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「知らなかった」「当てはまってる」 『ペットボトル症候群』の恐ろしさとは

By - grape編集部  公開:  更新:

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ペットボトル

※写真はイメージ

暑くなると、水分補給をうながされることが増えるでしょう。

熱中症を防ぐためにも水分補給は大切です。こまめに飲み物を飲むように心がけている人も多いのではないでしょうか。

しかし、あることに気を付けないと、かえって身体に悪影響を与えることがあります。

『ペットボトル症候群』って何?

2025年6月17日、Xで『ペットボトル症候群』というワードがトレンドとなりました。

『ペットボトル症候群』の正式名称は、『清涼飲料水・ケトーシス 』。

糖分を多く含む飲み物を頻繁に飲み続けると、血糖値が急上昇し、体調を崩してしまう症状のことを指します。

愛知県名古屋市は、ウェブサイトでこのように解説しています。

症状としては急性の糖尿病で、糖分の入った清涼飲料水、スポーツドリンクなどを連日大量に飲み続けることによって、体内に「ケトン体」という物質が過剰になり、さまざまな障害が起こります。

名古屋市 ーより引用

『ペットボトル症候群』という名前ですが、ペットボトルに入った飲料でなければ問題がないということではありません。缶や紙パックに入った飲料も同じです。

名古屋市のウェブサイトによると、発症しやすい人は、10~30代の男性が圧倒的だとか。なぜなら、女性は飲み物を一気に飲むことが少ないためだといわれています。

特に部活動をしている学生は、水の代わりに糖分を含む清涼飲料水を大量に飲むと、危険なことがあるので気を付けましょう。

一般社団法人全国清涼飲料連合会(以下、全国清涼飲料連合会)のウェブサイトでは、具体的な要因や症状についてこのように解説しています。

なお、「清涼飲料水ケトーシス」は少なくても1カ月以上、10%程度糖分を含む清涼飲料水を毎日1.5ℓ以上飲み、急激に血糖値が上がるケトーシス(糖尿病の中でも血液中のケトン体が増えている重たい症状)になることです。

症状としては著しい喉の渇きや体重減少、倦怠感が表れ、ひどくなると意識がもうろうとし昏睡状態に陥ることもあります。

全国清涼飲料連合会 ーより引用

人が1日に摂取する糖分の目安は、20~40g。

一方で、スポーツドリンクには500㎖で20~30gの糖分が含まれています。

水分補給に使う際は、成分表示を確認すると安心でしょう。

お茶やミネラルウォーターという選択肢を増やしてもいいかもしれません。

スポーツドリンクを飲む時は、多くの量を長期間にわたって飲み続けないことが大切です。

SNSでは、『ペットボトル症候群』についてこのような声が上がっていました。

・知らなかった。なんでも摂りすぎるのには注意が必要ですね。

・私、当てはまってるじゃん…。気を付けよう。

・これで体調を崩したので、本当に注意してください。

・ガブ飲みは危険ですね。恐ろしい…。

夏の水分補給はとても大切ですが、何を、どれだけ、どう飲むかも重要です。

「喉が渇いたから、とりあえずジュース」という習慣だった人は、今すぐ見直して健康を守ってください。

正しい水分補給で、元気に夏を乗り切りましょう!


[文・構成/grape編集部]

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出典
名古屋市全国清涼飲料連合会

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