茶色のランチバッグに、父親がかけた魔法 孤独だった息子を救う
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アメリカのカリフォルニア州南部で暮らすドミニクさん。
彼が息子さんのためにしたある行動に、称賛の声が寄せられています。
父親として、できることを
幼少期、とても恥ずかしがりやだったという、ドミニクさんの息子さん。
初対面の人に自分から話しかけることができず、仲のよい友人は1人もいませんでした。
そんな息子さんを心配していたドミニクさんは、ある日、学校から帰宅した息子さんに対し「今日はどうだった?」と声をかけたのだそうです。
問いかけに対し、息子さんのこうつぶやきました。
「友達はいない。昼食は1人で食べている」
「彼のために、自分にできることはないか」と考えたドミニクさんの目に留まったもの。
それは、毎日息子さんが学校に持っていく、使い捨ての茶色い『ランチバッグ』でした。
ドミニクさんは、昼食用の食べ物を入れるランチバッグに、子どもたちが好みそうな絵を描くことにしたのです。
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ドミニクさんは、息子さんのために、毎日違うデザインの絵を描きました。
可愛らしい動物や、当時流行っていたアニメや映画のキャラクター、時には学校で習う歴史上の人物など、子どもたちの間で話題になりそうなものばかりを選んだのです。
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ドミニクさんの狙いは、見事成功!
カラフルな絵が描かれたランチバッグは同級生の目に留まり、息子さんに話しかけてくる子どもたちが増えたといいます。
絵具やマーカー、色鉛筆などを使って描かれた作品たちはすべて「1時間以内で手がけるようにした」と語るドミニクさん。
息子さんのために、約4年かけて、550枚ものランチバッグに絵を描きました。
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中学生になった息子さんは、友人に恵まれ、とても楽しい学校生活を過ごしています。いまでも、ドミニクさんが作ってくれたランチバッグを学校に持っていくのだそうです。
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ドミニクさんは、父親が手がけた絵入りのランチバッグを愛用する息子さんの振る舞いを、次のように見ています。
世界に2つとない、愛情のこもった特別なランチバッグたち。
愛する息子さんのために、1人の父親が思い付き、実行したアイディアは、世界中の人たちの心を温めました。
[文・構成/grape編集部]