「非常に腹が立つ」 話題の『マナー』に、陶芸家が作品で反撃!
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『お客様へ』 スーパーでみつけた貼り紙を、見ると…「笑っちゃった」「そういうことか」ぱんぽんた(myhome__since2022)さんは、訪れたスーパーで気になる貼り紙を発見したといいます。 トイレなどで見かける、精算済みではない品物を持ち込まないよう呼びかける、注意喚起の貼り紙だったのですが、よく見ると…?

安全運転を呼びかける電光掲示板 表示された内容に「めっちゃ吹いた」2022年6月、まじん(@mazinhimazin)さんが熊本県で目にしたのは、安全運転を呼びかける電光掲示板。 ドライバーに向けて注意喚起を促すメッセージが表示されたもので、目にする人も多いはずですが、表示されていた内容に反響が上がりました。
周囲の人々を不快にさせないために存在している、マナー。テーブルマナーやビジネスマナーなど、さまざまなシーンに「守るべき立ち振る舞い」があります。
人間関係を円滑にできて便利な一方、時には『過剰なマナー』にしばられて窮屈さを感じることも。
SNS上では、次のマナーに人々から非難が集中しました。
お酒をおちょこに注ぐ時、徳利の注ぎ口から注いではいけない。
※写真はイメージ
徳利の注ぎ口を使ってはいけない理由としては、「注ぎ口で酒を注ぐと、縁を切るという意味になってしまう」「昔は徳利の注ぎ口に毒を塗っていたこともあるため、注ぎ口以外で注ぐのが信頼の証」などが挙げられています。
しかし、信憑性に欠けることから多くの人が違和感を抱く事態に。
陶芸家からも反対の声が上がり、話題になっています。
陶芸家の作品を見てスカッとする人が続出!
『徳利のマナー』の定着に反対したのは、福岡県で活動している陶芸家の枯山水(@Karesansui_CW)さん。
徳利を作る側として看過できなかった枯山水さんは、こんな作品で『徳利のマナー』を打ち破りました。
「注ぎ口が…3か所もある!?」
花弁のような注ぎ口を持つ徳利。可憐な反面、「絶対に注ぎ口を使わせてやる」という枯山水さんの強い意志が感じられます!
枯山水さんは、「これはジョークグッズだ」としながらも、作品に込めた熱い想いを次のように語りました。
道具を作る人の想いを無視したマナーは、作者からすれば到底受け入れることのできないものでした。
枯山水さんがコメントと共に作品をTwitterで公開すると、たちまち大人気に!枯山水さんの姿勢や作品に、称賛の声が多数寄せられています。
【ネットの反応】
・痛快な意趣返しですね!
・不合理なマナーはいりません。本当、徳利の作者に失礼ですよ。
・マナーへの反発で生まれた作品だけど、それにしてもいいデザイン。
・結果的に、左利きの人にも優しいユニバーサルデザインになっていますね!
そのほか、「注ぎ口の形がツバキの種に似ているのでは」「ほかの花にも見える」という意見も。雅な形から徳利の購入希望者が殺到し、なんと販売も決定したそうです。
今回の出来事を通して、マナーとは何なのかを改めて考えたくなりますね。
[文・構成/grape編集部]