天皇陛下、国民への『最後のお言葉』全文 「支えてくれた国民に心から感謝します」
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1989年1月8日に天皇陛下が即位されて以来、およそ30年間続いた平成がいま終わろうとしています。
天皇陛下が譲位をされることで、2019年5月1日から新しい元号の令和が始まります。
同年4月30日午前、天照大神をまつる皇居の宮中三殿の賢所(かしこどころ)で退位礼当日賢所大前の儀に臨まれた天皇陛下。
この儀式で、天皇陛下は午後に退位礼正殿の儀を執り行うことを報告されました。
在位中最後となる天皇陛下の『国民へのお言葉』
同日15時、皇居の宮殿にある松の間で、退位礼正殿の儀が行われました。
退位礼正殿の儀とは、天皇陛下の譲位を国民に明らかにし、最後に国民の代表に会われる儀式です。
儀式では、安倍晋三内閣総理大臣が天皇陛下へ挨拶と感謝の気持ちを述べ、深く一礼。
その後、天皇陛下はマイクに向かってこのようにお言葉を述べられました。
今日をもち、天皇としての務めを終えることになりました。
ただいま、国民を代表して安倍内閣総理大臣の述べられた言葉に深く謝意を表します。
即位から30年、これまでの天皇としての務めを、国民への深い信頼と敬愛をもって行いえたことは幸せなことでした。象徴としての私を受け入れ、支えてくれた国民に心から感謝します。
明日から始まる新しい令和の時代が、平和で実り多くあることを皇后と共に心から願い、ここに我が国と世界の人々の安寧と幸せを祈ります。
天皇陛下は壇上から降りる皇后陛下のお手を取り、集まった人々へ一礼されると、松の間からご退場されました。
『首相官邸』YouTubeより
この儀式の様子はYouTubeの首相官邸チャンネルで配信されたため、幅広い年齢層の国民が天皇陛下のお言葉を清聴したことでしょう。
儀式終了後、ネット上には「天皇陛下のお言葉に涙ぐんでしまった」「平成が終わるのを実感した」といった声や、天皇陛下への感謝の気持ちが多数投稿されました。
2018年12月23日に85歳の誕生日を迎えられた際、天皇陛下は会見で「平成が戦争のない時代として終わろうとしていることに、心から安堵しています」と話されました。
また、2019年2月24日に行われた天皇陛下御在位三十年記念式典式典では「天皇としてのこれまでの務めを、人々の助けを得て行うことができたことは幸せなことでした」とお気持ちを述べました。
およそ30年間、国を見守り、支えてくださった天皇陛下。今後も、変わらぬ穏やかな笑顔で皇后陛下と日々を歩んでいただきたいですね。
[文・構成/grape編集部]