「ファンはどこだ?」ビリー・ジョエルがコンサートで、最前列の席を売らない理由 By - grape編集部 公開:2017-06-10 更新:2018-06-16 いい話コンサート神対応 Share Post LINE はてな コメント ※写真はイメージ アメリカが世界に誇るミュージシャンの1人、ビリー・ジョエル。 1970年代から90年代にかけてヒット曲を連発します。日本でも『ピアノマン』や『素顔のままで』などの名曲で知られるトップミュージシャンです。 日本公演も数多く行われていて、1978年の初来日以来、全国各地で十数回のコンサートを行っています。 そんなジョエルが、コンサートの最前列のチケットを販売していないことを知っていましたか。 音楽誌『ビルボード』で語られた真実に、多くの人が「彼こそが本物のミュージシャンだ!」と賛辞の声を贈っています。 80年代に横行した転売屋 ジョエルも当初はコンサートの最前列のチケットを販売していたといいます。 しかし、人気絶頂の1980年代。彼はコンサートの最中にあることに気付いたのです。 最前列の席には裕福な連中が座り、葉巻をふかしていた。 「ほら、楽しませてみろ」といわんばかりの態度で。 横を見ればブロンドの女性をはべらせていたよ。 そんな時にふと思ったんだ。 「オレのファンはどこにいる」ってね。 billboard ーより引用(和訳) ただでさえ高額な最前列のチケットは、いまでいう転売屋に買い占められ、裕福な人々へと転売されていました。 「ビリー・ジョエルの歌を間近で聴きたい」と思っても、一般のファンが手に入れられるような状況ではなかったのです。 こういった状況を悲しく思っていたというジョエルは、ふと後方の席を見て、嬉しくなります。 オレの本当はファンは、いつも後方の『最悪な席』に座っていたんだ。 それでね、思いついたんだよ! billboard ーより引用(和訳) 本当のファンにこそ、近くで曲を聴いてほしいと思っていたジョエルは、コンサートの最前列のチケットを販売しないことにします。 そして、コンサート当日。最も安い席を購入したファンに、ランダムで最前列のチケットをプレゼントしたのです。 実際に、この幸運にめぐり会った人の家族が海外の掲示板Redditに、その時のことを投稿しています。 母がビリー・ジョエルのコンサートに行った時のこと。 突然、ジョエルが近づいてきて「あなたを最前列の席に招待します」といったんだ。 母が理由を尋ねると、彼は「最前列はブロンドの女性で埋めたいんだ」と粋なジョークで、エスコートしてくれたそうだよ。 多くの人から「オレの友人も席をグレードアップしてもらった」「男性にだって、ちゃんと最前列のチケットをプレゼントしてくれたぞ」と、さまざまなコメントが寄せられます。 そして、多くの人が使った「彼こそ本物のミュージシャンだ!」という言葉。 ビリー・ジョエルが長い間、世界中で愛され続ける理由はこういった『本当のファン』を大切にする気持ちを忘れないからなのかもしれませんね! [文・構成/grape編集部] ギャル曽根流のポテサラに「今日の夕飯決まった」「その発想はなかった」ギャル曽根さん親子が教える、ポテトサラダレシピに「奥が深い」「その発想はなかった!」の声が上がりました。 39歳の誕生日を迎えた、杏 ケーキよりも、注目を集めたのは…ん?見間違いじゃないよね!?杏さんの誕生日ケーキと一緒に写った『推しアクスタ』とは? 出典 billboard/Reddit Share Post LINE はてな コメント
アメリカが世界に誇るミュージシャンの1人、ビリー・ジョエル。
1970年代から90年代にかけてヒット曲を連発します。日本でも『ピアノマン』や『素顔のままで』などの名曲で知られるトップミュージシャンです。
日本公演も数多く行われていて、1978年の初来日以来、全国各地で十数回のコンサートを行っています。
そんなジョエルが、コンサートの最前列のチケットを販売していないことを知っていましたか。
音楽誌『ビルボード』で語られた真実に、多くの人が「彼こそが本物のミュージシャンだ!」と賛辞の声を贈っています。
80年代に横行した転売屋
ジョエルも当初はコンサートの最前列のチケットを販売していたといいます。
しかし、人気絶頂の1980年代。彼はコンサートの最中にあることに気付いたのです。
ただでさえ高額な最前列のチケットは、いまでいう転売屋に買い占められ、裕福な人々へと転売されていました。
「ビリー・ジョエルの歌を間近で聴きたい」と思っても、一般のファンが手に入れられるような状況ではなかったのです。
こういった状況を悲しく思っていたというジョエルは、ふと後方の席を見て、嬉しくなります。
本当のファンにこそ、近くで曲を聴いてほしいと思っていたジョエルは、コンサートの最前列のチケットを販売しないことにします。
そして、コンサート当日。最も安い席を購入したファンに、ランダムで最前列のチケットをプレゼントしたのです。
実際に、この幸運にめぐり会った人の家族が海外の掲示板Redditに、その時のことを投稿しています。
母がビリー・ジョエルのコンサートに行った時のこと。
突然、ジョエルが近づいてきて「あなたを最前列の席に招待します」といったんだ。
母が理由を尋ねると、彼は「最前列はブロンドの女性で埋めたいんだ」と粋なジョークで、エスコートしてくれたそうだよ。
多くの人から「オレの友人も席をグレードアップしてもらった」「男性にだって、ちゃんと最前列のチケットをプレゼントしてくれたぞ」と、さまざまなコメントが寄せられます。
そして、多くの人が使った「彼こそ本物のミュージシャンだ!」という言葉。
ビリー・ジョエルが長い間、世界中で愛され続ける理由はこういった『本当のファン』を大切にする気持ちを忘れないからなのかもしれませんね!
[文・構成/grape編集部]