古墳時代の土器に刻まれた猫の肉球跡 「大昔から猫は自由気ままか」 By - grape編集部 公開:2019-10-29 更新:2019-10-29 博物館歴史 Share Post LINE はてな コメント ※写真はイメージ 福島県立博物館がTwitterに投稿した、古墳時代後期の遺跡から出土した『はにわ』に注目が集まっています。 なんの目的で作ったの? はにわといえば、人や馬などの形をイメージしますが、福島県立博物館が投稿したはにわは、なんとムササビ! 【あにまる×Zoom!】千葉県成田市の古墳時代後期の遺跡から出土したムササビのはにわ。数ある動物はにわの中でムササビを造形したものは唯一これだけです。それほど身近な動物でもなく、狩りの対象でもないムササビくん。どうしてはにわになったのでしょうか、本人も驚いているような顔をしています。 pic.twitter.com/Cx98Yohrn9— 福島県立博物館【公式】 (@fukushimamuseum) October 18, 2019 数ある動物のはにわの中でも、ムササビの造形をしたものはコレだけなのだそうです。 なんとも愛嬌のあるムササビの表情に、多くのコメントが寄せられました。 ・ムササビがかわいかったのでしょうね。職人さんの遊び心かな。 ・かわいい、部屋に飾りたい!レプリカでも作れば売れそう。 ・飛んでいる姿を表現していることに驚きますが、一体何の目的で作ったんでしょう…。 ・民間信仰の対象がムササビだったのかな。古代のロマンを感じる。 福島県立博物館では、2019年11月17日まで企画展『あにまるず ANIMAL×Zoo どうぶつの考古学』を開催。 ムササビのはにわ以外にも、古墳時代終末期に作られた器に残っている猫と考えられる足跡やクマ型の土器なども展示されています。 【あにまる×Zoom!】兵庫県姫路市で出土した古墳時代終末期の須恵器。「ネコ踏んじゃった文様」とでも言いましょうか、器が生乾き状態の時にネコが踏んだと考えられ、肉球の跡がくっきり残っています。須恵器工房にいたネコの仕業でしょうか。今と変わらない自由気ままなネコの姿が思い浮かびますね。 pic.twitter.com/fTH2Kcn44T— 福島県立博物館【公式】 (@fukushimamuseum) October 19, 2019 【あにまる×Zoom!】岩手県花巻市の遺跡から出土した弥生時代前期のクマ形土器。大きくあけた口には歯をイメージした刻み目も施されていますが、怖いというより何だかゆるキャラのような可愛らしさがありますね。胸の部分にU字状の線があることからツキノワグマを表していると考えられます。 pic.twitter.com/SJCBTeeRTg— 福島県立博物館【公式】 (@fukushimamuseum) October 14, 2019 古代の人たちと動物たちにどのようなつながりがあったのかなど、動物の造形品を見ながら過去に思いをはせるのも楽しそうですね。 [文・構成/grape編集部] 出典 @fukushimamuseum Share Post LINE はてな コメント
福島県立博物館がTwitterに投稿した、古墳時代後期の遺跡から出土した『はにわ』に注目が集まっています。
なんの目的で作ったの?
はにわといえば、人や馬などの形をイメージしますが、福島県立博物館が投稿したはにわは、なんとムササビ!
数ある動物のはにわの中でも、ムササビの造形をしたものはコレだけなのだそうです。
なんとも愛嬌のあるムササビの表情に、多くのコメントが寄せられました。
・ムササビがかわいかったのでしょうね。職人さんの遊び心かな。
・かわいい、部屋に飾りたい!レプリカでも作れば売れそう。
・飛んでいる姿を表現していることに驚きますが、一体何の目的で作ったんでしょう…。
・民間信仰の対象がムササビだったのかな。古代のロマンを感じる。
福島県立博物館では、2019年11月17日まで企画展『あにまるず ANIMAL×Zoo どうぶつの考古学』を開催。
ムササビのはにわ以外にも、古墳時代終末期に作られた器に残っている猫と考えられる足跡やクマ型の土器なども展示されています。
古代の人たちと動物たちにどのようなつながりがあったのかなど、動物の造形品を見ながら過去に思いをはせるのも楽しそうですね。
[文・構成/grape編集部]