残る前から使いたくなる!?シャンプーとコンディショナーの活用法8つ
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髪質に合わず使わなくなったり、買い替えたときの古いシャンプーやコンディショナーを浴室に放置していませんか? 放置したままでは、浴室の汚れの原因にもなりやすいもの。シャンプーやコンディショナーは、日常の中で活用できる意外な方法がたくさんあるんです。
今回は<残ったシャンプーやコンディショナーを、暮らしのなかで有効活用する8つの方法>をご紹介します。
残ったシャンプーの活用法
多くのシャンプーには「界面活性剤」が入っています。
水と油の混じりあわない物質の間には界面(物質の境目)が存在しています。その界面に作用して界面の性質を変えるものを「界面活性剤」と言います。
界面活性剤の分子は、ひとつの分子の中に水になじみやすい「親水性」と、油になじみやすい「親油性」の両方を持っています。そのため、本来交じり合わない「水と油」のようなものをなじませる作用があります。
洗濯物の汚れは主に油です。
界面活性剤入りの水が汚れ(油)に触れると、界面活性剤の分子の親油性の部分が汚れに取りつき、汚れを覆います。そして親水性の部分が水にひかれるため、汚れを覆ったまま水中に剝がれていきます。
この作用を利用して、界面活性剤はシャンプーだけでなく、食器用洗剤や衣類洗剤などに使われ、汚れを落としやすくする役割を果たしています。
界面活性剤の「水と油を馴染ませる作用」によって、シャンプーは洗髪以外にもさまざまな方法で活用することができます。残ったシャンプーの活用方法を具体的に見ていきましょう。
<残ったシャンプーの活用法1> 水回りの掃除に
お風呂やトイレ、洗濯機など水回りの主な汚れは、「皮脂」や「タンパク質」。シャンプーに含まれている界面活性剤は、皮脂やタンパク質の汚れを落とす役割があります。そのため、こうした水回りの掃除にも使用することができるそうです。
また洗剤よりも肌に優しい成分のため、手荒れを気にすることなく掃除ができることも嬉しいポイントです。
シャンプーは原液で使うとぬめりが残りやすいため、水やお湯で薄めて使うようにしましょう。
<残ったシャンプーの活用法2>衣類の汚れ落としに
皮脂の汚れがつきやすい襟や袖口など、汚れが気になる部分に直接シャンプーをつけてもみ洗いすると、汚れが落ちやすくなるそうです。
また、フェイクファーのお手入れにも活用できるそうです。
<残ったシャンプーの活用法3>ブラシのお手入れに(水洗いできるブラシのみ)
ヘアブラシもシャンプーでお手入れを。ただし、ブラシは水洗いができるかどうか事前に確認しておきましょう。
【お手入れ方法】
ブラシにシャンプーの成分が残ってしまうと肌荒れの原因になってしまうので、すすぎは念入りに行いましょう。
<残ったシャンプーの活用法4>ゴキブリ退治に
昆虫には通常腹部の側面に「気門」という空気を取り込む穴があります。水が気門に入ると空気を取り込めなくなり、大抵の虫は窒息死してしまいます。一方、ゴキブリは全身油で覆われており、水分などをはじき気門が塞がれるのを防いでいます。
シャンプーに入っている界面活性剤は油になじむ成分ですので、ゴキブリの体になじみやすく、気門に流れ込み窒息させやすいようです。
次は残ったコンディショナーの活用法です!