妻が描いた漫画を地蔵にそなえた、おじいさん その夜、まさかの展開に!
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有給取得で『コミケ』に行こうとした男性 会社での出来事に「この後輩…デキる!」『コミックマーケット(通称:コミケ)』は、1975年にスタートした世界最大規模の同人誌即売会。毎年の参加が恒例になっているという『コミケ』ファンも少なくないでしょう。おのでらさん(@onoderasan001)が『負けずにコミケに行く話』と題して描いた漫画に、Xで注目が集まっています。

桃太郎「人だとハッキリさせようじゃないか」 DNA鑑定の結果…「予想の斜め上で吹いた」昔話の『桃太郎』においてたびたび語られるのは、『桃太郎は鬼の子説』。姿形は人そのものであるがゆえ、実は鬼の子供だった…なんてことが判明すれば、大騒ぎになるでしょう。カポル(@kaporu_)さんがXで公開した、『桃太郎』を題材にした4コマ漫画に、1万件を超える『いいね』が寄せられています。
作った笠を売る日々を送っている、貧しくも心が清い老夫婦。
ある雪の日、おじいさんは売れなかった傘を地蔵にかぶせてあげた。
「こんな雪の中、つらかろう。これで寒さをしのぐといい」
その夜、家の外で物音がしたかと思うと、そこには大量の食べ物が積まれていた。
ふと視線をやると、そこには背を向けて去っていく地蔵の姿があったのだった。
日本の昔話『笠地蔵』。子どものころ、1度は耳にしたことがあることでしょう。
心優しい老夫婦の姿から、「いいことをすると、いつか自分に返ってくる」「正しき者は救われる」ということを伝えています。
おばさんが『笠』ではなく『漫画』を描いたら、こうなる!?
そんな『笠地蔵』を、ユーモアあふれる『コミケ童話』の1つとして描いたのは、おのでら(@onoderasan001)さん。
原作と同じく、笠を売って暮らしている老夫婦。ですが、ある日おばあさんが作ったのは、『笠』ではありませんでした。
「できたぞじいさん!BL漫画が!」
※『BL』…ボーイズラブの略。
おばあさんの力作BL漫画『笠じじい共』を地蔵にそなえた、おじいさん。
徹夜して描かれた力作を読み、すっかりファンになった地蔵たちが、直接感想を伝えに来る展開になってしまいました!
「あ、作家さんですかッ!お会いできて嬉しいです!」
「こ、これからも応援してます!」
「これ、差し入れです!よかったら…!」
地蔵たちは『差し入れ』といっていいか分からない量の食べ物やギフトカードなどを手渡すと、興奮した様子で帰って行ったのでした…。
興奮のあまり早口になってしまう姿は、まるで現代のファンのようです。
心温まるやりとりを見て、おじいさんも「よかった、読んでくれてた!」と号泣!良心が痛んでいただけに、ホッとしたのでしょう。
ぶっ飛んだ展開であるにもかかわらず、読んでいると心が温かくなるこの作品。
地蔵をも感動させる漫画を描くおばあさんなら、いつか有名作家になる日も近いかもしれません!
[文・構成/grape編集部]