バイトに怒鳴ってばかりの店長 すると、穏やかな客が「うちの子も…」
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柔らかなタッチの絵で、さまざまな作品を世に生み出している、漫画家の大塚みちこさん。
大塚さんは、飲食店の店員の振る舞いを見ていて気付いた『大切なこと』を多くの人に伝えています。
物理的にも心理的にもまずかったお好み焼き
ある日、父親と一緒にお好み焼きを食べに行った大塚さん。
しかしその店は、店長がアルバイトを罵倒し続けていて…。
客がやんわりと止めに入るも、店長はアルバイトをけなし続けました。漫画には描かれていませんが、店長はほかの従業員にもキツイいいかたをしていたそうです。
もしかしたら、店長の中には『理想の従業員の姿』があるのかもしれません。相手にプロとしての働きを求めているため、従業員たちの粗が目に付いてしまっている可能性があります。
しかし、従業員への指導は客の前でやる必要のないこと。暴言が飛び交う中での食事なんて、客は楽しめません。
この時の状況を、大塚さんは次のように述べています。
叱咤ならまだしも
あれはただの罵りだなと思った私は
気分も最高に悪くなってきたので店を出ようかとも思ったのですが
時間もなく、どの店も混んでたので
なんだかんだタイミングを逃し…という感じだったのですが
父も察していたので「はよ食べて帰ろう」と言い、罵りを聞かされながら食べるお好み焼きはこの世で一番まずい食べ物でした。
目に余ったため、大塚さんは食事の後、アルバイトにひと言いわずにはいられなかったといいます。
「胃だけ満たす食事なんて、そんなバカな話はありません」と憤る大塚さん。
料理の味だけ、また空間だけよくても食事はおいしく感じられないことを、大塚さんは痛感したのです。
しかし、大塚さんがこの出来事から学んだことは、これだけではありませんでした。
帰宅後、『ある可能性』に気付いてハッとする