飲み会のマナーは社会人の常識!新人が会食で注意すべきポイント
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「今週末に職場の飲み会が入っているけれど、マナーを気にしたことがないから分からない」
「飲み会で失敗したくないから、マナーを知っておきたい」
新人のうちは、職場での飲み会経験が少ないため、どのようなマナーがあるのか分からないという人もいるかもしれません。
職場の上司や取引先と飲み会をする機会に備えて『飲み会のマナー』を知っておくと、失敗を防げるでしょう。
当記事では、飲み会の開始前に気を付けるべきポイントや、飲み会中、飲み会後のマナー、よくある疑問までまとめています。職場の飲み会で失敗したくない人は、ぜひ参考にしてください。
飲み会の開始前に気を付けるべきポイント
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職場の飲み会や会食で気を付けたいマナーはいくつかありますが、まずは飲み会開始前に気を付けるべきポイントをおさえておきましょう。
飲み会に適切な服装を意識する
職場の飲み会では、服装に気を遣う必要があります。基本的には、男女ともにスーツやオフィスカジュアルであれば、目上の人にも失礼にあたりません。
男女別の、注意すべきポイントは以下の通りです。
【男性】
【女性】
カジュアルすぎると、上司や取引先に対して失礼にあたります。
飲み会の種類にもよりますが、シチュエーションによってフォーマルにしたり、少しカジュアルにしたりするなど、TPOに適した服装を選びましょう。
集合時間を厳守する
飲み会に参加する場合は時間厳守です。時間を守るのは社会人としての基本的なマナーのため、新人、上司など立場に関係なく守るようにしましょう。
特に大人数の飲み会では、1人が遅れるだけで開始時間が変わる場合があり、店舗にも迷惑がかかります。事前にお店までのルートや到着までにかかる時間を調べ、確実に間に合うように行動することが大切です。
また、自身が幹事の場合は終了時間を意識してください。終了時間の前に締めの挨拶や、必要に応じてタクシーなどの手配を済ませ、速やかに店を出られるように心がけましょう。
上座と下座を理解して座る
飲み会の際、上座と下座を理解して座るのもマナーの1つです。
新人の場合は、出入り口の近くに着席しましょう。出入り口に近い席を『下座』といい、飲み会では新人が座る席と考えられています。
下座では、料理やドリンクを渡したり、人の出入り時に立ったりと、周りの状況を確認しながら臨機応変に対応してください。
また、入り口から離れた席を『上座』といいます。取引先や上司との飲み会では、相手に上座を勧めましょう。
万が一、上座を勧められた場合は、一度断ったほうがスマートです。再度勧められたら「恐れ入ります」と伝えてから座りましょう。
飲み会中のマナー
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ここからは、飲み会中に気を付けたいマナーを紹介します。
乾杯時のマナーやお酌の方法、食べるスピードなどをあらかじめ確認し、安心して飲み会に望めるようにしておきましょう。
両手でグラスを持ち、低い位置から乾杯する
乾杯時のグラスの高さは、目上の人よりも低い位置にしなければなりません。目上の人よりも高い位置で乾杯をするのは失礼にあたるため、必ず低い位置で持ちましょう。
また、グラスは基本的に両手で持ち、強い力でグラスをぶつけないようにしながら乾杯します。
グラスを片手で持ったり、大きい音を出して乾杯したりする行為を『マナー違反』と考える人も少なくありません。
乾杯の高さやグラスの持ち方を気にしていなかった人は、この機会に意識するとよいでしょう。
乾杯の後は、ひと口つけるのがマナーです。「最初の一杯として、まとめてビールを注文されたけどお酒は飲めない」という人は、形だけでもひと口つけると悪い印象を与えずに済むでしょう。
ひと声かけてお酌する
お酌の注ぎ方にもマナーがあります。注ぐ前に必ず挨拶し、「おつぎしましょうか」などと声をかけるようにしましょう。
飲み物の種類別の注ぎ方は、以下の通りです。
【瓶ビール】
【日本酒】
【ワイン】
種類によって少しずつ注ぎ方が異なるため、上司がよく飲むお酒が決まっている場合は、覚えておくとよいでしょう。
食べる速度を周りに合わせる
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飲み会や会食の場では、食べる速度を周りに合わせるのがマナーです。周りよりも速く食べ終えると、急かしている印象になり気を遣わせます。
会食の際には、料理の感想や仕事のことを話しながら、同じペースで食事をしましょう。
また、食べ始めるタイミングは、基本的に目上の人が食事に手を付けた後です。
大皿料理から取り分けられそうなものがあれば、取引先や上司のぶんから順番に取り分けると、自然な流れで最後に食べ始められます。
しかし、人によっては取り分けられたくない場合もあるため、「お取りしましょうか」と、ひと言伝えてから行うとよいでしょう。
話題は仕事の話がメイン、積極的に聞く姿勢を意識する
飲み会中の話題は、仕事の話をメインに、聞く姿勢を意識するのがポイントです。
飲み会時の会話で注意すべきポイントを以下にまとめました。
相手が話したくなるような話題を振り、積極的なコミュニケーションを意識すると上司や先輩との距離を縮められるかもしれません。
飲み会後のマナー
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飲み会前や飲み会中のマナーを解説しましたが、飲み会後にもマナーは存在します。
飲み会後におさえるべきポイントは、お会計後や翌日にしっかりとお礼を伝えることです。詳しく解説します。
自分が払わない場合、会計時にお礼を伝える
上司や幹事に会計をしてもらった場合は、会計後に必ず感謝の気持ちを伝えましょう。上司や幹事が会計をしている間は、お店の外や離れた場所で待ちます。
支払っている姿を見られたくないというだけでなく、会計時に複数人で入り口付近にいると、ほかの客や店員の邪魔になるかもしれません。
外で支払いが終わるのを待ち、上司や幹事が出てきた後にお礼を伝えるのが無難です。
翌日にも改めてお礼を伝えると丁寧
飲み会を上司が奢ってくれた場合は、翌日にも再度お礼を伝えると丁寧な印象を与えることができます。
翌日の朝一番に上司のデスクまで向かい、「先日はごちそうさまでした。ありがとうございました」などと改めてお礼を伝えましょう。
お礼の言葉から会話が広がり、上司とコミュニケーションが取りやすくなるきっかけになるかもしれません。
飲み会でよくある疑問
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最後に、飲み会でよくある疑問をまとめました。
飲み会時によく聞くであろう『無礼講』についてや、二次会の誘いを断るのはマナー違反なのかを詳しく解説しているので、参考にしてください。
『無礼講』って本当?
飲み会では、上司から「今日は無礼講で!」といわれることもあります。
しかし、無礼講だからといって、マナーを気にせずに飲んだり、失礼な発言が許されたりするわけではありません。
あくまでも、交流を楽しむための発言であるため、敬意を払いながらコミュニケーションを取りましょう。
仕事の時ほど堅苦しくなる必要はありませんが、相手を不快にさせないような態度で接することが大切です。
二次会の誘いを断るのはマナー違反?
飲み会や歓迎会では、二次会を行うケースもあります。「新人なのに断ったらマナー違反になるのではないか」と、不安に思う人もいるのではないでしょうか。
しかし、二次会の誘いは、断ってもマナー違反にはなりません。というのも、一般的に『二次会』は強制参加ではなく、さらに盛り上がりたい人が参加する会であるためです。
「アルコールが飲めないため、二次会に行っても楽しめない」という人や、次に予定が入っている人もいるでしょう。
その場合は、無理して参加する必要はありません。ただし、お礼を伝えずに帰るのは失礼にあたるため、きちんと挨拶をしてから帰宅しましょう。
マナーを意識して飲み会を楽しもう
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職場の飲み会では、服装に気を付けたりグラスの持ち方や食事のタイミングに気を配ったりと、細かいマナーが多々あります。
すぐに慣れるのは難しいかもしれませんが、マナーを覚えておくと、取引先を含めた飲み会にも臆せず参加できるかもしれません。
新人のうちに『飲み会のマナー』を理解しておけば、いつ飲み会があっても恥ずかしくない状態で参加できます。マナーをしっかり覚えて、飲み会を楽しみましょう。
[文・構成/grape編集部]