生徒の熱中症を防ぐため、水筒持ち込みを提案した教師 しかし教頭の言葉が…
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2018年の日本列島は、記録的な猛暑に襲われています。幼い子どもが熱中症により命を落としてしまったニュースには、多くの人が胸を痛めました。
しかし、学校は子どもたちを熱中症から守るために最善の策を尽くしているとは、いいがたい状況のようです。
エアコンが設置されていなかったり、設置されていても「電気代がかかるから」と使われなかったりすることも。
また、熱中症対策にはこまめな水分補給が必要ですが、水筒の持ち込みを禁止している学校も少なくありません。
なぜ、学校はこのような対応をとっているのでしょうか。
教師が終業式に水筒の持ち込みを提案するも…
ある教師は、教頭にこのように提案しました。
「小学生が熱中症で死亡した事故もありましたし、明日の終業式は水筒持ち込みにしましょうよ」
しかし、教頭から返ってきた答えは、教育にたずさわる者とは思えないものだったのです。
「そんなもん、倒れるヤツが悪いよ。なんでもかんでも学校のせいにされちゃ、たまったもんじゃないよ」
教師は当然、反論します。ですが、教頭には聞き入れてもらえなかったそうです。
教師は、苦しい思いをTwitterに投稿しました。
「こんなにも隔たりがあるとは思わなかった」
終業式が行われる体育館は、全校の生徒たちが集まることで普段よりも室温が上がるでしょう。
当然、暑さで気分を悪くする生徒も出てくるはずです。すぐにエアコンを設置することは難しくても、水筒を持ち込んで水分を摂るという対策はとれます。
それすらも、教頭の偏った考えによって否定されてしまうとは…。
もし、今回の終業式で熱中症になる生徒が出てしまったら…教師はどんなに苦しい気持ちになるでしょうか。
教頭のいう通り、その生徒が熱中症になったのは「学校のせい」といっていいでしょう。
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[文・構成/grape編集部]