「僕、ママと結婚する!」 3歳の息子が宣言、切ないラストが待ち受けていた

※写真はイメージ

60万部のベストセラー絵本『ママがおばけになっちゃった!』シリーズ。

交通事故で死んでしまったママが、おばけになって自分の子どもに会いにくる物語です。

シリーズの3作目となる『ぼく、ママとけっこんする!』をご紹介します。

「ママと結婚する!」息子の発言に、ママは

ある日、3歳のかんたろうは、ママに向かってこんな言葉をかけます。

「だって、パパもうかえってこないんでしょ?だったらぼくがママとけっこんする。おかねがないならさ、おとしだまもぜーんぶママにあげるから。」

書籍『ぼく、ママとけっこんする!』 ーより引用

心優しい息子の言葉に、感動したママの目からは涙があふれます。おばあちゃんに協力してもらい、2人は結婚式の真似ごとをしますが…。

作中で繰り広げられる、ママと息子のユーモアあふれるやり取りに、つい「クスッ」としてしまいますよ。

「ママね、きょうのけっこんしきのこと しんでもわすれない。かんたろうがママをよろこばせようとしたきもちがうれしいのよ」

書籍『ぼく、ママとけっこんする!』 ーより引用

ママは「いつもそばにいるよ」といい、息子を抱きしめます。ところが、かんたろうが4歳の時に交通事故に遭い、ママは帰らぬ人となってしまうのです。

ママはおばけになり、かんたろうのそばに居続けます。そのまま流れるように月日は経ち、かんたろうは大人になるのですが…。

切なくも心温まるラストには、読者をハッとさせるとっておきの仕掛けがあります。

ママの『秘められた思い』に気付いた時…読者自身もかんたろうの気持ちになって、あるいは息子を思うママの気持ちになって、あふれる涙を抑えることができなくなるでしょう。

賛否を集めたシリーズ、作者の思い

作者であるのぶみさんは、本シリーズを刊行した際に、さまざまな感想をもらったのだそう。好意的なものが多い一方で、批判の声が寄せられることもあったようです。

「本当に母親を亡くした子がどういう気持ちになるのか考えたのか?」という批判もありましたが、子どもを生んだばかりのお母さんから感動したという声や、実際に母親を亡くした子どもに会ったとき、「母親がそばにいるような気がした」という声などもいただいたんです。

ママがおばけになっちゃった!公式サイト ーより引用

幼い子どもにとっては理解しづらく、無意識に避けてしまいがちな『親の死』というショッキングなテーマに、あえて挑戦したのぶみさん。

そこには、生きることと死んでいくことの不思議さや尊さと向き合い、丁寧に描こうとする作者の姿がありました。

「子どもがいる人も、いない人も、ぜひ声に出して読んでほしい」と、のぶみさんは語ります。音読をすることで、また違った読後感を味わえるかもしれません。

子どもはもちろん、大人にとっても忘れがちな、当たり前の日々が訪れる幸せを感じさせてくれる1冊です。

講談社 のぶみ 著

『ぼく、ママとけっこんする!』

Amazonで『ぼく、ママとけっこんする!』を見る


[文・構成/grape編集部]

出典
ママがおばけになっちゃった!公式サイト

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