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「それは教育じゃありません」 ダルビッシュ有、高校野球の現状にズバリ苦言

By - grape編集部  公開:  更新:

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議論を呼んでいる、高校野球の『投げすぎ問題』。「肩は消耗品」といわれるため、連投によって若くして選手生命を絶ってしまう可能性もあります。

『投げすぎ問題』は甲子園が始まるたびに話題になり、「投数制限を設けるべき」という声も上がっていますが、賛否両論のため現状は変わらずにいます。

ダルビッシュ有、高校野球の『投げすぎ問題』に持論を展開

2019年8月11日、プロ野球選手のダルビッシュ有さんがTwitterを更新。

甲子園が始まったことで今年も白熱する『投げすぎ問題』について、正直な気持ちをつづりました。

身体に支障が出るほどの負担を選手に強いる『精神論』の数々。「苦労をしてこそ強くなれる」「弱音を吐いてはならない」といった指導は、高校野球に限らず体育会系の世界では珍しくありません。

ダルビッシュ選手は、そういった指導に対し「それは教育ではありません」と持論を展開しました。

続いて、ダルビッシュ選手はあるべき指導の形について、このようにつづっています。

子供達を怪我から守るために最大限努力するのは当たり前の話です。

怪我にいいことはない。健康を維持する努力を前提とし、そこから勝つ為の努力を。

その中で育った子供達が大人になれば、将来野球に限らずあらゆる分野で良い指導ができると思います。

@faridyu ーより引用

身体にムチを打って高校野球で活躍しても、身体を壊してしまっては選手としての未来はありません。

世界で活躍しているダルビッシュ選手だからこそ、身体が何よりも大切ということを知っているのでしょう。

ダルビッシュ選手の投稿は拡散され、多くの共感する声が寄せられています。

・プロ野球と高校野球どっちも好きだけど、猛暑に苦しんで身体を故障させないと盛り上がらない世界なら見たくありません。

・こういった苦労を美徳とする人は、球児たちの未来を考えていないと思います。

・何ごとも時代に合った変化が必要ですよね。「昔は平気だった」っていうけど、いまは平均気温も違いますし。

・「完投したからすごい」「多く投げたから根性ある」で評価する年配の人が多すぎる。

一時の栄光や思い出よりも、続いていく子どもたちの人生が大切なのではないでしょうか。


[文・構成/grape編集部]

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出典
@faridyu

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