LINEの活用で快挙! 長野県がイジメや自殺の相談を『気軽』にしたら、予想を超えた
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- 出典
- 長野県教育委員会 定例会
「文字より、話して声で伝えるほうが、感情や言葉のニュアンスが分かってもらえる」
一般的にそう語られる一方で、声に出して対話をすることにハードルを感じる人もいます。電話に苦手意識のある人は、メールやLINEなどの、メッセージを送れるコミュニケーションツールを好んで使うでしょう。
長野教育委員会が、LINEを活用して予想をはるかに超える成果をあげたことを報告し、大変な話題となっています。
若者はLINEのほうが相談しやすい
2017年8月21日に、長野教育委員会は、LINEを使ってイジメや自殺などの相談を受け付ける『ひとりで悩まないで@長野』を開設することを発表しました。
※写真はイメージ
長野教育委員会は、準備として長野県内の中学・高校生などを対象に、LINEアカウントに登録できるカードを配布。また、情報モラルや情報リテラシーに関することに、一通り目を通してもらいました。
LINEでの相談受け付けを、2017年9月10日~9月23日の2週間で実施すると、1579件のアクセスがありました!興味を持った生徒が、たくさんいたことが分かります。
実際の相談につながったのは、547件。2016年の1年間に受けた電話相談件数は、259件でした。たったの2週間で、1年分の相談件数を軽く超えたのです。
長野県教育委員会は、2017年10月10日の定例会で次のように報告しています。
この報告に、多くの反響がありました。
LINEを活用する有用性が証明された、長野県教育委員会の取り組み。若者に愛用されるコミュニケーション方法に、相談窓口が合わせることで、いままで声をあげられなかった生徒たちからも相談をもらえるようになりました。
子どもたちには、心身ともに健やかな学校生活を送ってほしいものです。
『ひとりで悩まないで@長野』の、本格的な始動が待たれています。
[文・構成/grape編集部]