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都立高校の『暴力動画』に加藤浩次「大人なめんな」 持論に共感の声相次ぐ

By - grape編集部  公開:  更新:

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2019年1月15日にSNSに投稿された、東京都町田市の都立高校で撮影された動画が議論になっています。

映っていたのは、廊下にいる1人の男子生徒と男性教師の姿。生徒は大声で、男性教師に向かって強い言葉を発し続けます。

生徒「どう落とし前つけんだよ、バカじゃないの?その小さい脳みそで考えろ」

自習の授業中、男性教師が生徒の素行について指導した結果、2人は激しい口論になったといいます。

廊下に出ると、口論はエスカレート。生徒が「病気っていってんだろ、てめえはよ!」と発した瞬間、男性教師は「なんだてめえ、この野郎!ふざけんじゃねえよ!」と叫び、殴りかかりました。

今回の騒動を受け、都立高校の校長は「教員が生徒に対して暴力をふるうことは、絶対にあってはならないこと」とコメントしました。東京都は教師の処分を含め、厳正に対処するとのことです。

都立高校の『暴力動画』に、加藤浩次「大人なめんな」

同月21日放送の情報番組『スッキリ』(日本テレビ系)では、今回の騒動について特集。

殴られた生徒を含むグループは普段から授業を妨害していたことや、学校関係者からは「あの男性教師は教育熱心な人」「卒業生たちは男性教師を助けようとしている」といった声が上がっていることを紹介しました。

今回の騒動について、「確かに生徒への暴力はいけないけれど」という言葉を繰り返しながら、生徒側にも非があるとコメントする出演者たち。

MCの加藤浩次さんは、「何があっても生徒に暴力をふるってはいけない」「あの状況なら暴力をふるってしまうのも仕方がない」という両方の考えがあることを前提に、こういいました。

僕、思うんだけど「やっぱり生徒も裁かれるべきでしょう」って僕は思う。正直いうと。

これは生徒もやっぱり(罠に)はめられるんだもん。先生を。

スッキリ ーより引用

「先生は生徒に暴力をふるってはいけない」という風潮を利用しているかのように、生徒は強い言葉で男性教師を挑発し続けていました。

また、動画には撮影した生徒のものと思われる「Twitterに投稿して炎上させようぜ」という声も入っていました。

それらの行動を悪質なものととらえ、続いて加藤さんはこのようにコメントします。

手を上げてしまった、挑発に乗ってしまった先生も当然反省していると思いますけれど。

これね、こういうやりかたができる。じゃあ逆を返して「こういう場合は暴力になってもいい」という世の中になってしまっても困る。なぜなら、先生が「いや、挑発されたから殴ったんだよ」って悪い先生も出てくるでしょ。

だから間を取るのは難しいんだけれど、全体像としてやっぱり「やってやったよ。あの先生、処分下してやったよ俺が」って生徒がいってるんだったら「大人なめんな!」って話ですよこれは。僕は、正直そう思ってしまう。

スッキリ ーより引用

生徒を『言葉の暴力』、教師を『物理的な暴力』として、両者に非があり等しく裁かれるべきと持論を展開した、加藤さん。

「大人なめんな」という言葉からは、生徒の強い口調に対する怒りを感じます。

加藤さんの正直なコメントに対し、ネット上にはいろいろな意見が投稿されました。

・確かに暴力はいけないけれど、この問題で先生だけに責任を押し付けるのはおかしいと思う。

・この言葉には批判的な意見もありそう。でも、自分は加藤さんの考えを支持します。

・未成年ということを盾に、大人をからかうのは間違ってる。

・「大人をなめんな」という加藤さんのコメントに溜飲が下がった思いです。

・もちろん先生も悪いけど、元をたどれば生徒が悪い。どちらも罰せられるべき。

教師による体罰が当たり前のようにあった時代から変わり、現在は「絶対に暴力をふるってはいけない」という風潮があります。

そのため、教師に殴り返されないことを理解した上で、一方的に言葉で暴力をふるう生徒もいることでしょう。

こういったトラブルが起こった際、学校側はしっかりと経緯を調査し、しかるべき対応をとることが求められます。


[文・構成/grape編集部]

出典
スッキリ

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