「日本人の特性なんでしょうか?」 子育て中の母親の言葉に共感の声
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2019年4月24日に、自閉症の息子さんを育てる桜井奈々さんが、ブログを更新。子どもの『発達スピード』についてつづり、共感を集めています。
発達スピードに幅があってもいい
子どもの成長はあっという間です。言葉を覚えたり歩けるようになったり…1人でできることが日に日に増えていきます。
しかし、知能や身体面の機能といった発達のスピードは子どもによってばらばら。身長や身体つきなどの発育とは別に、発達面だけを考えても話せる子もいれば、まだ意思疎通ができない子もいるでしょう。
それが当たり前なのですが、ほかの子どもと我が子を比べて「なぜ、うちの子どもはできないのか?」「発達が遅れているのでは?」と、不安になってしまう親も多いといいます。
桜井さんは、我が子の発達スピードを気にする親に対して、こんな言葉を投げかけました。
その上で、桜井さんは「普通と平均という概念に惑わされずに生きていこうと思います」とも、つづっています。
答えのない子育てにおいて、『普通』や『平均』の基準は極めてあいまいといえるでしょう。むしろ、普通や平均なんてものは「ない」に等しいのかもしれません。
桜井さんも、過去には普通や平均という考えに固執してしまったことがあるのでしょうか。
「この2つの落とし穴に落ちた瞬間にネガティブワールドに行く気がする」と、警報を鳴らしています。
ブログは反響を呼び、コメントには桜井さんと同じく幼い我が子を育てる親や、すでに子どもが自立した親から、多くのコメントが寄せられました。
・年齢によってできるようになることの基準はあると思います。でも、ご飯をよく食べてよく寝る子であれば、それだけで最高なのではないでしょうか。
・子育ての最中は、心に余裕がなくなってしまいがちですよね。ひと段落した後に「あの時の悩みはなんだったの?」ってなります。
・ある程度の目安や基準はあってもいいと思う。けれど、必要以上に気にするのは親の不安をあおるだけ。
子育てにはさまざまな悩みがあります。子どもの発達スピードを不安に感じる親も、いることでしょう。
しかし、コメントにもあるように、我が子とほかの子どもを比べて、必要以上に不安になってしまうのは精神的によくありません。
いま目の前にいる我が子に集中し、どんなささいな成長でも喜べるような、余裕のある世の中になってほしいものですね。
[文・構成/grape編集部]