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樋口可南子の現在 『エンシェント・ワン』役で声優も

By - grape編集部  公開:  更新:

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樋口可南子

年を重ねても変わらない、透明感のある美しさが魅力的な樋口可南子(ひぐちかなこ)さん。数々の受賞歴がある、日本を代表する俳優の1人です。

ここでは、そんな樋口可南子さんの出演作品やファッション、愛犬のことなどを詳しくご紹介します。

樋口可南子は日本を代表する映画俳優の1人

ソフトバンクのCMに出演し、『白戸家のお母さん』としておなじみの樋口可南子さん。

ソフトバンク新CM発表(左から)白戸家のお父さん、杉咲花、竹内涼真、樋口可南子 2017年

ソフトバンク新CM発表(左から)白戸家のお父さん、杉咲花、竹内涼真、樋口可南子 2017年

数々の人気映画にも出演し、『日本アカデミー賞』優秀主演女優賞をこれまでに3度受賞した、日本を代表する映画俳優でもあります。

1980年公開の映画『戒厳令の夜』で『第18回ゴールデンアロー賞』新人賞を受賞。その後、1983年『卍』、1987年『ベッドタイムアイズ』、1989年『座頭市』などの話題作に次々と出演。1991年には映画『陽炎』『四万十川』に出演し、『第15回日本アカデミー賞』で、自身初の優秀主演女優賞に選ばれました。

2015年公開の映画『愛を積むひと』 では、『第40回ブリュッセル国際映画祭』コンペティション部門最優秀女優賞を受賞。世界的にも名が知られることとなりました。

『愛を積むひと』予告篇

樋口可南子は『エンシェント・ワン』で声優としても活躍

樋口可南子さんは、2017年公開のマーベル・スタジオ製作のアクション映画『ドクター・ストレンジ』で、洋画の吹き替えにも挑戦しています。

本作は、『神の手』と呼ばれていた両腕の機能を失った天才外科医ドクター・ストレンジが、魔術の修行の果てに甦り、世界の滅亡を阻止するための戦いに巻き込まれていく、という物語。

樋口可南子さんは、ドクター・ストレンジを導く魔術の師匠・エンシェント・ワンの声を担当しました。

エンシェント・ワンは、若々しい見た目と数百歳という実年齢をもつ、剃髪の美しい女性。予告編を観た樋口可南子さんは直感的に、この役をやりたいと思ったのだそうです。

剃髪の経験や腕を組む癖など、エンシェント・ワンと自身との共通点もあるという樋口可南子さん。ファンの間でも「ハマリ役だ」と、好評を博しました。

樋口可南子さんは、2019年に公開されたアベンジャーズシリーズの最新映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』にも、エンシェント・ワンの吹き替えで出演しています。

樋口可南子は今も変わらぬ美しさ! ファッションも評判

2018年に60歳を迎えた樋口可南子さんですが、透明感のある美貌は健在。2017年には資生堂・表情プロジェクトのCMに出演し、ナチュラルな美しさでファンを魅了しました。

ファッションリーダーとして、女性ファッション誌に登場することも。2015年発売の『大人のおしゃれ手帖7月号』(宝島社)では、樋口可南子さんを表紙に起用し、40代、50代からの心地いい暮らしを特集。樋口可南子さんのファッションや、京都の自宅で季節のうつろいを感じながら暮らすライフスタイルが紹介されました。

樋口可南子さんは誌面で、年齢を重ねたことで経験と知識が増え、感受性がより豊かになっていると語っています。若い時より疲れやすくなったものの、きれいなものを見ると力が湧くようになったのだそう。そんな樋口可南子さんの自然体の美しさや暮らしかたには、憧れるファンも多いようです。

樋口可南子は着物に関する書籍を多数出版

TVや映画に和装で登場することも多い樋口可南子さん。着物について知識を持ち、雑誌『和楽』(小学館)では『樋口可南子の古寺きもの散歩』を連載していました。着物に関する、次のような書籍も出版しています。

『樋口可南子のきものまわり』(集英社)

夫・糸井重里さんと共に考え、女性誌『メイプル』(集英社)で連載されていた人気企画『きものまわり』をまとめ、加筆や書き下ろしを加えた1冊。着物をめぐる25編の物語と、美しい着物が収められています。

樋口可南子のきものまわり

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『樋口可南子のものものがたり』(集英社)

『きものまわり』の姉妹本。京都を愛し京都に数寄屋造りの住まいを建てた樋口可南子さんが、カジュアルな着物姿で京都やその周辺の美しいものやおいしいものを巡ります。

樋口可南子のものものがたり

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『樋口可南子の古寺散歩』(小学館)

樋口可南子さんが着物姿で15の古寺を巡る、情緒あふれる写真が楽しめる本。コラムや古都散策の章もあります。

樋口可南子の古寺散歩 (和樂ムック)

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樋口可南子の愛犬・ブイヨンがファンから愛される

ブイヨンは、樋口可南子さん・糸井重里さん夫妻がかわいがっていた、ジャックラッセルテリアという犬種の女の子です。

過去には、樋口可南子さんと一緒に、雑誌『grazia』(講談社)に登場したことも。

糸井重里さんが発信する『ほぼ日刊イトイ新聞』のコンテンツでは、日々ブイヨンの愛らしい姿が報告され、ファンからも愛されていました。

ブイヨンと樋口可南子さんとの出会いは、知人のブログに掲載された写真を夫から見せられたこと。その時、樋口可南子さんは、「どうしてもこの子たちに会いたい」と思ったのだそうです。

夫婦で話し合いを重ね、数々の問題をクリアして、ブイヨンを家族に迎えました。

ジャックラッセルテリアは、猟犬として作られた品種。そのため、ブイヨンも活発でやんちゃな性格でした。

ボール投げと散歩が好きで、地下鉄3駅分もの距離を歩いたこともあったのだそう。カラスを追いかけて、冬の池に落ちたこともあったのだそうです。

書籍『ブイヨンの日々』(東京糸井重里事務所)には、ブイヨンの『人間のおかあさん』樋口可南子さんのインタビューが、たっぷりと収録されています。

残念ながらブイヨンは、2018年3月に、病気のため死去。現在は、ブイヨンの妹分・ブイコが、新たな家族として夫妻と一緒に暮らしています。

ブイヨンの日々。 (ほぼ日ブックス)

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樋口可南子の現在・これから

樋口可南子さんは現在、ソフトバンクのTVCM・白戸家『映画を観る』篇や、ソフトバンクのウェブサイトで、その姿を見ることができます。

ソフトバンク CM 白戸家『映画を観る』篇

また、吹き替えで参加し、2019年4月に公開された映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』も、大反響を呼びました。

今後は、どのような作品に出演し、どんな姿を見せてくれるのか楽しみですね。これからも、樋口可南子さんの活躍に期待しましょう。

樋口可南子 プロフィール

生年月日:1958年12月13日
出身地:新潟県
身長:167cm
所属事務所:ユマニテ

1978年、俳優としてデビュー。1980年に映画『戒厳令の夜』でゴールデンアロー賞新人賞を受賞。1983年『卍』、1987年『ベッドタイムアイズ』などの話題作に多数出演する。2015年、映画『愛を積むひと』 で第40回ブリュッセル国際映画祭コンペティション部門最優秀女優賞を受賞。2017年公開のアクション映画『ドクター・ストレンジ』では、声優に初挑戦。好評を博した。


[文・構成/grape編集部]

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出典
『愛を積むひと』予告篇30秒ソフトバンク CM 白戸家「映画を観る」篇(30秒)

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