機内で倒れた日本人男性を救った、台湾の社長 「日本人に恩を返したかった」
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道路標識、縦読みすると… 1枚に「これは気付かなかった」「面白い看板」目的地の方向や距離、道路上の警戒情報などを視覚的に伝える、道路標識。普段から車を運転する人であれば、頻繁に目にするでしょう。なおき(@528_frs)さんがXに公開した道路標識の1枚に、5万件を超える『いいね』が寄せられています。
北海道のコンビニ 駐車場で撮影した1枚に「怖すぎるだろ…」「五度見したわ」北海道で男性が撮影した1枚。写った光景に道民以外が「ウソだろ…」
- 出典
- 中時電子報
日本人男性の命の危機を、台湾の会社社長が救ったというニュースが日本で話題を呼んでいます。
このニュースは、台湾の『中国時報』が2014年に報じたもの。日本のTwitterに当時の記事が投稿されたことで、再び日本人の間で感心を集めています。
離陸直後の機内で体調を悪くした男性
日本人男性は、仕事で台湾を訪問しており、帰りの飛行機内で脳幹出血を発症。飛行機はすぐに台湾に引き返し、男性は集中治療室へ運び込まれました。
男性の家族は日本での治療を望んだものの、治療や輸送にかかる費用は男性家族が負担できる額ではありませんでした。
台湾の会社社長は、男性の身に起きた出来事をニュースで知り、秘書を通して病院に連絡。その後、匿名で160台湾ドル(約560万円)を寄付したといいます。
優しさの連鎖
実は、寄付を申し出た台湾の会社社長は、過去に日本を訪れた際、スキーで頸椎を損傷していました。
運び込まれた長野県の病院で受けた丁寧なケアに感銘を受けた会社社長は、その時の恩返しとして、男性家族に寄付を行ったのだといいます。
命の恩人である会社社長に男性家族が感謝したのはいうまでもなく、この出来事は多くの日本人の胸を打ちました。
・なんて素敵な話。もっと台湾のことが好きになった。
・困っている人がいたら、すぐに手を差し伸べられる人になろう。
・真心を感じる台湾人。この恩を私たちも忘れません。
お金について「返す必要はないので、助けが必要な人がいたら、その人を助けてあげてほしい」とも語っていたという台湾の会社社長。
寄付金の額はもちろんのこと、こうした行動は誰もができることではありません。しかし、自分が受けた恩を、違う形で次に繋いでいく…その優しさの連鎖を大切にしていきたいですね。
[文・構成/grape編集部]