あまりのスケールの大きさに価値観が変わるかも? 星のサイズ比較動画
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※写真はイメージ

数日がかりで撮影を続けて… 高校生の努力が結実した『幻の銀河』の1枚3200万光年の彼方にあるとされ、暗さや判別の難しさから『幻の銀河』と称される『ファントム銀河』。22025年11月、東京都立立川高校天文気象部員が、幻想的な渦巻き状の銀河の撮影に成功しました。

太陽で巨大な爆発が起きて… 北海道で見られた光景に「これはすごい」2025年11月12日の夜、太陽の巨大な爆発によって、北海道で観測された赤いオーロラ。摩周湖のあいす(@mashukoice)さんがとらえた、天の川と『共演』する幻想的な1枚が、Xで大反響を呼びました。






太陽や夜空の月や星を見て、「どのくらいの大きさなんだろう」と考えたことはありますか。
地球の周りを回っている月が地球より小さく、太陽は地球より大きいことは常識として、天空のまばゆい星たちがどれくらい大きいかを知る人は少ないのではないでしょうか。
そこで、見てみたいのがこちらの動画です。
この動画は、宇宙や科学に関連するビデオを作成したり、宇宙の物事を比較したりするYouTubeチャンネル『Harry Evett』が作成した『宇宙サイズ比較 3D』。
宇宙に存在する数多の星の中から、月や地球、太陽を始め、主に星座でよく知る星をピックアップして、直径を比べています。
この動画によると月(The Moon)は直径約3500km。この距離は日本列島とほぼ同じ。
そして、木星の衛星であるカリスト(Callisto)、水星(Mercury)、火星(Mars)、金星(Venus)と続いて、我らが地球(Earth)は直径約1万3000km。月と比べると、直径は約3.7倍になります。
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そして、ケプラー22b、海王星(Neptune)、天王星(Uranus)、土星(Saturn)、木星(Jupiter)、ケンタウルス座の星であるプロキシマ ケンタウリと続いて、やっと出てきたのが太陽(The Sun)。
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動画によると太陽の直径は約140万km。地球のおよそ107倍!
しかし、これで大きいと驚いてはいられませんでした。太陽の後にも次々と有名な星座の星が登場します。
おおいぬ座の星の1つシリウス、こと座の星で織姫星として知られるヴェガ 、牛飼い座の星アークトゥルス、オリオン座の星リゲルとベテルギウスなど。
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そして、この動画の中では一番大きい恒星、たて座UY星(UY Scuti) が現れます。直径は約24億km。つまり地球の約19万倍近くにもなり、地球はおろか太陽でさえ、影も形も見えなくなってしまいました。
その後はたて座UY星よりもさらに大きなブラックホールが続き、さらには…ここまでくると想像を超える大きさに思考が追いついていかないかも。
壮大なスケールを分かりやすく伝えた、この動画に海外からもさまざまなコメントが寄せられます。
・今まで見た中で一番短いホラー映画でした。
・やっと気付きました。人間の傲慢さは地球に限ったことだ、と。
・私たちは、宇宙の埃の埃の埃の埃だ。
実は約2年半前に公開された動画なのですが、想像を絶する大きさ比較のインパクトに、今もなお次々とTwitterなどで拡散され、再生数は累計5100万回を超えるほど。
もちろん、日本からもさまざまな感想がつぶやかれています。
・初めて見ました。でっかいでっかい!!そしてちっさいちっさい。なんかスッとしました。
・自分がちっぽけすぎて怖くなってきた。
・天王星がこんなに大きいとは知らなかった。
新型コロナウイルス感染症の拡大が、いつ収束するかが分からず不安な日々を送っている今だからこそ、この動画を見てみてはいかがでしょう。
想像を絶する宇宙の大きさが、新しい価値観を与えてくれるかもしれませんよ。
[文・構成/grape編集部]