることでしょう。
また、違うステージで浅田選手の笑顔が見られることを楽しみにしています!
浅田真央引退会見 前編
浅田真央引退会見 後編
[文・構成/grape編集部]