痴漢に胸を触られ、泣いて帰宅した女子高生 母の反応に言葉を失った
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※写真はイメージ
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悲しいことに、痴漢をはじめとする性被害に遭う人は少なくありません。
加害者は抵抗しなさそうな人を選ぶため、中でも若い女性は被害に遭いやすいといわれています。
心や身体に深い傷を残す、性被害。また、被害に遭った後も第三者によって傷つけられることがあるのです。
性被害に遭った時、母親が娘の心に刺した『言葉のナイフ』
漫画家のMeg.さんの心に『言葉のナイフ』が刺さったのは、高校生のころ。
サイクリングロードを自転車で走っていたMeg.さんは、後ろから近付いてきたバイクのライダーに胸を触られました。
恐怖から泣きながら急いで帰宅したMeg.さんは、母親に変質者に遭った経緯を伝えます。
すると、母親から耳を疑うような言葉が返ってきたのです。
「アンタ、胸小さいのにねえ」
「あっちだってガッカリだよねえ」
「アンタ、そんな短パン履いて脚出してるからねえ」
※写真はイメージ
Meg.さんを慰めるわけでも、加害者を責めるわけでもなく、笑顔でそういった母親。
もしかすると、半分冗談のつもりでいったのかもしれません。しかし、これらの言葉はMeg.さんの心に深く突き刺さりました。
母親の何気ないひと言は、Meg.さんの心にずっと刺さり続けました。
駅前で父親を待っていた時、知らない年配の男性に手を引かれ、どこかへ連れて行かれそうになった時。
自転車に乗っていたら、車に乗った人から「大学までの道を教えて」といわれ、急に車の中へ引き込まれそうになった時。
東京に来て初めて1人で電車に乗り、痴漢に遭った時。
危険な目に遭うたび、Meg.さんはこう思っていたといいます。
「私が悪いからな!ボーとしてたからだな!脚出してたからねぇ…」
母親に、当時のことを聞いてみると…
時は流れ、高校生だったMeg.さんは40代になり、大学生の娘さんを持つ母親になりました。
そして、「女はガマンして、男に従い生きる」を信条とし、離婚をするまで夫の暴力に耐えてきた母親は70代に。
自分の気持ちを大切にし始めた母親に、Meg.さんはかつての発言について話すことにします。
昔、性被害に遭った娘に発した言葉の数々を聞くと、母親はこういいました。
「自分が情けない。アンタ、嫌なことされたのにね。お母さん、どうかしてた」
※写真はイメージ
自分の発言を悔いるように、涙を流しながらMeg.さんに謝罪した母親。
そんな母親を見て、Meg.さんは「私も母親と同じだ」と気付いたといいます。
心に深く刺さり続けてきた言葉のナイフのせいで、Meg.さんもかつての母親と同じように「そんな態度だからそうされたんだ、ガマンすればいい。ママだってずっとガマンしたんだから」と娘さんにいっていたのです。
「ガマンすること」「自分が悪いと思うこと」…Meg.さんと母親は、それが女性にとって当たり前だと思っていました。
しかし、Meg.さんは娘の『めご子』ちゃんを育てるにつれ、自分を大事にすることがいかに大切か知ったのです。
自分の身体は、自分のものです。勝手に他者が触れていい理由はありません。
そのことを多くの人がしっかりと認識し、もし被害を受けた人がいた場合は「あなたは悪くない」といってあげることが大切ではないでしょうか。
[文・構成/grape編集部]