「ファンはどこだ?」ビリー・ジョエルがコンサートで、最前列の席を売らない理由
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アメリカが世界に誇るミュージシャンの1人、ビリー・ジョエル。
1970年代から90年代にかけてヒット曲を連発します。日本でも『ピアノマン』や『素顔のままで』などの名曲で知られるトップミュージシャンです。
日本公演も数多く行われていて、1978年の初来日以来、全国各地で十数回のコンサートを行っています。
そんなジョエルが、コンサートの最前列のチケットを販売していないことを知っていましたか。
音楽誌『ビルボード』で語られた真実に、多くの人が「彼こそが本物のミュージシャンだ!」と賛辞の声を贈っています。
80年代に横行した転売屋
ジョエルも当初はコンサートの最前列のチケットを販売していたといいます。
しかし、人気絶頂の1980年代。彼はコンサートの最中にあることに気付いたのです。
ただでさえ高額な最前列のチケットは、いまでいう転売屋に買い占められ、裕福な人々へと転売されていました。
「ビリー・ジョエルの歌を間近で聴きたい」と思っても、一般のファンが手に入れられるような状況ではなかったのです。
こういった状況を悲しく思っていたというジョエルは、ふと後方の席を見て、嬉しくなります。
本当のファンにこそ、近くで曲を聴いてほしいと思っていたジョエルは、コンサートの最前列のチケットを販売しないことにします。
そして、コンサート当日。最も安い席を購入したファンに、ランダムで最前列のチケットをプレゼントしたのです。
実際に、この幸運にめぐり会った人の家族が海外の掲示板Redditに、その時のことを投稿しています。
母がビリー・ジョエルのコンサートに行った時のこと。
突然、ジョエルが近づいてきて「あなたを最前列の席に招待します」といったんだ。
母が理由を尋ねると、彼は「最前列はブロンドの女性で埋めたいんだ」と粋なジョークで、エスコートしてくれたそうだよ。
多くの人から「オレの友人も席をグレードアップしてもらった」「男性にだって、ちゃんと最前列のチケットをプレゼントしてくれたぞ」と、さまざまなコメントが寄せられます。
そして、多くの人が使った「彼こそ本物のミュージシャンだ!」という言葉。
ビリー・ジョエルが長い間、世界中で愛され続ける理由はこういった『本当のファン』を大切にする気持ちを忘れないからなのかもしれませんね!
[文・構成/grape編集部]