「あんまりだ」「悲しすぎる」 感染症流行のため、志村けんへの献花が自粛要請される
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- 出典
- 東村山市
世界中で猛威を振るい、多くの感染者と死者を出している新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)。
2020年3月29日には、コロナウイルスに感染していたタレントの志村けんさんが肺炎によって亡くなりました。遺骨は兄の志村知之さんが受け取り、出身地である東京都東村山市に帰郷しています。
命を奪うだけでなく、追悼の妨げにもなっているコロナウイルス
志村さんは、バラエティ番組『8時だョ!全員集合』(TBS系)の『少年少女合唱隊』で、東村山市のローカル曲『東村山音頭』をアレンジして披露。東村山市の名を全国に広めました。
市は志村さんの功績を称え、感謝状を贈呈。また1976年には、村山駅東口のロータリーに市の木であるケヤキが3本植樹され、『志村けんの木』と呼ばれるようになったそうです。
志村さんの死を悼む人々がこの場所を訪れたことから、市は同月30日から一時的に献花台を設置。
ファンが手を合わせる姿は多数のメディアで報道され、人々の胸を打ちました。
しかし、コロナウイルスの感染拡大防止のため、市はファンに向けて自粛を要請することに。
東村山市のウェブサイト上で、次のような渡部尚市長のコメントを掲載しています。
人が押し寄せ、密集すれば、コロナウイルスに感染する恐れがあります。祈りを捧げる場が必要であったとしても、市は自粛を要請せずにはいられなかったのでしょう。
大規模な追悼式はもちろん、ささやかな献花すらコロナウイルスに邪魔をされている状況。志村さんの死を悼む場が限られ、ファンはいっそう悲しみを深めています。
・献花台に行きたいのにそれもできないなんて!
・あんまりだ。コロナウイルスのせいだって分かってはいるけど、悲しすぎる。
・献花で感染者が続出したら、志村さんも浮かばれないからね、正しい対応だ。でもさ…。
・コロナウイルスが落ち着いてからでないと『お別れ会』もできないとか、どれだけ先になることか。
・なんにせよコロナウイルスが憎いです。
コロナウイルスの流行によって、大切な人の命から、生活の中のさまざまなものまで奪われています。
悼む場を失うと、心の中で悲しみと折り合いをつけることが難しくなるもの。しかし、志村さんはファンが笑顔になることを何よりも望んでいるはずです。
どれほどこの状況が続くのかは分かりませんが、いつか来る収束の日を思って、毎日を前向きに過ごしていくしかないでしょう。
志村さんの追悼式や献花を安全に行える日が、1日でも早く訪れるように多くの人が願っています。
[文・構成/grape編集部]