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「なぜ、もっと報道されないんだ」 在日米海兵隊の被災地ボランティアに、感謝の声

By - grape編集部  公開:  更新:

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出典:在日米海兵隊

2018年7月、記録的豪雨によって西日本各地が豪雨被害を受けました。

『平成30年7月豪雨』と呼ばれる今回の災害によって、多くの家屋が倒壊し、現在も避難所生活を強いられている人が存在します。

今回の災害を受け、被災した山口県岩国市周東町で、岩国航空基地の海兵隊と日本人従業員たちがボランティア活動を行いました。

在日米海兵隊、西日本豪雨で被災地ボランティア

隊員たちは7月12日から15日にかけて、毎朝7時に被災地へ出動。午後1時まで、地元社会福祉協議会のボランティアに参加しました。

今回のボランティアは、『海兵隊員独身の会』が中心となり、企画されたもの。

延べ365人の有志隊員が集まり、照りつく太陽のもと、汗を流しながら家具の搬出や掃除などを行いました。

このボランティアは政府から支援要請があったわけではなく、彼らが自ら進んで行いました。

彼らが基地のボランティアをバスで輸送し、復旧活動に必要な道具や手袋も提供したことによって、多くの人が助かったのではないでしょうか。

何より、力を合わせてくれる人が増えたことで、心が安らいだ人もいることでしょう。

周東町の高齢者の女性は「夫と二人では心細かったが、ボランティアに来てもらい、心強かったです。本当に助かり、言葉以上の感謝しかありません」と話していました。

基地内で勤務するラバノフさんは「住民の方々は、基地関係者の援助にとても感謝していました。そして隊員たちがこなした仕事の量にも驚いていました」と話していました。

ボランティア活動に参加した憲兵隊のリハマン伍長は「私たちは住民の方々のためにここに居ることを示し、住民の方々が困っているときに援助を提供できなければいけません」と述べていました。

在日米海兵隊 ーより引用

基地司令官のリチャード・ファースト大佐は、隊員の先頭に立ち、自ら排水溝の中に入って泥を掻き出しました。

産経ニュースによると、リチャード大佐はこのようにコメントしているとのことです。

基地司令官のリチャード・ファースト大佐は「友人が必要なときに助けをするのは当然のこと。われわれの支援が被災した方々の負担を少しでも軽減する助けになればうれしい」と話している。

産経ニュース ーより引用

「誰かが困っている時は、助けるのが当然」…自らの『義務』を果たすため、そして、困っている人たちを救うために被災地へ赴いた海兵隊。

現地では通訳を通し、どんなことに困っているか聞きだし、支援活動を行っていたといいます。

海兵隊のボランティアに対し、ネット上では多くの感謝の声が上がっています。

・もっと、こういう素晴らしいことを大々的に報道をしてほしい!

・海兵隊の皆さん、暑い中、被災地の復興に協力してくれてありがとう!

・東日本大震災の時も、米軍はたくさん協力してくれましたね。さすがはボランティア精神の先進国!

・大佐という階級の人が、こんなに泥だらけになりながら…。本当に大変だったと思います。

・友人のためにと、ここまでできる人はそういないと思います。

2011年、東日本大震災の際に発足した『トモダチ作戦』。自衛隊と連携し、海兵隊員およそ二万人が被災地支援を行いました。

今回のボランティアも、『トモダチ』を助けるためのもの。彼らの素晴らしい行動に、心からの拍手を送ります!


[文・構成/grape編集部]

出典
産経ニュース在日米海兵隊

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