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機内で倒れた日本人男性を救った、台湾の社長 「日本人に恩を返したかった」

By - grape編集部  公開:  更新:

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※写真はイメージ

日本人男性の命の危機を、台湾の会社社長が救ったというニュースが日本で話題を呼んでいます。

このニュースは、台湾の『中国時報』が2014年に報じたもの。日本のTwitterに当時の記事が投稿されたことで、再び日本人の間で感心を集めています。

離陸直後の機内で体調を悪くした男性

日本人男性は、仕事で台湾を訪問しており、帰りの飛行機内で脳幹出血を発症。飛行機はすぐに台湾に引き返し、男性は集中治療室へ運び込まれました。

男性の家族は日本での治療を望んだものの、治療や輸送にかかる費用は男性家族が負担できる額ではありませんでした。

台湾の会社社長は、男性の身に起きた出来事をニュースで知り、秘書を通して病院に連絡。その後、匿名で160台湾ドル(約560万円)を寄付したといいます。

優しさの連鎖

実は、寄付を申し出た台湾の会社社長は、過去に日本を訪れた際、スキーで頸椎を損傷していました。

運び込まれた長野県の病院で受けた丁寧なケアに感銘を受けた会社社長は、その時の恩返しとして、男性家族に寄付を行ったのだといいます。

秘書は、社長からのメッセージとして「日本人にあの時の恩を返す機会をくれて、ありがとうございます」と話します。5年前、社長は日本でスキーをした際に頸椎を損傷し、長野の病院に搬送されました。治療にあたってくれた医療チームの丁寧な対応に感動し、いつかその時の恩を返したいと思っていたといいます。

中時電子報 ーより引用(和訳)

命の恩人である会社社長に男性家族が感謝したのはいうまでもなく、この出来事は多くの日本人の胸を打ちました。

・なんて素敵な話。もっと台湾のことが好きになった。

・困っている人がいたら、すぐに手を差し伸べられる人になろう。

・真心を感じる台湾人。この恩を私たちも忘れません。

お金について「返す必要はないので、助けが必要な人がいたら、その人を助けてあげてほしい」とも語っていたという台湾の会社社長。

寄付金の額はもちろんのこと、こうした行動は誰もができることではありません。しかし、自分が受けた恩を、違う形で次に繋いでいく…その優しさの連鎖を大切にしていきたいですね。


[文・構成/grape編集部]

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出典
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