痴漢に胸を触られ、泣いて帰宅した女子高生 母の反応に言葉を失った By - grape編集部 公開:2018-10-19 更新:2019-10-01 お母さん性犯罪親子高校生 Share Post LINE はてな コメント ※写真はイメージ 悲しいことに、痴漢をはじめとする性被害に遭う人は少なくありません。 加害者は抵抗しなさそうな人を選ぶため、中でも若い女性は被害に遭いやすいといわれています。 心や身体に深い傷を残す、性被害。また、被害に遭った後も第三者によって傷つけられることがあるのです。 性被害に遭った時、母親が娘の心に刺した『言葉のナイフ』 漫画家のMeg.さんの心に『言葉のナイフ』が刺さったのは、高校生のころ。 サイクリングロードを自転車で走っていたMeg.さんは、後ろから近付いてきたバイクのライダーに胸を触られました。 恐怖から泣きながら急いで帰宅したMeg.さんは、母親に変質者に遭った経緯を伝えます。 すると、母親から耳を疑うような言葉が返ってきたのです。 「アンタ、胸小さいのにねえ」 「あっちだってガッカリだよねえ」 「アンタ、そんな短パン履いて脚出してるからねえ」 ※写真はイメージ Meg.さんを慰めるわけでも、加害者を責めるわけでもなく、笑顔でそういった母親。 もしかすると、半分冗談のつもりでいったのかもしれません。しかし、これらの言葉はMeg.さんの心に深く突き刺さりました。 わたしも、そっかあ、そうだよね。 わたしがこんな格好していたの悪かったし、わたしみたいなのに当たって、あっちもガッカリだったよね。って、自分でもそう思った。 自分が何か粗末に扱われる方が平気だったから母に言われたことも何も気にならなかった。 かえって二人で笑って話したくらいだ。 Meg. オフィシャルブログ ーより引用 母親の何気ないひと言は、Meg.さんの心にずっと刺さり続けました。 駅前で父親を待っていた時、知らない年配の男性に手を引かれ、どこかへ連れて行かれそうになった時。 自転車に乗っていたら、車に乗った人から「大学までの道を教えて」といわれ、急に車の中へ引き込まれそうになった時。 東京に来て初めて1人で電車に乗り、痴漢に遭った時。 危険な目に遭うたび、Meg.さんはこう思っていたといいます。 「私が悪いからな!ボーとしてたからだな!脚出してたからねぇ…」 母親に、当時のことを聞いてみると… 時は流れ、高校生だったMeg.さんは40代になり、大学生の娘さんを持つ母親になりました。 そして、「女はガマンして、男に従い生きる」を信条とし、離婚をするまで夫の暴力に耐えてきた母親は70代に。 自分の気持ちを大切にし始めた母親に、Meg.さんはかつての発言について話すことにします。 昔、性被害に遭った娘に発した言葉の数々を聞くと、母親はこういいました。 「自分が情けない。アンタ、嫌なことされたのにね。お母さん、どうかしてた」 ※写真はイメージ 自分の発言を悔いるように、涙を流しながらMeg.さんに謝罪した母親。 そんな母親を見て、Meg.さんは「私も母親と同じだ」と気付いたといいます。 心に深く刺さり続けてきた言葉のナイフのせいで、Meg.さんもかつての母親と同じように「そんな態度だからそうされたんだ、ガマンすればいい。ママだってずっとガマンしたんだから」と娘さんにいっていたのです。 母と今、昔の話をしても最後にはお互い笑う。 わたしたち、何にも知らなかったよね〜こんなに自分を大事にすること。 おばあちゃんも知らなかったんだよね。めご子に教えてもらったね。と 女の子生きていいよ〜 わたしたちは素敵な女の子だった。 誰からも大切にされて守られる女の子で生きていいんだよ。 Meg. オフィシャルブログ ーより引用 「ガマンすること」「自分が悪いと思うこと」…Meg.さんと母親は、それが女性にとって当たり前だと思っていました。 しかし、Meg.さんは娘の『めご子』ちゃんを育てるにつれ、自分を大事にすることがいかに大切か知ったのです。 自分の身体は、自分のものです。勝手に他者が触れていい理由はありません。 そのことを多くの人がしっかりと認識し、もし被害を受けた人がいた場合は「あなたは悪くない」といってあげることが大切ではないでしょうか。 [文・構成/grape編集部] 「このケーキどうなるの?」 廃棄間際のスイーツを…「これは知らなかった」飲食店で食品ロスの危機におちいっている商品を買って『レスキュー』することができる、食品ロス削減アプリの『TABETE』に出会った女性。実際にレスキューしてみた結果? 俳優・火野正平さんが逝去 腰痛の治療に励むも腰部骨折に火野正平さんが亡くなったことが分かりました。ご冥福をお祈りいたします。 出典 Meg. オフィシャルブログ Share Post LINE はてな コメント
悲しいことに、痴漢をはじめとする性被害に遭う人は少なくありません。
加害者は抵抗しなさそうな人を選ぶため、中でも若い女性は被害に遭いやすいといわれています。
心や身体に深い傷を残す、性被害。また、被害に遭った後も第三者によって傷つけられることがあるのです。
性被害に遭った時、母親が娘の心に刺した『言葉のナイフ』
漫画家のMeg.さんの心に『言葉のナイフ』が刺さったのは、高校生のころ。
サイクリングロードを自転車で走っていたMeg.さんは、後ろから近付いてきたバイクのライダーに胸を触られました。
恐怖から泣きながら急いで帰宅したMeg.さんは、母親に変質者に遭った経緯を伝えます。
すると、母親から耳を疑うような言葉が返ってきたのです。
「アンタ、胸小さいのにねえ」
「あっちだってガッカリだよねえ」
「アンタ、そんな短パン履いて脚出してるからねえ」
※写真はイメージ
Meg.さんを慰めるわけでも、加害者を責めるわけでもなく、笑顔でそういった母親。
もしかすると、半分冗談のつもりでいったのかもしれません。しかし、これらの言葉はMeg.さんの心に深く突き刺さりました。
母親の何気ないひと言は、Meg.さんの心にずっと刺さり続けました。
駅前で父親を待っていた時、知らない年配の男性に手を引かれ、どこかへ連れて行かれそうになった時。
自転車に乗っていたら、車に乗った人から「大学までの道を教えて」といわれ、急に車の中へ引き込まれそうになった時。
東京に来て初めて1人で電車に乗り、痴漢に遭った時。
危険な目に遭うたび、Meg.さんはこう思っていたといいます。
「私が悪いからな!ボーとしてたからだな!脚出してたからねぇ…」
母親に、当時のことを聞いてみると…
時は流れ、高校生だったMeg.さんは40代になり、大学生の娘さんを持つ母親になりました。
そして、「女はガマンして、男に従い生きる」を信条とし、離婚をするまで夫の暴力に耐えてきた母親は70代に。
自分の気持ちを大切にし始めた母親に、Meg.さんはかつての発言について話すことにします。
昔、性被害に遭った娘に発した言葉の数々を聞くと、母親はこういいました。
「自分が情けない。アンタ、嫌なことされたのにね。お母さん、どうかしてた」
※写真はイメージ
自分の発言を悔いるように、涙を流しながらMeg.さんに謝罪した母親。
そんな母親を見て、Meg.さんは「私も母親と同じだ」と気付いたといいます。
心に深く刺さり続けてきた言葉のナイフのせいで、Meg.さんもかつての母親と同じように「そんな態度だからそうされたんだ、ガマンすればいい。ママだってずっとガマンしたんだから」と娘さんにいっていたのです。
「ガマンすること」「自分が悪いと思うこと」…Meg.さんと母親は、それが女性にとって当たり前だと思っていました。
しかし、Meg.さんは娘の『めご子』ちゃんを育てるにつれ、自分を大事にすることがいかに大切か知ったのです。
自分の身体は、自分のものです。勝手に他者が触れていい理由はありません。
そのことを多くの人がしっかりと認識し、もし被害を受けた人がいた場合は「あなたは悪くない」といってあげることが大切ではないでしょうか。
[文・構成/grape編集部]