「だから、歩いちゃダメだって!」何度、言われてもエスカレーターを歩く人々 By - grape編集部 公開:2017-08-28 更新:2018-08-20 エスカレーター Share Post LINE はてな コメント ※写真はイメージ 駅などの公共施設に設置されているエスカレーター。 ※写真はイメージ 実は「歩いてはいけない」ということを知っていましたか。 多くのエスカレーターには、こういった「歩くことを禁止するマーク」が付いています。 しかし、現実を見れば、駅のホームなどに設置されたエスカレーターは、多くの人が歩いています。 朝の急いでいる時間帯に、のんびりエスカレーターが動くのを待ってなんていられない! そんな主張をする人もいるでしょう。 これに対し、真っ向から「エスカレーターを歩いてはいけない」とツイートし、注目を集めているのが株式会社石井マーク(@ishiimark_sign)。注意喚起の標識や標示などを制作、販売する会社です。 投稿は全部で6つ。少し長くなりますが、とても大切なことが書かれています。ぜひ、ご覧ください。 昨年の「エスカレータは歩くな」のお話が昨日から伸びている様ですから、またぞろご批判を賜る前に同じ話を繰り返しましょう。①歩く事を前提に設計していない②業界団体・施設が禁止事項としているこの2点こそが「設備を使用する条件」として重要なのであり「歩く理由」なんざ別次元の話でさ。 pic.twitter.com/DScvELGi5c— 株式会社石井マーク (@ishiimark_sign) 2017年8月19日 本来は「“階段を自力で登らずに昇降できる装置”を設置しているが、現実にはそこを歩く人が多い。それは接触によって他人を巻き込む転倒・転落事故の原因となるからおよしなさい」というストレイトな話です。業務用であれ公共の移動手段であれ、あらゆる機械設備にはそれが必須の事項でもあります。— 株式会社石井マーク (@ishiimark_sign) 2017年8月19日 もちろんエスカレータは不特定「多数」の人間が利用する設備ですから、禁止してもそこを歩く人もいるであろう点は「想定されるリスク」に見積もられている事でしょう。そして使いたいように使う人も、事故が起こればメーカーや施設の責任を問う事でしょう。ならばどうすればよいか。使用禁止です。— 株式会社石井マーク (@ishiimark_sign) 2017年8月19日 逆に言えば装置の設計上、本来定められた手順(これが法律ではないルール)を守る事で装置の利便性を享受でき、する権利が生じます。「走らなければ間に合わない。そんな事もわからないの?」→それは既に間に合っていません「歩く事を前提に設計をしない方が悪い」→それが実現するまで使うな— 株式会社石井マーク (@ishiimark_sign) 2017年8月19日 確かに「片側を空ける風習が出来た経緯」にも何らかの事情はございますし、それは公に共するための機械設備の歴史としても大切でしょう。しかし重要なのは、過去の事故を受けて「今現在」どうすべき基準になっているかと云う点です。何処に責任があるかに終始せず、事故を無くす事にもご協力下さい。— 株式会社石井マーク (@ishiimark_sign) 2017年8月19日 別の原因や都合による諸事情を、あくまでも"別の問題"として切り離して考える事ができないならば、それこそお手挙げです。そもそも国際規格に定めるリスクアセスメントの手順に沿って想定されたリスク要因は両手の指で収まりません。その一部のみ取り上げて"現実"と呼ぶのは素人でも容易ですよ。— 株式会社石井マーク (@ishiimark_sign) 2017年8月19日 石井マークさんがいっているのは、とてもシンプルなことです。 エスカレーターは、人が歩くように設計されていない。 だから歩くと危険。よって、歩くことが禁止されている。 多少、強い言葉で書かれたツイート。しかし、「事故が起こってほしくない」という気持ちは多くの人に伝わったようです。 実際にエスカレーターを歩いてしまうことがある。知っていたのに…改めて歩かないようにしなければと感じました。 知らなかった。エスカレーターは歩いていいものだとばかり思っていた…。 朝は小走りでエスカレーターを駆け上がる人だっています。本当に危ないので、ヤメてほしい。 「急いでいるから」「自分ぐらいは」と、エスカレーターを歩いてしまう人がいます。 しかし、そのちょっとした油断が、大きな事故につながる可能性もあるのです。 決められたルールを守り、安全にエスカレーターを利用する…当たり前のことを、もう一度見直す必要がありそうです。 [文・構成/grape編集部] 出典 @ishiimark_sign/株式会社石井マーク Share Post LINE はてな コメント
駅などの公共施設に設置されているエスカレーター。
※写真はイメージ
実は「歩いてはいけない」ということを知っていましたか。
多くのエスカレーターには、こういった「歩くことを禁止するマーク」が付いています。
しかし、現実を見れば、駅のホームなどに設置されたエスカレーターは、多くの人が歩いています。
朝の急いでいる時間帯に、のんびりエスカレーターが動くのを待ってなんていられない!
そんな主張をする人もいるでしょう。
これに対し、真っ向から「エスカレーターを歩いてはいけない」とツイートし、注目を集めているのが株式会社石井マーク(@ishiimark_sign)。注意喚起の標識や標示などを制作、販売する会社です。
投稿は全部で6つ。少し長くなりますが、とても大切なことが書かれています。ぜひ、ご覧ください。
石井マークさんがいっているのは、とてもシンプルなことです。
エスカレーターは、人が歩くように設計されていない。
だから歩くと危険。よって、歩くことが禁止されている。
多少、強い言葉で書かれたツイート。しかし、「事故が起こってほしくない」という気持ちは多くの人に伝わったようです。
「急いでいるから」「自分ぐらいは」と、エスカレーターを歩いてしまう人がいます。
しかし、そのちょっとした油断が、大きな事故につながる可能性もあるのです。
決められたルールを守り、安全にエスカレーターを利用する…当たり前のことを、もう一度見直す必要がありそうです。
[文・構成/grape編集部]